ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

国際親善試合 日本×トリニダード・トバゴ

2006年08月10日 01時36分33秒 | 観戦記録
キリンチャレンジカップ2006
日本 2-0(2-0,0-0) トリニダード・トバゴ
2006年8月9日
国立競技場

オシムジャパンの初陣は、満足なメンバーが選出できず、代表というよりはJリーグ選抜という様相。準備期間の短さも手伝って、期待するものは何もなかったが、本当に何の満足も得ることはなかった。周囲の雰囲気や帰宅後に見たスポーツニュースでは会心の勝利という喜ばしい結果のようなのだが、何か別の試合でも観てたのだろうかという、少し取り残された感じだ。ワールドカップの結果を「まあこんなものだろう」と受け止めている僕と、そうは感じていない者の差なのだろうか。

オシムのサッカーについて「考えるサッカー」「走るサッカー」と言われているが、大前提として必要なのは基本的な技術である。田中隼磨のトラップは判断のスピードを帳消しにするだろうと思ったのだが、オシムはどう判断しただろうか。

日本の中盤は基本的には底に鈴木啓太、左右のインサイドハーフにアレックスと長谷部、トップ下に山瀬が入った4-3-1-2システム。ボールを奪って攻撃を仕掛けようにも前線の人数が相手よりも少なく、得点の気配がほとんど感じられなかったのは、このシステムの悪い部分が出たといえるだろう。
2トップとトップ下の3人だけでの攻撃が目立ったが、それではシュートに持ち込むことさえ難しく、何度か大きなチャンスを迎えたのはサイドバックや中盤の選手が攻撃に参加した時であることからも、今後の戦術の徹底が望まれる。
このシステムで固定するということはないだろうが、今野の存在が指揮官にこのシステムを採用させる可能性は決して低くないと思われる。低い位置から攻撃を組み立てられる阿部と併せて、二人の合流を楽しみに待ちたい。

とまあ、新しく加わるであろうメンバーを想像すると楽しめるのだが、この試合だけで語ろうとすると、両チームともに守備的でつまらなかったと結論せざるを得ない。また、一試合だけで判断する訳にはいかないが、期待された小林大悟と長谷部は、試合の流れへの乗り方で明暗を分けた感じだ。
そして何といっても、この日のメンバーではアレックスは別格であったということを思い知らされた。

2006年の観戦試合数: 10


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