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SimVim Cockpits

2018年12月16日 | フライトシム
以前ブログで紹介した ArdSimXですが、現在新しいプロジェクトとして SimVim Cockpitの開発が進んでいます
以前はプロジェクトへの寄付により限定参加ができるようになっていましたが、現在は安定板のみ無料でダウンロードができるようになりました
(現在の開発バージョンは 0.9.28 です)

ArdSimXとの違い
従来の ArdSimXと SimVimCockpitの違いは、大きく2つあります

ArdSimXは、複数の Arduinoを使って入出力をコントロールするという考え方ですが、SimVim Cockpitは 1個の Arduinoをホストコントローラーにして
可能な限りの入出力をコントロールしようという考え方で作られています

画像:SimVimCockpit

Arduino本体には入出力I/Oの数に限りがあるため、ArdSimXでは入出力に必要な個数分 Arduinoを用意する必要がありましたが
Arduinoも1個あたり数千円するので結構なコストになってしまいます
反面、SimVimCockpitで推奨されているI/Oを拡張するマルチプレクサICは基板込みで 1個数百円程度で入手することも可能なので
大幅なコスト削減が可能です

画像:SimVimCockpit


もう一つの違いは、WEB上のコンフィグツールのみで全ての設定を行うという部分です

ArdSimXでもWEB上のコンフィグツールを利用して ある程度設定を行う仕組みですが、複雑なデバイスの動きは ユーザーが
独自に Arduinoにスケッチを書き加えてカスタマイズする必要がありました

前回 ArdSimXを使って製作中だった ElectricPanelも、DC/ACセレクタースイッチの条件によって表示内容を変える必要があったため
独自にプログラムを書いていましたが、SimVim Cockpitではこの行程が削除されており、複雑な動きも含めて全てWEB上のコンフィグだけで
完結させるということになっています
なので、手作業で Arduinoにスケッチをコンパイルして書き込むという作業がなくなり、Arduinoへのファームウェアの書き込みは
X-Plane11を起動後、SimVimCockpitプラグイン上から直接行われるようになりました


また、ver0.9.18で Arduinoとのシリアル通信ドライバが更新され、各パラメーターの更新の際にプラグインを再読み込みする必要がなくなりました
ver0.9.17以前かなり不安定で、コンフィグデータの再読み込み中に Arduinoが反応しなくなったりしていたのですが、現在はかなり安定しています


制作中のElectricPanelについて・・
SimVimCockpitのWEBコンフィグツールでは、まだ全ての航空機のパラメータは実装されていませんが
B737をはじめ、いくつかの機体専用のパラメータが徐々に追加されています(パラメータの実装状況は、こちらのページで確認できます)
バージョンアップ毎に対応するパラメータは増えてきていますが、Ver0.9.23で ElectricPanel回りのパラメータが追加されました

SimVimでは、基本的に X-Plane11の Datarefsパラメータに対応するのですが、一部の機体(特に B737 ZiboMOD)や
ElectricPanelのような一部特殊なパラメータは、専用のSimVimカスタムパラメータが提供されています


今のところまだ完全に動作しきれていない(ゲーム内のElectricPanelの表示と相違がある)のですが、バージョンアップ毎に
良くなってきているので、これまで ArdSimX用に合わせて制作していた ElectricPanelは、SimVim用に仕様を変更しようと思います


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