サッカー日誌 / 2012年05月01日


モンテディオ山形の健闘


J2第11節 
東京ヴェルディ 0対2 モンテディオ山形
(4月30日 味の素スタジアム)

★混戦のJ2上位争い
 今シーズン(2012)から、J1とJ2をできるだけ別に日に行うことになったので、J2の試合を見に行きやすくなった。ゴールデンウイーク入り3日目の4月30日、東京ヴェルディ対モンテディオ山形を見に行った。
 前節まで、湘南ベルマーレが勝ち点25で頭一つ抜け出し、山形が勝ち点22で2位。山形は勝って首位争いの足場を固めたいところである。
 ヴェルディは勝ち点19で4位とちょっと後退している。ここで勝って上位に踏み留まらなければならない。
 この試合は夕方の午後5時キックオフだった。首位の湘南は午後2時キックオフで愛媛とアウェーで対戦し、1対2で敗れていた。そのことが分かっていた。上位争いは混戦模様である。それだけに両チームとも、絶対に勝ちたい試合だった。

★セットプレーを生かした山形
 試合は前、後半ともヴェルディが攻勢だった。シュート数は前半8対2、後半8対3とヴェルディが断然、多かった。しかし、ゴールになりそうな鋭いシュートは少なかった。
 山形は、シュートは少なかったが、数少ない攻めの機会を生かした。前半終了近くの40分、山形の秋葉勝の鋭いミドル・シュートをヴェルディのゴールキーパーがはじき出した。そのコーナーキックが萬代宏樹のヘディングにぴたりと合って山形が先取点。これが勝敗の分かれ目になった。
 試合ごとに報道陣に配られる「メディア・ガイド」のなかに試合分析の統計が載っている。
 それによると、前節までの山形の14得点のうち、6得点がセットプレーからである。押されぎみの試合で得点をあげるには、コーナーキック、フリーキック、スローインなどは貴重な機会である。

★ヴェルディに手痛い黒星
 リードされたヴェルディは、後半さらに積極的に攻めに出た。しかし、山形は冷静に守って、その裏をついた。
 後半24分、自陣深くからのフリーキックをゴールキーパーが大きく蹴り、最前線に残っていた中島裕希が受けてすばやく捌いて2点目を決めた。ボールコントロールの巧みさとすばやさがみごとだった。
 山形は5連勝でトップの湘南に勝ち点で並んだ。ヴェルディは地元で優勢に試合を進めながら勝てなかった。大きな痛手である。
 山形は30歳前後のベテランが多い。日本代表に選ばれたようなスター選手はいない。しかし、適切な補強をして、その戦力を生かしている。ゴールデンウイークの連戦を乗り切れれば優勝争いに生き残る可能性が強い。

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