サッカー日誌 / 2011年07月04日


ドイツが決勝トーナメント進出


女子ワールドカップ観戦日誌(7)

6月30日(木) <A組>
ドイツ 1対0 ナイジェリア(20:45 フランクフルト)
フランス 4対0 カナダ(18:00 ボーフム)

★フランクフルトに戻る
 取材の根拠にしているフランクフルトの「ビバ!ハウス」に5日ぶりに戻ってきた。ベルリンの開幕試合のあと、ボーフム、メンヘングラッドバッハ、レバークーゼンとドイツ西部の地方都市の会場をまわったのは、なかなか有益だった。地方の中小都市に立派なサッカー・スタジアムがあり、クラブや地域のスポーツ施設があり、多くのボランティアが、わがことのように女子サッカーのワールドカップを支えている。ドイツのスポーツの広く、しっかりした裾野を見たように思った。大会が終わったら改めてドイツのスポーツと社会を勉強したい。
 さて、フランクフルト。ここはベルリン同様、大都市である。欧州の金融の中心であり、大きな国際ハブ空港を持つ交通の要衝である。サッカーがとくに盛んで強い町である。とくに女子サッカーでは古い歴史があり、名門のクラブがある。

★にぎやかに「ファンフェスタ」
 緑に囲まれた「森のスタジアム」は、打って変わった「お祭り気分」だった。
 6日前に来てみたときは警備員がポツリといただけだったが、この日は正面に通じる通りの両側に、観衆が参加できる出し物やショウの掛け小屋が作られ、お土産屋が繁盛している。5年前にドイツで開かれた男子ワールドカップのときにはじまり、世界に広がった「ファンフェスタ」である。
 ウイークデーで地元ドイツの試合のため、午後8時45分の遅いキックオフで、試合が終わるのは、10時半を過ぎる。日の落ちるのが遅い夏のドイツでも、暗くなるころだが、家族連れの観衆がスタンドを埋めていた。
 優勝を期待されているドイツは、ナイジェリアから1点を奪っただけで辛勝。それでも満員の観衆は大喜びだった。

★スターのプリンツが不調
 この日からグループリーグの2巡目に入り、ドイツは2勝して決勝トーナメントに進出を決めた。しかし試合ぶりはよくない。地元の大観衆の前で優勝を期待されているため硬くなっているのかもしれない。あるいは決勝戦を目標に、最初から飛ばすのを避けて、じょじょに調子を上げていくつもりかもしれない。
 最前線のストライカーのプリンツの動きが少ないのが気になった。プリンツはドイツの女子サッカーを代表してきた33歳のベテランだが調子がよくないようだ。開幕試合でも、この日の試合でも、後半のはじめに交代して引っ込んだ。フランクフルト出身のスタープレーヤーなので、先発からはずしにくいのかもしれない。
 A組のもう一つの試合では、フランスがカナダに4対0の大勝。決勝トーナメント進出を決めた。


フランクフルト・スタジアム前の「ファンフェスタ」。





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