近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「ホウオウゴケ」 鳳凰の羽

2006年12月08日 11時06分57秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で採取できる水草等の紹介、今日の1塊?はホウオウゴケ。滋賀県東部の渓流で発見しました。滝の下を流れる日影の渓流で、大きな岩に張り付くようにして群生していました。黄緑色葉が鳥の羽の用に浮き上がった姿から、ホウオウゴケだと思います。周りにはカワゴケ類も群生していましたので、それぞれ少量ずつ持ち帰りました。
<データ>
名前:
ホウオウゴケ
分布:
 滋賀県東部で確認 
体長:
 葉長?で50mm~100mmくらい 
生息:
 渓流などの水が綺麗な濡れた岩場 
特徴:
 漢字で「鳳凰苔」と書く蘚類。鳳凰の尾の羽をイメージさせるため、この名が付いた様です。葉は複数の細胞層から成り、コケ植物としては比較的大型になります。コケ植物なので乾燥には弱いです。テラリウム、アクアリウム用に販売されているのを見かけることがあります。類似種のホソホウオウゴケと比べると、葉幅が倍ぐらいあります。
参考・引用文献
私見:
 ホウオウゴケ、良いネーミングだと思いませんか?私は好きです。
採取:
 素手で一掴み程度切り離す。
育成:
 水槽に水を張り、石や流木に釣り糸で巻き付け沈めます。テラリウムの場合、水上で乾燥しないように気を付ける。渓流などに生えているため、強い光量や高水温は避けた方が良いかもしれません。
動画:

画像:
          
    
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きつね)
2006-12-08 23:28:08
見たこと無いように思います。
かわいいコケですね。水中に沈めると、どんな感じなんだろう。
返信する
Unknown (ryu-oumi)
2006-12-09 08:07:17
>きつねさん
 一時期、色んなコケを山から採集していまして、庭に植えていたことがあります。そのときは、水中栽培できるとは思っていなかったのですが、最近テラリウムで使われていることを知って、再び採集した次第で御座います。
 小さい魚やエビ水槽向きでだと思います。
返信する
格好いい…… (うみへび)
2006-12-09 23:00:01
しっかりとした姿がりりしいですね。
コケとはいえ、水中栽培も出来るのですか。

少し硬めに見えますがどうでしょうか?
硬めだと、フナなんかが食べず
フナ水槽などに入れてもいいかもって思うのですが。
(うちのフナコイはカモンバもアナカリスもマツモも
ガンガン食べますから……)

名前は、鳳凰の尾とか羽から付いた名前なのでしょうか。
名前を付けた方は、素敵なセンスをお持ちですね。
返信する
Unknown (ryu-oumi)
2006-12-11 08:23:11
>うみへびさん
 コケとしてはやや硬めですが、基本的に軟らかい為、フナの食害に合うかもしれません。現在のところ、他の水草(キクモ、マツモ)の方が美味しいようで食害にはあっていません。

 鳳凰苔って名前がいいですよね、名前を聞くと「なるほど!」と思う見た目ですしね。
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