近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

NO.27「ゲンゴロウブナ」 元は琵琶湖淀川水系固有種でした

2006年12月12日 08時48分14秒 | 滋賀県の淡水魚紹介
 滋賀県に生息する淡水魚の紹介、今日の1匹はゲンゴロウブナ。湖南の河川でオイカワ等と一緒にダンボールに入って居ました。恐らく野生種だと思いゲンゴロウブナと書きましたが、どこかから逃げてきた、若しくは放流されたヘラブナかもしれません。ギンブナよりも体高があるのでどちらかだと思います。予想外の大物が捕れてしまいました。このサイズを飼育するスペースは無い為、撮影後は勿論放流して上げました。(画像は湖西の琵琶湖で拾った死体です)
<データ>
名前:ゲンゴロウブナ
分布:琵琶湖とその周辺 
体長:250mm程度の死体を確認 
生息:河川の下流域から中流域、湖沼、水路、溜め池など緩流域や止水域の中層
     
特徴:
 漢字で「源五郎鮒」と書く琵琶湖固有種の鮒。形状は体高が高くて菱形風ですね。体色は背面は灰褐色、側面は銀褐色ぽいですね。産卵期は春~梅雨辺りでして、大雨後に大群で、岸近くの水面に浮かぶゴミや水草に産卵するらしいです。主食の植物プランクトンを濾し取る為、鰓耙数が100を超えるそうです(正確にはこの鰓耙数を数えなくてはゲンゴロウブナの判別ができない)。釣りで御馴染みのヘラブナの原種(ヘラブナは養殖された飼育種ことらしい)で、余り食用には向かないようです。
参考・引用文献
私見:
 ゲンゴロウとヘラは異名の同種だと思っていました~
採取:
 深みの抽水植物まわりを掬う(危険ですから注意して!)
飼育:
 ギンブナの飼い方と同様でよいと思います。サイズ的には50cmを超えることもあるので1200mmから1500mm水槽が必要でしょう。野外なら、アオミドロいっぱいの池を作って飼育できます。餌は、動物性のものより練り餌状のものを与える方が良いでしょう。基本的には室内飼育向きでは無い様に思います
動画:

画像:

放流されたヘラブナ?  
   
 
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2 コメント

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中学校時代 (BALTAN(バルタン))
2006-12-13 07:10:46
昔ね中学生だったころによくね、魚釣りに出かけた。
目的は鯉を釣ることだけなんだけど、結果・・・ふなしか釣れない。

毎回そうだった・・・
野ゴイという「練り餌」を買って前日に練る。
粘りがでるように、少し片栗粉を入れて練る。

そんなことが楽しかった中学時代を思い出しました。
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Unknown (ryu-oumi)
2006-12-13 07:58:30
>バルタンさん
 私は中学生の頃は、ミミズでナマズを狙っていましたが、この頃には、ブルーギルが良く掛かっていました。
 最近では、鯉や鮒を釣る中学生を見かけませんね。殆どがブラックバスばっかりで、練り餌を練ることも生餌を付ける事もしませんね。
 練り餌を練り、浮きを浮かべて待つというのも面白いのですがね。(という私も最近釣りをしていないのですが)
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