近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「エビモ」 エビの巣なのか?

2007年03月01日 08時30分09秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水草等の紹介、今日の1株はエビモ。渓流近くでニジマスを捕っている最中に偶然、エビモの群生を発見しました。全国で一般的な種ですが、最近ではコカナダモ、オオカナダモ等の外来種が多く、見かける機会が減って来たのではないでしょうか?
<データ>
名前:
エビモ
分布:
 琵琶湖、滋賀県全域 
体長:
 葉長100mm前後 
生息:
 砂泥質底の小川や水路の緩流域や止水域 
特徴:
 漢字で「蝦藻」と書く、沈水生の多年草。形状は長く平たい葉が波打っています。葉の中央には葉脈が顕著に現れ、葉先は丸い事が多いです。葉の色は淡い黄緑色で茎は少し赤身のある白色系。花期は夏頃で、茎と同色の穂状花を付けました。初夏には水中茎の先端に硬い殖芽をつくりました。地域差かもしれませんが、流水域型と止水域型がいるという話を見たような記憶が・・・。(私の見つけたのは恐らく流水域型?)類似種にヒロハノエビモオオササエビモがありますが、どちらも葉の幅が広いですね。
参考・引用文献
私見:
 エビモのエビはエビが好むからと聞いた記憶が・・・
でもエビモでエビは余り捕れないような気がします。
採取:
 根元、若しくは茎の途中から採取します。
飼育:
 水槽内の底床に根若しくは茎を埋め込みます。流水域型なら水温が高いと溶けてしまうことが有りますので注意(逆に止水域型は低水温に注意?)。光量は強めに与える方が良いかも知れません。
動画:

画像:
        
     エビモの生息環境。この川にはアマゴがいるので冷水域。
        
        
     07.09.26追加画像。こちらも冷水域で採取したものです。
        
     08.06.05追加画像、エビモの殖芽。

        
        
     09.02.11追加画像。越冬芽から発芽したエビモ。     

        
        
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     09.06.19追加画像。蕾と花と越冬芽。


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2 コメント

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Unknown (きつね)
2007-03-01 23:02:22
昨年、エビモをあっさりと枯らしてしまったきつねです。かわいいのですが、光量・水温の問題など難しいですよね。
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水温 (ryu-oumi)
2007-03-02 07:58:43
>きつねさん
 冬は大丈夫ですが、夏場の高水温期が心配ですね。アナカリスやマツモは楽なのですが、偶には違う種類をと思い現在栽培中です。
 誰かが齧っているいるため、少し葉が痛んでしますが。
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