冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

熊野古道・小辺路を歩く5 (三浦口より西中)

2006年04月25日 23時45分56秒 | 大峰奥駈道・熊野古道


          三浦口より三浦峠を越して西中バス停       (鳥瞰図提供:JAC会員の中島 隆さん)



日本山岳会関西支部の記念行事「紀伊山地の参詣道シリーズ」を歩くシリーズで、
先月と、今月で小辺路をJACの皆さんと一緒に歩かさせてもらいました。
これまでも,吉野大峰奥駈道,大雲取越・小雲取越え,中辺路,果無山脈など
紀伊山地のロングな参詣道を歩きました。(残念ながら,昨年末の伊勢路は欠席)
また秋には再び「参詣道シリーズ」で伊勢路、大辺路など歩けそうなので楽しみです。




4月22日近鉄八木駅(8時)よりバスをチャーターして、三浦口(10時半)へ。
三浦峠登山口に架かる趣きのある鉄製のつり橋・船渡橋を渡ってスタート。
つり橋は70mほどあり、見た目頑丈そうですが結構揺れました。



橋を渡り終えたらいきなり看板が! 「いまから がんばれ」元気をもらえる文字だ。
五百瀬小学校のみなさんありがとうね。ぜよ。小辺路には石碑の道標が。



本日の参加者20名。三浦口の標高300m、三浦峠(休憩所)の標高1060m。
杉木立のなだらかな道だが、なかなかしつこい登り。「峠」という名称にだまされる。

          
           峠の途中に出会った吉村家跡の妖怪ぽい杉の大木。人が小さく見える。
           


山ツツジもピンクの衣を着て、登山者を楽しませてくれる。
登っても上っても、展望が開けない山道。時間も12時40分を回ったので昼食に。



昼食後、休憩もそこそこに出発。やっとあたりも明るくなりだし峠の頂上へ。
そこには立派な新しい休憩所が
あと15分頑張って登れば、ここでゆっくり座って昼食ができたのに。



峠からだらだらと下っていく。30分ほど下ると左手に展望が開け今西集落が見える。
昨日のブログ巻頭の写真のように、今西集落の山桜と新緑がとても綺麗でした。

矢倉観音堂に到着に3時に到着。
堂内には享保10年の銘のある舟形石仏や石造観音座像が祀られている。



半跏像の観音さんのお顔はうっすら笑みを浮かべて、はなかなか魅力的でした。



やっと里の近くに下ってくると、思いがけなくもシャガの群生の歓迎を受ける。



15時30分、里に到着。道路脇の一軒家の満開の八重桜がお出迎え。  (写真提供:中島隆さん)

        
         民家の庭坂には思いがけずも石楠花まで見せてもらう。
         まだ五分咲き程度だが、やはりこの辺は暖かいのかな。

         西中バス停まで下り、迎えのバスで十津川温泉・松の家へ。
         本日は12kmほどの走行距離でしたので、ゆっくりとした歩きだった。

          明日は果無口より八木尾までをアップします。
 中島隆さん今回も鳥瞰図と写真を使用させていただき有難うございます。(感謝合掌)
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