やっぱり、気楽にいこう!

つれづれなるままに

靖国参拝は個人の自由

2006-06-29 08:58:42 | 日中関係
 カナダ訪問中の小泉首相は、自民党総裁選について、

「(靖国神社参拝問題が)争点になるとは思わない。争点にしたい人たちもいるが、靖国参拝を争点にしてどうなるのかと思う。アジア外交は靖国だけではない。(中国のように)靖国参拝すれば、時の首相と首脳会談に応じないというのがいいのかどうかという問題だ。中国のいい分にしたがいなさい、というのが靖国参拝はいけないという人たちだ。(靖国神社に)何回行こうが問題にならない。個人の自由ではないか」

と発言し、首相の靖国参拝に関して、執拗な内政干渉をやめようとしない中国を厳しく批判したという。
(読売新聞29日朝刊)

 小泉政権にかんしては賛否両論があるけれども、少なくとも靖国問題については私は全く同意見であり、首相の靖国参拝を支持する。
 しいていうならば公約どうりいままでも毎年8月15日の終戦記念日に堂々と参拝してもらいたかったが、この秋の退陣を前にして、今年ばかりはぜひ8月15日にお参りしていただき、中国の圧力に屈しない力強い日本人であることを見せてもらいたい。
 私には日本国の首相が、幕末から現在までの戦没犠牲者をお祀りする靖国神社に参拝することを非難される理由がまったくみつからない。(靖国神社が嫌いだという人たちがいる理由はわかる)戦争という国家の悲惨な異常事態に、国のために、いい意味でも悪い意味でも、犠牲になった人々にたいして、未来永劫国家元首なり首相なりが哀悼の意を表することは、世界的にみても極めて通常のことであり、美徳であるはずである。

 にもかかわらず中国が日本の首相の靖国参拝を阻止しようとする最大の理由は、その国内事情にある。極端な貧富の格差、劣悪な労働条件、党幹部の腐敗、日に日に悪化する環境汚染等にあえぐ、中国の民衆をまとめていくのは江沢民政権いらい推進された反日教育に基づく、反日思想をもちいる以外もはやない。
 そうでなくても現在も中国国内では民衆の暴動は頻発している。中国の暴動や人権侵害の状況は中共政権によって過酷な弾圧を受けている気功集団「法輪功」のサイト、大紀元日本を、あるいは中共軍に侵略され、ダラムサラに亡命するはめとなったチベット亡命政府のダライ・ラマ法王日本代表部事務所のサイトを参照してみればあきらかである。

 こうした状況の中、日本の首相が終戦記念日に靖国に参拝すれば、それを契機に民衆は中共政権に対する反政府運動の引き金を引く可能性は十分にある。であるからなにがなんでも日本の首相に靖国にいってもらっては困るのである。
 ならばむこうから頭を下げてお参りしないでくださいと頼まれれば、こちらもそれほどかたくなになる必要はないと思うが、いまだに大陸の歴代王朝以来の宗主国、朝貢国の意識のある中共がそのようなことをする可能性はゼロであろう。
 ならばこちらはむこうが何を言ってきても無視する以外ない。困るのはこちらでなくむこうなのだ。無視して淡々とお参りしていればそのうちあきらめるに違いない。

 たしかに経済界にとっては、日本製品をじゃんじゃん買ってくれる富裕層が存在するいっぽうで、人民を奴隷のごとくこき使うことができる労働力に事欠かない中国は非常な魅力かもしれないが(こうゆう経済界のひとたちが中国との外交に慎重姿勢の福田氏を支持しているのであろう)、反日的で人権侵害と幹部腐敗のまかり通る不安定要因の多すぎる難しい国と商売をするよりも、中国以外の日本にたいして友好的で、将来性のあるパートナー、(たとえばタイとかインドとか)を選択することの、今が潮時であるように思う。

食べられません

2006-06-24 07:47:27 | 旅行・食べ物
 これはちょっと前に、彦根のお土産屋さんで買ってきた、合鴨のくんせいと鮎のなれ鮨である。

左の合鴨のくんせいは店で試食してみたときになかなかいけたし、そのわりに400円と安かったので買ってきてしまったのだが、なぜ食べられないかというと、買う時点では気づかなかったが原産国の表示に「中国 山東諸城市」とあったからだ。
 基本的に私は中国から輸入した食品は買わないし、食べないようにしている。家畜や農産物を育てる際にどのような飼料や農薬を使っているか全くわからないからだ。とくにスーパーでは少しくらい高くても国産の商品を買うように心がけている。
 国産の畜産物や農作物でさえも、農薬を減らせば減らすほど、人の手がかかることになり、人件費が高騰し、商品の値段に反映させねばならないので、利潤を出そうとすればかなりの量の化学肥料、飼料、農薬を使わないことにはやっていけない。
 ましてや規制のかけようがない中国の食品など恐ろしくて食べられない。それに私たち日本人は反日教育によって中国人から嫌われていることがわかっているので、たとえ安いからといって嬉々として中国の商品を買うこともないと思う。

 ところが商売となると話は全然違ってくる。ここに懺悔の気持ちをこめて書くのだが、こんどの収穫祭のイベントでは中国産の焼き鳥を使用する。理由は単純で、安いからである。冷凍の中国産焼き鳥が50本入りで1,000円以下という国産品では考えられない値段である。それを3本200円で売ろうと思っている。
(自分で食べたくないものを売るな!! ごめんなさい。そのとおりです。)

 元値からいえば単純計算で3本60円のところをこの値段で得るのだから暴利ともいえるが、しかし3本200円なら、一般的にはリーゾナブルな焼き鳥の値段ではないだろうか?もしかしたら安いかもしれない。
  ほんとうはこのような商品を売ることは胸が痛い。だが、商売では利益を上げなくてはならない。ことは焼き鳥だけではなく、人件費がただ同然に安い中国の商品を用いれば、間違いなく商人は利潤が得られるのである。
 このあたりに、中国人民にどんなにけなされても、嫌われても(中国共産党の政策とはいえ)日本の経済界が中国の存在なしにはやっていけない理由があるのであろう。

 一本の焼き鳥から世界がみえる。ちなみに鮎のなれ鮨のほうは一匹1500円。これが鮒のなれ鮨だと4000円から5000円。こちらのほうは独特のクセがあって食べられません。

光市母子殺害事件の弁護士

2006-06-23 08:07:51 | 社会
 この事件の弁護人として、マスコミから厳しいバッシングを受けている弁護士に興味があったので検索してみたら、こんなのがでてきた。

異端の肖像2006「怒り」なき時代に 弁護士安田好弘(58)

 事件の内容については、再三ニュースやワイドショーでやっているのでここでは取り上げないが、普通の人間的感情からいえば犯人は死刑となって当然であろう。
(とりあげたくないおぞましい犯行でもある。事件の経緯については山口県光市母子殺害事件このあたりが比較的冷静な論評かもしれない)

 それにしても法律論議は難しい。犯人を弁護する側の主張を読んでいると、何がなんだかわからなくなってくる。
 この事件の弁護人である安田好弘氏は死刑廃止論者でいわゆる「人権派」弁護士であるそうだが、最近ではこのような凶悪な事件の弁護を引き受ける弁護士が減っているそうで、凶悪事件の弁護はこの人のところに集中してしまうそうである。(オウムの松本智津夫もこの人が担当したそうだ。)
 この母子殺害事件の犯人はこのような残虐な犯行をおかしただけではなく、第一審の後に、遺族を嘲弄、侮辱する手紙を拘置所仲間に送ったことなど、若気の至りとはいえ絶対に許すことができない。このような残虐な事件の弁護をうける弁護士がいなくなってしまうのも当然であろう。

 冒頭にリンクした中日新聞の記事によると、この安田好弘という弁護士は凶悪事件をおかした犯罪者を弁護し、その人権を守ることによって、「国家の圧力」と戦っているとのことであるが、何だか本末転倒のような気がする。この母子殺害事件においてこの上もない苦痛を強いられ、その後日本の司法制度に対して懸命な闘争をしているのは、どう考えてみても、遺族、被害者の側である本村 洋氏の側であるからだ。
  この弁護士はただたんに警察や検察という国家の体制を嫌悪するだけで、昔ながらの左翼の思考法にもとづいて、死刑廃止、犯罪者の人権を唱えることで反体制運動を行なっているにすぎず、そのあまりに、被害者が最愛の人を失ったことでどれほどの苦痛を受けているかということへの想像力が全く欠如しているようにみえる。

 ともかく日本の司法のあり方はなんだかおかしい。事件から7年も経過しているのに未だ判決が確定していないのもおかしい。今回の最高裁の判決は「無期懲役」を破棄、広島高裁に差し戻しということであるそうで、また次の判決がでるまでに何年もかかるのである。人権人権というが、犯罪者の人権ばかり守られて、被害者の人権はほとんど考慮されていないようにおもえる。裁判に決着をつけないまま、被害者を生殺しのまま長期にわたって待たせるのは大変な人権侵害である。

 もしも事件にえん罪の可能性があるならば判決は慎重にしなければいけないのはいうまでもないが、この事件に関してはえん罪の可能性は全くない。死刑判決がでないのは犯行時、犯人が18才で法律的には成人ではなかったからである。
 いままでに前例のなかった少年犯罪にたいする死刑の適用であるが、この裁判において死刑の判決が確定すれば、今後の司法の少年犯罪に対する判決への影響は大きい。かりにこの裁判において死刑が適用されれば、思慮分別のいまだ成熟していない少年による犯罪の、今後の抑止効果は必ずあると思う。
 たとえ少年であろうとも(18才が少年であるかないかは議論の分かれるところであろう。)残虐な犯行は厳しく罰せられなければならない。日本の司法制度は犯罪者に対して甘すぎる。

宗教的情操

2006-06-21 09:04:44 | 仏教
 先日、役場のかたから電話があり、豊田市内都市部のある小学校から、山村への農業体験を目的とする児童のホームステイを受け入れてくれないか、という依頼があった。
 私は少し考えて、うちはお寺だから、お勤めのお経は読むし、また少しはお釈迦様や仏教についての話を子供たちにするかもしれませんけど、それでよろしいでしょうか?というとちょっと確認してみますということでのちほど連絡があり、こんかいは見合わせていただきますという結論であった。
 ことなかれ至上主義のお役所さんの対応もむべなりと思ったが、それはともかくとして、いま一般家庭の子供たちが、とくに都市部においては、宗教的情操に触れる機会は皆無といってもいいのではないだろうか?
 家に仏壇があるわけでもない、どこかのお寺の檀家であるわけでもない、またおじいちゃんやおばあちゃんに地獄極楽の話を聞くわけでもない、だいいちいまのおじいちゃんやおばあちゃんたちじたいが宗教的情操のない環境で生活し、老年をむかえつつあるのであるから、孫に仏様の教えやあの世の話を話せるはずもないのである。
 そうしたおじいちゃんやおばあちゃんが臨終をむかえれば、葬式をしなければならないが、葬儀屋にくっついてやってくる、人々に仏教を説く重要な役割を担っているはずの坊さんは、お経を読んで、お布施をもらうだけでさっさといってしまう。まことに寒々とした光景である。

 宗教的情操とは簡単にいえば、人間の目でみえない世界、人間の尺度ではかれない世界についての価値観ということである。

 朝起きてくると、おばあちゃんが仏壇の前に座って、ご先祖様にろうそくと線香を供え、一心に念仏を唱えている。おばあちゃんは孫に向かっては、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるぞ、因果は応報だぞ、悪いことをすると地獄に堕ちるぞ、とことあるたびに言って聞かす。
 こんなおばあちゃんについてお寺に行くと、お寺の本堂には恐ろしげな地獄絵図が掲げられており、悪いことをしたものは血の池に落とされたり、針の山をはだしで歩かねばならないと住職に説教され、おばあちゃんのいうとおりだなと何となく思う。

 このような日常で培われた宗教的情操というものが社会秩序を維持するうえでも、また個人の内面を平安にするうえでも非常に大きな効果があることは否定できないと思う。

NHKのあきれた番組 4

2006-06-19 08:04:12 | 国防
 おりもおり、最近の北朝鮮による、アメリカ西海岸をも射程の範疇とするという長距離弾道ミサイル、テポドン2号の発射の兆候が報道されている。
 先日のNHKの討論番組「日本の、これから 米軍基地について考えたことありますか」において奇矯な言動を重ねていた、共産党、社会党シンパでいわゆるプロ市民とおぼしき女性は、「米軍基地こそ脅威である」と、意味不明な発言をしていたが、これは隣国の中国や北朝鮮よりも米軍基地のほうが脅威であるという意味であろうか?
 いかにもプロ市民のいいそうなことであるが、核ミサイルを今にも発射しそうな北朝鮮や、覇権国家中国から、日本の自衛隊に関しての憲法上の制約の問題、またその圧倒的な軍事力によって日本の国土を現在のところ防衛することができる、あるいは抑止力として有効に機能することができるのは駐留米軍以外ありえない。しかも地理的に、北朝鮮や中国に極めて近い沖縄の米軍基地こそ日本国土防衛の要であることは間違いない。
 今回のような北朝鮮の危険な火遊びにたいしては、米空軍は軍事衛星によって敵国ミサイル発射台や軍事施設の情勢を逐一監視するとともに、嘉手納基地から電子偵察機コブラボールを飛ばして、もしもの異変があれば、余念なく対処することにぬかりのないはずである。

 万が一ミサイルが試験発射にとどまらず、日本国土等に到達する懸念があるならば、戦闘機か巡航ミサイルで発射台ごと爆破してしまうなり、発射後であれば迎撃ミサイルでこれを撃ち落としてしまう必要があるが、さすがに敵はそんな馬鹿げたことはしないだろう。そのような事態になれば北朝鮮は即座に米軍によって(この場合自衛隊は極めて残念ながら自国が攻撃されても後方支援しかできないはずだ)全面攻撃を受け、金正日体制は崩壊してしまうからだ。

 もちろん基地周辺の騒音問題や、米兵による暴行、ヘリコプターの墜落事故やら、沖縄に米軍基地があることの様々な問題やデメリット(特に沖縄の住民のかたがたの)については十分考慮されなければならないが、北朝鮮からミサイルが飛んできたり、中共軍の侵略を受けて国土を蹂躙されてしまうよりも、まだ米軍を国内に受け入れるという負担をになったほうがはるかに「まし」なのではないだろうか?

 かつて毛沢東は「朝鮮、台湾、琉球、安南(ベトナム)、周辺諸国はすべて中国の領土、および属国」と語ったという。このことばに中国共産党の本質が如実にあらわれている。中国共産党独裁政権は始皇帝の時代と全く変化がないようだ。
 つまり中国は虎視眈々と台湾を狙っている。台湾が万が一中共の領土となれば、日本は緩衝地帯なくしてこの覇権的軍事大国と向きあわねばならない。 
 中共軍は、軍事的空白地帯があれば(例えばチベットのような)容赦なくそこに攻め込んでくるであろう。こうした事態に備えて米軍の圧倒的兵力は、抑止力として日本国のみならず、周辺民主主義国家にとってきわめて有効にはたらくであろう。
 また逆に米国としても日本に基地を持っていることは、その世界戦略上極めて大きなメリットをもっているはずである。今回の米軍再編はこの点を念頭にしたものだ。今後とも日本が米国にとってなくてはならないパートナーとなることがきわめて重要であることはいうまでもない。

NHKのあきれた番組 3

2006-06-16 07:50:44 | 国防
 ではなぜ戦後日本の平和と発展は保たれたのであろうか?

 戦後の日本の学校教育が、共産党や社会党のシンパである日教組に牛耳られてさえいなかったならば、それは当然すべての日本人が義務教育において知り、共通認識されていなければならなかった国際社会の峻厳な歴史、現実である。
 中韓は日本の歴史教育について、しばしば近現代史をきちんと国民に教えていないと内政干渉してくるが、それこそかれらのシンパである日教組が正しい歴史をわざと子供たちに教えなかったのである。最もかれらのいう近現代史とは、旧日本軍が中国、および朝鮮半島において、かつていかに残虐非道なことをしてきたか、ということに限定されるのであるが・・・
( たとえば中国の歴史教科書がいかにひどいかを知るためには、以下の一冊の本を読むだけで十分であろう。読みやすい本なので1時間もあれば読めるとおもう。
逆検定中国国定教科書 中国人に教えてあげたい本当の中国史

 日教組は、戦後日本の平和は日本国憲法9条の存在によって守られてきたと、馬鹿の一つ覚えのごとく無垢の小中学生に教え、わたしたちはそれを信じさせられてきたおかげで、社会科教育において国際社会の厳しい現実について考える機会を奪われてきたのである。
 たとえば現在の政治家や外務省の役人が、共産党独裁かつ覇権国家中国の態度にこれほどまで弱腰である理由が、かれらの青少年時代の日教組による自虐的歴史教育、つまり旧日本軍は隣国にたいしてひどいことをしたという教育のために、隣国とのさまざまな外交において及び腰になっているとすれば、これほど国益を損することはないのである。

 何度もいうがこんなもの(平和憲法)で、平和が保たれるのであれば、人類には何の苦労もない。
 法律に戦争をしてはいけない、しないと書いてあっても、たとえば北朝鮮からミサイルが飛んでくればそれでおしまいであるし、現実に飛んでくる可能性は少なからずあるのである。ミサイルが飛んでこないにしても、日本近海に怪しげな漁船や潜水艦があらわれて、いたいけな少女や青年を連れていってしまうなどというとんでもない国家による犯罪が北朝鮮の拉致問題にほかならない。

 ネット上でしばしば左翼系の発言やブログに集中的な批判が集まるのは(炎上というそうだが)、学生時代に日教組に誤った日本の歴史を学ばされ、それが著しく現在の日本の国益を損なわせているという憤慨がそうさせているかもしれず、私もおそらくその一人であるかもしれない。

NHKのあきれた番組 2

2006-06-13 11:40:41 | 国防
 ところで原子爆弾を落とされるまで、米軍に対して無意味な抵抗をやめなかった旧日本軍であるが、敗戦からわずか5年後の朝鮮戦争の時点で、どうして当時の日本人は米国にたいして、これほど従順になってしまったのであろうか。
 それは1945年9月に公表された昭和天皇と連合国軍総司令官マッカーサーの記念写真の強烈な日本人の心情へのアピールによるものが大きいと思う。
後ろ手をくんで傲岸にふんぞりかえるマッカーサーに対して、戦時中には現人神とされた昭和天皇が緊張感に満ちあふれ、直立不動の姿勢で恐縮しているようにみえる。
 これをみた当時の日本人のすべては、やっぱりアメリカに負けたんだ、という現実を心底実感したことであろう。
 この会談の席上で、昭和天皇は「私は、日本国民が戦争を闘うために行った全てのことに対して全責任を負う者として、あなたに会いに来ました。」と述べ、この勇気ある態度は私の魂までも震わせた、と後にマッカーサーは回顧録に執筆しているという。
 普通なら敗戦国の元首など、第三国へ亡命をこころみるのが通常であるが、この昭和天皇の、人のうえにたつものとしての崇高な姿勢が、国民を感動させ、現代においてもいまだ皇室が国民から変わらぬ尊敬を受けている大きな理由のひとつであると思う。

 話が横道にそれてしまったが、戦後の日本の平和と発展が維持されたのは、断じて憲法9条が存在したからではない。こんな法律の一文で平和が保たれるのであれば、有史以来人類は滞りなく繰り返される戦争の惨禍に苦悩することはない。
 台風や地震などの自然災害が、法律によって免れることがけっしてないように、戦争が法律によって回避されることなどけっしてあり得ない。そうゆう意味では戦争は自然災害に似ているといえるかもしれない。

NHKのあきれた番組 1

2006-06-11 09:42:08 | 国防
 昨夜のNHKの討論番組「日本の、これから 米軍基地について考えたことありますか」はひどかった。

 サッカーの裏でやっていたから、見た人は少ないと思うが、絶滅に瀕しているというか、それが望ましいと思われる、反日的、自虐的日本人が公共の放送で堂々と発言しているのをひさびさに見た。
 この番組には額賀防衛庁長官も出演していて、最初のうちはかれらのどんな批判や質問にも誠実に応対しているようにみえたが、時間が経つにしたがって共産党シンパと思われる連中の暴論に、あきれてものがいえなくなった様子があきらかに見てとれた。この番組には防衛庁や外務省に勤務経験のある、拓殖大学の森本 敏氏も出演していたが、同じような感じだった。
 こんな番組をどのような意図があってNHKが90分も垂れ流したのかわからないが、一般の国民が共産党シンパの無茶苦茶な論理に嫌悪感を抱かせるためにつくられたのであれば、少しは納得がいくものだ。
 要するに番組の主旨は、米軍再編によって日米同盟が強化されることにたいして、番組に出ている識者と一般市民はどのように考えるかということを、視聴者に対する電話アンケートを交えながら、討論する内容であった。

 たとえば共産党シンパの繰り返す暴論のひとつに、「憲法9条によって、戦後日本の平和は守られたのである」という主張がある。

 私は、憲法9条とは、1945年の太平洋戦争(大東亜戦争)の終結の時点で、占領軍である米国が、日本がこの戦争で敗戦したにもかかわらず、将来的には存在しつづけるであろうわが国の軍事力に対する潜在的脅威を完全に抹消する目的で、押し付けたもの、と理解している。

 その証拠のひとつとして日本国と日本国民が米国にたいして完全に従順であることがあきらかになれば、自衛隊の前身、警察予備隊として旧日本軍を再武装させ、朝鮮戦争に従軍させ、米軍に協力させたことであきらかである。憲法9条を完全に無視して、である。つまり戦時下では何でもありなのだ。
 1946年に日本国憲法が公布された時点でも、1950年に朝鮮戦争が勃発した時点でも、いまだ日本は米国の被占領国であり、わが国に主権が存在しなかったのはいうまでもない。
 ちなみに日本が日米安保条約によって主権をとりあえず回復したのは、朝鮮戦争がはじまった翌翌年の1952年である。つまり朝鮮戦争によって旧日本軍が米軍にまったく従順となったことが試されたのである、といっても言い過ぎではないだろう。

梅の収穫祭地図です

2006-06-08 11:29:35 | Weblog
 梅の収穫祭のご案内

梅干しや梅酒、シロップ用に最適な梅の収穫祭を、豊田市明川(あすがわ)町の円通院梅園にて開催いたします。
もしよろしければ足を運ばれてみてはいかがですか?


 開催日 6月25日(日)10時~15時(雨天決行)
 場所 豊田市明川町 円通院梅園


国道153号線を香嵐渓から稲武方面に進んでいただき、途中JA東部ガソリンスタンドの次の明川信号を左折して進んでいただき、途中の鈴木工務店の100メートルほど先に「円通院」の看板がありますので、そこを右折して突き当たりまでいらしてください。MAP FAN WEB 円通院

 ご自分で収穫された梅を1kgあたり400円でおわけいたします。特に収穫の制限は設けません。梅の分量には限りがありますので、万一売り切れてしまいました場合はお許し願いたくお願いします。
 当日は五平餅や焼き鳥等の販売、ベンチャーズのコピーバンド、ドンキーズさんやK's Bandの演奏など、イベントも企画しておりますのでお楽しみにしてください。
お問い合わせは、豊田市明川町滝ケ洞9番地
         円通院 電話0565-67-2271
  にて受付いたします。