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【神明】外宮鳥居・内宮源鳥居(島木神明)@猿田彦神社(三重県伊勢市)ほか(6/7写真追加)

2013-06-07 | 鳥居見聞録
以前この鳥居を「伊勢型神明」に区分していたのだがあきらかに笠木とは別に島木を持つ事から別項とした。
特徴としては
(1)伊勢型神明は、見ての通りその造りから笠木と島木の境界を持たないのだが、それをあえて強調する手段として笠木の下に角材を加えていること。
(2)柱が八角形であること(これに関しては、根岸も一考すると述べている)
直線的な部位で構成されている神明系の鳥居から明神系への移行期の鳥居と言っても良いのかも知れない。

猿田彦神社(三重県伊勢市)にある内宮源鳥居(島木鳥居)(撮影:2005年3月)
笠木が島木よりも細身でそれぞれの木口に装飾が施こされている。それぞれその断面は五角形を成しているで、伊勢型の条件は満たしている事から広義の枠としては「伊勢型神明」に類する。

木口に施された装飾が美しい

柱が八角形のものは、かつて外宮の鳥居にあった様で、元伊勢に存在していた一型式だったのでは?と、根岸も推測している。
これらの事から八角形の柱を持つ伊勢型神明鳥居を外宮鳥居もしくは、内宮源鳥居とも称しており正直なところ、どの様に区分していいものか困惑している。

浅間神社@高尾山薬王院不動堂の隣に鎮座 (撮影:2011-04)
パッと見は、伊勢型神明なのだが…。

同 笠木が黒、他全体が朱色に塗られている以外は、柱が八角柱
これは、外宮鳥居(内宮源鳥居)に、分類してもいいのではないだろうか?
※左右の柱が玉垣に繋がっているので冠木鳥居とも分類できるのだがこのケースの場合は柱が八角形なのが特徴的なので内宮源鳥居としたい。
(本稿5/1)
(5/9 追記)
(6/7 写真追加、説明文追記)

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