日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

【枠差系】両部鳥居@富士浅間神社(山梨県富士吉田市)ほか (4/29) 伊香式鳥居 記事追加

2013-04-29 | 鳥居見聞録
神社を訪れていて、何かと見る機会が多い「両部鳥居」の紹介
通常の鳥居と違って、やはり威厳を感じてしまうのは、その構造からなのだろう。
構造的特徴としては
「柱の前後に控柱(稚児柱)を設けていること」で、その基本構造(枠差し)から別称「枠差鳥居」、「四脚鳥居」、両部神道の権現観に基づいて「権現鳥居」とも称する。
大抵の鳥居は、二本柱だけで起立しているので見るものからすれば少々安定さに不安が残る。
しかし、両部鳥居は両柱に稚児社が設けてあるため安定さが格段に増し、見るものに安心感を抱かせる。以下は、代表的な両部鳥居の紹介


北口本宮「富士浅間神社」@山梨県富士吉田市(撮影:2001-07)

厳島神社@広島県廿日市市(写真:WIKIより

湯殿山神社本宮@山形県鶴岡市(撮影:206-08)社殿は、この鳥居をくぐりその先の専用バスに乗車し参拝する。

青島神社@宮崎県宮崎市青島(撮影:2004-02)南国ムードいっぱいの神社

東霧島(つまきりしま)神社@宮崎県都城市高崎町東霧島(撮影:2005-07)
黒の笠木と白の島木が青空に映える。この塗り方はこの地域に多く見られる。(⇒大隅鳥居 只今掲載写真準備中!! 近日紹介予定)

(4/29 追記)
伊香式鳥居
枠差系の鳥居でもトンデモ無い鳥居が存在していた。

伊香具神社@滋賀県長浜市木之本町大音 (写真は、こちらから転載)にある神明形両部鳥居
「神明形両部鳥居」自体は、今は現存していない秩父神社にかつて一の鳥居としてあったそうだが(鳥居の研究より)この鳥居は、良く見ると稚児柱の数が4本!!オマケに三輪鳥居の神明造り…。
最もこの鳥居には正式な名称があって、伊香式鳥居と呼ぶそうだ。(なぜに伊香具式ではなく伊香式なのだろう?最も宮司の苗字が「伊香」姓のようだが。)
入江が近かったことと裏山が伊香山と言う甘南備山であることから枠差系と三輪系を併せ持った形状にしたらしい。
果たして根岸だったらこの鳥居を見て、どんなコメントをされていただろう?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿