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すけさん日誌

杜の都で気ままに暮らす、管理人さんの日記です。
備忘録を兼ねた記録として使えれば、野望達成。

鉄人は誰のために

2006年12月16日 | サッカーとか

いろいろ考えることはあるのですが、今日は太田さんについて一言。

山神様の調子が良いとき、最も悪質なファウルをもらうのが鉄人・太田だったような気がします。
それは、どんなビューティフルなゴールよりも、どんな効果的なタックルよりも、サイドを駆け上がってくる太田さんが、相手にとって最大の脅威だったことを教えてくれます。

しかし、どれほど悪質なプレイの標的にされたときでも、太田さんは表情を変えずにプレーを続け、そして飽きることなく何度でもサイドアタックを仕掛けては、その都度全速力で自陣に戻ってくるのでした。

自分は、そんな太田さんが大好きでした。



そんな冷静沈着な太田さんが、珍しく怒りをあらわにしたことがありました。
それは、あの運命の 2001年11月18日 、しかも相手は選手ではなく審判でした。

サイドを割ったボールのジャッジという、端から見ればささいな判断に対して、ボールを叩きつけて怒った太田さんを見て、その気負いの大きさにかすかな不安を抱いたものでした。
太田さんだけでなく、選手みんなが、それほど賭けていた一戦に敗れたとき、彼らと一部に行くチャンスが再び来るのだろうか、と瞬間的に感じたことを思い出します。


そして、そのまま、別れの日が来てしまいました。
われわれの力不足で一部に連れて行けず、本当にすまん。


そんな感傷が、日を重ねるにつれて、よぎる日もあるのですが、
「僕は引退しますが、モンテディオ山形は続いていきます。これからも熱い応援をお願いします。」

・・・うーん、鉄人の言うとおり。
可能性がある限り、何度でも繰り返し挑戦しよう。
それこそが、ライバルにとっては一番の脅威なのです。


今までありがとう、本当にありがとう。太田さん。




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