天と地の間

クライミングに関する記録です。

スローパー保持力強化ツール作成

2013年03月09日 | トレーニング
クライミングはおろか、ぶら下がる行為すらやめて一月を過ぎたがいっこうに肩の痛みは治まらない。よく、こんな状態で2年間もやってきたものだと、自分の馬鹿さかげんにあきれる。痛みが引くにはかなりの期間が必要だろう。
さて、それまでの間、いかがしたものだろうか。週末は急にすることがなくなって、手持ち無沙汰という状況だ。
先週は大分市森林セラピートレイルランニングに参加したが、やはり、肩にかなりのダメージがあった。おまけに、持病の足首を悪化させた。というわけで、体を使わない他のことを考えなければならない。
このままでは、カウチポテトやカウチビールにはまることは目に見えている。その兆候もすでに見え始めている。

先週のことであるが、急にできた慣れない余暇を利用して、スローパーの保持力を強くしたいという知り合いのために、スローパー強化ツールなるものを作った。
物は、ぶら下げたリングに鉄パイプを通した状態にさらにパイプを被せた極めてシンプルなものである。
下の写真を参照いただければ一目瞭然。当然、鉄パイプは回る。そしてエンビパイプも回る。そうとうに悪そう。作った本人がこういう表現をするのは無責任な話だが、ろくに使ってないからこう云うしかない。今、こんなものを使ったら体を壊してしまう。


鉄パイプも回るなら、エンビパイプも回る。
はたして、これで懸垂が出来るのだろうか。


手のひらがどうにか掛かるサイズ。
エンビパイプはジョイント用パイプ。
貫通しないように真ん中に円周方向へでっぱりがある。このため、摩擦
力が低下し、おまけに左右にぶれてバランスが一層悪くなっている。


一回り小さなパイプも用意した。
これならば、どうにか引き付けられそうだ。

多分としか云えないが、バーの上まで顎を引き上げることが出来るようになれば、スローパーはもとより、後背筋、腹筋、体幹までも鍛えられると思う。
そう思いながら、自分が結果を出さないまま渡した。無責任この上ないが結果を出してほしい。

ついでに、廃材を利用して、こそ連ボードもこさえてあげた。
長さ130cm、高さ40cm。高さが若干足りないが、その分、小さいバーを付けた。他に、ホールドを付けられるように爪つきナット、そして、メトリュースのロックリングスを下げられるようにハンガーを設置した。
ジムに行けないときには気休めにはなるだろう。


左に対称につけたホールドは半円形に近い。これも悪そう。
穴はホールドを付けるためのもの。


適当にホールドを付けた状態。


結局、今週末は整形外科に行って、肩にステロイドを打ったり、
子犬の子守などで終わる。
この子犬が日に日にいたずらが過ぎるようになって、手をやいている。



コメント (4)
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大分市森林セラピートレイルランニング 参戦

2013年03月03日 | トレーニング
肩を痛めトレーニングが出来ない分、減量のためにほかに何かをしようと考えた。
真っ先に考えられるのはランニング。しかし、当面の目的がなければ調子が出ない。そこで、3月3日に行われるトレランにエント
リーした。大分で開催される初めてのトレランだ。コースは10、20、26kとある。トレラン初レースの私は10kが無難なところで
はあるが、26kにすればトレーニングものるのではないかと、無謀にも26kを選んだ。


「大分市森林セラピートレイルランニング」名前からしてお手軽そうで
あるが・・・

練習は1月から本格始動するつもりであったが、週末は登るため、平日しか走れない。その平日も週末のために追い込んで疲
れを残したくない。などと甘く考えていたため、走っても週二回。そんな状況の中、中旬には風邪を引いてしまい、2週間のオフ。
結局、1月は走行日数6日、距離78kと圧倒的に少ない結果となり、これじゃあ、だめだなと思っている矢先、参加費支払いの督促
メールが来た。期限は二日先の2月1日だ。棄権を決めてそのまま放置した。 

2月1日
レースの関門時間は6時間だったのを思い出した。
ほとんど歩いても制限時間内にゴールできるのではないかと考え始めた。
初レースだ、そんなに気負う必要もない。急遽、出場することに決め、会社帰りにコンビニに立ち寄り3200円振り込んだ。

2月に入ってから、振り込んだ3200円のためにとレーニンも調子にのるかと思ったが、相変わらず、週2回のイーブンペース。その
分、週1の20k走を課した。結果、2月の走行日数は8日。距離134k。26kのトレランを完走するには、足りない。誘い合わせての出
場ではないことから、いつでも棄権できるという気持ちがどこかにあるのかもしれない。
今回は、やはり歩きが主体になりそうだ。

山を走ったり、10kを超えるランニングは、クライミングにマイナスにはなっても、益するところはないだろう。そんなことは十
分に分りきってこれまで続けてきた。二足のわらじを履いている限り、致しかたのないことと折り合いをつけながらやってきた。
だが、一足のアルパインのほうは、このところ、めっきりご無沙汰になってきている。そのトレーニングの主体であるランニン
グもスピードはおろか、走る回数、距離ともに年々落ちてきている。体はうそはつかない。もう、ぼちぼち限界かとも思う。そし
て、もう一足のフリーのほうは、肩の故障でひと月、遠ざかっている。
どうも良い方向に回らない。良い方向へ、そう思ってエントリーした今回のレースであるが、さて、どうなることか。

3月3日
家を出たとき、車の外気温計は3度。予報どおり、今日は寒い。その温度も、会場近くになると、-1度となった。


受付会場。その奥には、売店がいくつも並んでいる。

会場に着くと、もう、かなりの車が駐車している。受付に向かうと、周りの人たちのなんとカラフルなことか。装備もチューブを
提げた本格的なパックを背負った人が結構多い。トレイルランニングの普及が見て取れる。
8時40分。開会式。大分市長のあいさつ、大会運営者の注意事項のアナウンスの後、9:00スタート。このときの気温0度。
ロードを少し走って、公園内のなだらかなところを走る。そこを上がると、鎖場の急登となる。ここを上がりきると、烏帽子岳か
ら鎧ヶ岳への縦走路を走る。思っていた以上にアップダウンが多い。
烏帽子だけを過ぎて、しばらくすると道は沢筋の下りとなる。抜くのはこういう悪路しかないと事前にチェックしていた箇所だ。
だが、抜いても、上がりになるとまた抜き返される。この繰り返し。


ご覧の通り、コースは複雑。事前に1/25000の地形図でチェックはしたものの、覚えこめず。

ところどころ霜柱が立ち、ツララが下がった箇所もある。気温は低いが、穏やかな天候のために、走るには絶好の天気だ。
コースは沢を下りてからは、複雑となる。同じ給水ポイントを3回も通過することから窺えるだろう。
15k過ぎ、右足首の捻挫の後遺症が痛み出してきた。左もちょっとおかしい。こういうこともあろうかと両足首にテーピングを施し
てきた。それを頼りと続けて走る。痛いなりに何とかいけそうだ。
20k手前からかなりへばってきた。途中、すれ違った人があまかったと言っていたが、私も同様。思っていた以上にきついコースだ。
その上、距離感が掴めず、1kがかなり長く感じる。
下りでかなり足に来ているようだ。足取りがだんだんと重くなってきた。それでも残された距離をカウントしながら走っていると、
ゴールが見えてきた。

予想よりも30分遅れでなんとかゴール。散々な結果だ。


地元のお店の出店。
1000円ほど、昼食を楽しめる。
私はだんご汁とジャンボいなり、ぜんざいを注文。
とてもおいしく、一滴漏らさず頂いた。


グループで参加している人がかなりいた。
苦しかったレース、コースを共有しているだけに、昼食時の会話も弾
んでいる。

やはり、練習不足は否めなかった。それに調整不足。体調は万全ではなかった。それでも完走できればよしとしたいところであるが、
限界の3歩手前で止めている自分を何度も確認した。年をとるとはそういうものかもしれない。
若干、悔いが残る初トレランレースとなった。

大会関係者、ボランティアの方々には大変お世話になりました。
無事に完走できたのも皆様の支援のおかげです。
ありがとうございました。
コメント (2)
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