光に透けると どんな色?

様々ゆえに色々あるのか、色々ゆえに様々なのか。
不可分のそこで にっこり真顔。
皆みな様に愛と美と調和と笑いを。

こじんまり

2007-12-28 | 暮らし
年末になると、きまって何かが壊れます。
3年前は炊飯器が壊れ、買い替え4万円。
一昨年は水道栓の異常で、修理費7万円。
去年は給湯器がイカれ、おニュー40万円。

モノが破損した時は、こう思うことにしています。
きっとそれで何かの厄落としになったのだろうって。
とはいえ、年々出費が高額になるゆえ
今年は何が壊れるか内心ヒヤヒヤでした。

あぁ、今年の厄落としは何が壊れるのか。
一体それはいつやってくるのか。
何がどうなって幾らかかってしまうのかーっ。

ついに、ついに今年も壊れものが出てしまいました。





冷蔵庫のチルド室ドア。まっぷたつ。




どんだけ気ぃ抜けた。




今回の厄は小さかったみたいです。ほ。

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今年見た一番美しいもの

2007-12-27 | 暮らし


互いを思いやる父と母。
(父の入院先の病院にて)




普段100mも歩けば足が疲れて歩けなくなる母が、
父への逢いたさに、毎日毎日その何倍もの道則を歩き
台風上陸の豪雨にも屈せず、病院へ通い続けました。
(テレビはその台風のニュース)




難聴の父と、全盲の母。
わずかな面会時間の間、2人はいつだってこうやって
お互いの体に触れて語り合っていました。




そんな2人の仲むつまじい姿を
わたしは少し離れたところから眺め、
「なんかオセロみたい...(髪が)」とほれぼれ思うのでした。


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朝の風景

2007-12-26 | 犬・ねこ・動物









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普段に戻る

2007-12-25 | 暮らし
1週間前から ”クリスマス週間” と称して
毎日テンプレートを変更し続けてきました。
それも今日でおしまい。

季節感を無視していつものテンプレートに戻します。
ちょっとした旅行から帰ってきた気持ち。
やっぱりこれが一番落ち着きます。

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クリスマス・イヴ

2007-12-24 | 暮らし


 クリスマス・イブのデナー、うどんと焼き鳥でせめてみました。
 カセット・コンロ、汚な。

 4年前、娘2人を連れて科学館近くの教会にフラっと立ち寄ったことがあります。12月の何日だったかハッキリ覚えていないのですが、ちょうどその日はその教会でクリスマス・パーティーが開催される日でした。2,3日前、自宅ポストに入っていたチラシを見て、わたしはその事を知っていました。

 「ちょっと寄ってみようか」 娘達を促して教会に入っていくと、3人の中年女性が、狭い通路に無理やり設置した受付用の長机に座っていました。そのなかの一人がわたしたち母娘に気づき、「あら、初めていらっしゃる方かしらね。どうぞどうぞ、2階へあがっていってくださいね。」 と笑顔で話しかけてくれました。

 階段で2階へ上がると、聖堂の入り口前に65才ぐらいの優しいお顔をされたお爺さんが立っており、わたしたちを見ると 「こんにちわ。初めてですね」 とこれまた嬉しそうに笑顔で歓迎してくださいました。お爺さんは聖堂に続く扉を開け 「どうぞこちらへ、もうすぐ始まりますから」 と言ってわたしたちを促し入れてくれました。

 わたしは特に宗教的な信条は持ち合わせていないので、仏教だろうがキリスト教だろうがオールオッケーです。「ミサってどんなふうに執り行われるんだろう」 という好奇心から、最後部の長いすに席をとり、周囲の雰囲気を楽しんでいました。聖堂にはすでに結構な人が入っており、それぞれ世間話をする声でガヤガヤしていました。そうですね、200人ほどはいたでしょうか。



 私たちが席に着いてから10分ほどで、いよいよミサが始まりました。それは映画でよく観るシーンと同じでした。牧師さんが聖書のなかから一節をとりあげウンタラクンタラ説き話し、最後にアーメンと唱えるあれです。
 そのミサが終わり 「そうかぁ、ここではいつもこんな風にこんな事が行われているんだな~」 となんの気なく前方を眺めていると、最前列の席から順に、なにやら皆さん各々のカバンから封筒のようなものを取り出し、そしてそれを、箱を持ってまわっている男性に差し出し始めました。

 「なになに?何か持ってこないとアカンかったんかな」 わたしは急に心配になって、前で何が行われているのかよーく確かめてみました。すると、封筒を差し出す人の他に、現金のお札をそのまま差し出している人が何人かいて、すぐに寄附だと分かりました。神社ではお賽銭、教会ではこうやって寄附を募るんだなとその時あらためて思ったものです。

 「じゃぁわたしたちもしようか」 と娘に言うと、わたしはお財布から千円札を一枚取り出して、箱を持った男性が近づいてくるのを待っていました。見るとその男性は、先程私たちをこの聖堂に案内してくれたお爺さんでした。

 お爺さんは、着席しているどの人からも漏れなく献金を受け取り、徐々に最後列のわたしたちの席へと近づいてきていました。そしてさぁいよいよわたしたちの番という時、わたしが千円札を持った手を差し出しすと、お爺さんはわたしのその手にそっと触れ、軽く押し戻しながら小声で 「いいんですよ。寄附は結構です。このあとのパーティー、楽しんでお帰りなさい」 と仰ってくださいました。



 その時わたしはあまり深く考えず、お爺さんにありがとうございますと丁寧にお礼を言って、そのあと1階の奥の間で開催されたパーティーに参加したのでした。 このクリスマスパーティー、近所にチラシこそ配ってはいるけれど、参加者は毎年教会の信者さんだけのようで、そのチラシをみてフラっと寄ってきたのはわたしたち母娘だけということでした。

 パーティーでは皆さんとってもあったかく優しく接してくださり、娘たちはたいそうご機嫌でした。お料理にケーキに可愛い手作りのクリスマスプレゼントまでいただき、帰り際には皆さんが玄関まで見送ってくださいました。その時に 「お母さん、頑張ってね」 と何人かの人に声をかけられ、わたしは何度も何度も 「今日はありがとうございました」 と言って教会を後にしたのでした。

 何日か経って、なぜあのお爺さんは寄附を受け取らなかったんだろう、なぜみんなはわたしに励ましの言葉をくれたんだろう、とふと考えました。そこで初めて客観的に自分たちの姿を観てみて愕然としました。着古して毛羽立ったジャンパー、色あせた子供服、ヨレヨレの襟ぐり、ダボダボのおさがり、親指のあたりが少し破れた靴、わたしは (普段から) ノーメイクだし、長女はクセ毛で髪ぼーぼーだったし、次女はハナタレ...e.t.c.。その母娘3人のなりはあきらかに、貧困を連想するようなものだった、と。
 それに気づいて、えーっ! という衝撃と申し訳なさとなんともいえない可笑しさが沸々と....。と同時に、あの日立ち入った事は何も聞かず、ただあたたかく歓迎してくれた人たちの心遣いに再度感謝感謝したのでした。
 人間って、あたたかい。

 
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