光に透けると どんな色?

様々ゆえに色々あるのか、色々ゆえに様々なのか。
不可分のそこで にっこり真顔。
皆みな様に愛と美と調和と笑いを。

おらび声

2020-06-01 | 故郷家族
車に乗っていたら
家のなかから姉のおらび声が。






父が食したのは、期限が切れて26日たったお豆腐。

父は毎朝、自前で朝食をこさえます。

食後しばらくして、父がつぶやきました。
「期限が切れちょるち思うけん
ちっと腹ん具合がヘンな気がするんかのう」

え?
父よ、それ事後報告じゃだめなやつ。

「一丁は食べきらんかったけん、もう半分残しちょる」
というので、残りものを臭ってみると、





つい二度嗅いで




!!

私:「父ちゃん、これ腐っとるよ、
臭いでわからんかったん?」

父:「くそうなかったど?」

父よ、ごめんなさい。
期限切れのものをいつまでも
冷蔵庫に置いておいた私のミスです。


姉よ、ノーモアおらび声。

はそんな父を気にかけて、
私が留守の間に
タクシーで様子見に来てくれたのでした。

その後なにごともなく日は過ぎ、、、

お腹丈夫な父でよかった。



父ちゃん、絶対またやるな(笑)。

冷蔵庫の中は常時チェック、
肝に銘じました。

胸奥の存在まで貫く一息

2020-05-14 | マスター( = 魂、本当の自分)

『死を見つめるたった一つの方法』 ヨグマタ相川圭子著

高齢者や病気の人が、「はい、これ」 とこの本を渡されたら、
まるで死を突きつけられたかのように感じるかもしれない。

タイトルゆえに、
人の気持ちを尖らせてしまうかもしれないこの本は、
誰かが誰かに贈るための本ではなく、
自ら手に取ろうとする人のための本かもしれない。

そんな躊躇も無くは無かったけれど、 2年ほど前、
私はこの本を 当時 81歳の父へプレゼントしました。

父は私を無神経だ! などと責めることなく、
また、自分の齢 (よわい) に落ち込むこともなく、
黙って受け取ってくれました。
ま黙ったのは、不粋な娘に絶句したからかもしれませんが。

どちらにしても私は父のその静かな態度がありがたく、
父の度量の深さに感謝し、
また、本に込められたマスターの愛に感謝したものです。

だから今回はまったく躊躇しませんでした。
この本を手にする方が、
マスターに導かれていないわけがない。



添える手紙に何を書こうかと
グズグズしている暇は無い。

私が何を語ったところでその言葉は、
届いてほしいと願うその人の
胸奥の存在にまでは届かないでしょう。

マスターがこうして著書を著わしてくれたことが
どれほどありがたいことか。
黙ることこそ、私の役割。



ピンクの本は「奇跡はいつも起きている」 ヨグマタ 相川圭子 著

書店から本を取り寄せる猶予などなかったので、
2年前に父に送った本を二冊送りました。

神から授かったこの手を使って本を包み、
神から授かったこの足を使って郵便局へ向かう。

自分の手足に神の存在を感じながら動く、
そんな体の使い方を教えてくれたマスターと
実践の機会を与えてくれた叔父に感謝。
大分県から奈良県へ、郵便局さんお願いします。



本を受け取った叔母から届いたメール
「大切な本をありがとう、感謝していただくね」

その一週間後、叔父は旅立ちました。
間に合ってよかった、間に合ってよかった。
家族みんなに見守られ、穏やかな旅立ちだったそうです。
マスターのお導きとご加護に感謝します。

私にも死がある。
その最期の一息が、
届いてほしいと願うその人の
胸奥の存在に語りかけることができる言霊となりますように。

この願いを、マスターはいつも今叶えてくれます。
今この一息を、最期の一息として。
最期の一息を、最初の一息として。
生と死を、この一息で。

年齢や病や状況に関係なく、
誰もの毎瞬が、真新しい生でありますように。

瞑想・ヨガ ヨグマタ相川圭子の公式ホームページ




川畑の中心で父ちゃ~を叫ぶ

2020-05-13 | 故郷家族


先日川畑に行ったときの画像を父に見せたら
案の定、2日後に
父 : 「ちと川畑に行って来んけんの~」 と。

花咲か爺さんは、川畑が気になって
いてもたってもいられなくなったのでした。




気になって様子を見に行ったものの
父の姿が見当たらず。

ご近所さんが 2階のベランダから川畑を見渡してくれ、
「あ、お父さん、あっこ梅ん木んとこにおるわぁ」
と教えてくれました。









この川畑は結構広い川沿いにあります。

川側から見るとこんな感じ。↓







父、私の真っ赤なズボンにダメだし。

川畑沿いに線路があるので
運転士さんが停止信号と間違えてはならんからと。

間違えるかえ。

なかなか帰ろうとしない娘への
苦肉の策の言いがかりだったのでしょう。

娘を気遣う父を気遣い、先に帰りました。


父 : 「3年も放置しちょったけんのう。実がいっぱい成りよったんじゃけんどのう」

自分の手をはなれたそれが
だんだん衰退していくのを見た花咲か爺さん。
翌日、母への連絡帳にこう書いていました。

「今年がダメなら来年があるさ!」

めげないところがさすが、花咲か爺さんです。

たてかけ、合わせ、たたんだよ

2020-05-04 | 故郷家族

「なにすんか!」

たてかけた途端、ご立腹になるに違いない。

が、父、無抵抗。

え、いいの?

まだ、いける?

ご立腹覚悟で二段階目。


「せせろしいの!」 とくるだろう。
 
「・・・」 父、無言、無反応。

どうした父どうした・・・



「父ちゃん、タンスに入れちょくけんな」 

そそくさ片付けましたとも。

この後、父はめずらしく自宅で入浴しました。

父:「風呂入ったら気持ちよ~なったわい」。


入浴、次のディサービスまで待てなかったのは

姉からのを身に着けたかったからだね(^^)。

・・・かな。

・・・かな?。

・・・待てよ・・・

(父のタンスをチェック)

古いの着とったーっ!

なぜだーっ!


「新品はよそ行き用にすると思う」 って

姉ちゃんもそう言うてた。

さすが姉。

本日のワンシーンでした。

いい

2020-05-01 | 暮らし

セコイヤ。

思い出そうとするたび付きまとう。
「タシカケチクサイナノキ」。
それはもう枕詞のごとく。



多分、左の山が由布岳、右が鶴見岳。



ヘン顔いらずで即笑顔、にらめっこに使いたい書。


「いい」 の一言で
気になって色々出てくる前に
透明になっていく風景。