読書感想文

文字通り、読んだ本に関する、ひじょぉ~に個人的な感想文です(^^;。

『CEL vol.80』

2007-04-01 17:02:48 | 雑誌
特集「まちづくりと地域ブランド」
発行 :大阪ガス エネルギー・文化研究所
発行日:平成19年3月30日

大阪ガスのエネルギー・文化研究所が発行している『CEL』は、社会的な今の話題を本格的に、でも一般の人にも分かりやすく扱っているので、とっても好い雑誌だと、個人的に気に入っています。書店で販売しているかどうかは分かりませんが、サイトがあるようなので、ご興味のある方は、『CEL』か『大阪ガス』で検索してみてください。

で、今回の特集は「まちづくりと地域ブランド」。夕張のことがありましたし、そのまんま東さんの知事就任もありましたし・・・ほらね、なんだか、すごくタイムリーな課題でしょ。雑誌を作る時間を考えると、こういう出来事が起こる前の企画なんじゃないかと思うのですが・・・もう、すでに流れは、都市再生と地域ブランドを結び付けていましたからね。

けど、いつも思うんですが、ほんのもう少しだけ、CELが下世話になってくれると、もう少し読みやすいんですよね。こんな要望を口に出すと、CELさんに「お前なんかターゲットじゃないよ」って言われそうですが、微妙なワタシ辺りの人たちを取り込めたら、CELの読者の幅が広がりますよね(^^)。

たとえばね、記事の中に「『ピーターラビット』はブランドか?」という見出しのものがあったんですが、やっぱりこういうのは目を引きますから、わたしなんて真っ先に読むんですよね。こういう気の引き方って、本格的な専門誌を作りたい人たちからすれば邪道でしょうが、CELさんなら、上手に利用した構成が可能だと思うんですけど・・・どうでしょうかね。

それから・・・地域の活性化とか、その為の地域ブランドって、どうしても観光を中心に考えた集客を最優先課題にした戦略だと思うんですが・・・・その場合、ラスベガスみたいに、何もないところに一から何かを作っているような方法もあると思うんですが・・・やっぱり、出来るだけ、そこに住む人たちの誇りを揺り醒ますような方向が、わたしは個人的に好みですね。古いものにかじりつけとか、新しいものは排除せよとか言ってるんじゃないんですが・・・生き残るって為だけに頑張って、何を生き残らせたいのかが見えなくなっちゃ、やっぱりそれは本末転倒だと思うから。

そうそう、今月、わたし、友だちと金比羅歌舞伎を見に行くんですが、金比羅歌舞伎の復活って、まさに地域の誇りを掘り起こした町興しですよね。ああいうの、いいなぁ~と思うな。

あっ・・・去年話題になった映画の『フラガール』は、ラスベガスタイプの町興しの話でしたっけ。ん~・・・なら、そういう方向も、悪くないのかも(^^;。まっ、いろんな形があっていいとは思いますが、経済活動だけで考えて欲しくない事だけは確かです、はい。
コメント
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