■ UEFA Champions League 2007/2008 Group A |
マルセイユ(0-4)リバプール ・前半 4分 ジェラード (リバプール) ・前半11分 トーレス (リバプール) ・後半 3分 カイト (リバプール) ・後半46分 バベル (リバプール) リバプール決勝T進出決定!! |
■ 早い時間帯のゴールで楽になった試合展開 |
◆ さすが、キャプテン
この試合でグループステージ突破が決まるグループA。さらに、4チームに決勝T進出の望みが残っていた大一番でした。リバプールは、引き分けすら許されないとにかく勝たなければならない試合でした。
リバプールはお馴染み[4-4-2]。マルセイユは[4-3-3](守備時は[4-2-3-1]形になる)
リバプールは立ち上がりから攻撃的に試合に入ります。激しいプレスを中盤で仕掛け、前線へボールを通し速攻で試合のスピードを速めて自分達のリズムを作ろうとしていました。
前半4分 自陣からのスローインをリーセ→カイト→トーレス→ジェラードと繋ぎ、ドリブルでマルセイユのペナルティエリアに侵入した所を足を掛けられPKをゲット。労せずして1点先制出来るチャンス。キッカーはキャプテン・ジェラード。
ゴール右を狙ったシュートは少し中央よりに飛んで行き、マルセイユGKマンダンダが右手でブロック!! しかし、そのこぼれ球をジェラード自ら押し込んで先制。
正直、これを止められてゴールが生まれなかったらちょっと嫌な流れ・ムードになり兼ねないシーンでした。リバプールとしては、必勝でしたので、とにかく先制点。前半の内から少しでもリードを広げて90分間の試合を優位に運びたかった。GKに一度はブロックされたものの先制点を奪えたことは、選手達の心理を考えると大きな得点だったと思います。
■ エース フェルナンド・トーレス |
◆ リバプールのエースストライカー、F・トーレス
すると数分後、前半11分。今度は、リバプールのエース・ストライカーという存在になったフェルナンド・トーレスがキューエルからのパスを受けて再びPA内でドリブル突破。得意のドリブル&切り替えしからゴール右隅に決めて、2-0。(記念に右画像作成しました)
これで、試合の半分はリバプールのものになったと言っても過言ではない状況になりました。ただ、唯一の心配は、早い時間帯にゴールが決まったことにより、緊張が続くかどうか?ということでした。マルセイユが前半の内に1点を返せば、ちょっと試合の展開は分からないクなるんじゃないか?という懸念はありました。
◆ ジダンの後継者、ナスリ登場
マルセイユは、前半34分という早い段階で、(試合から消えていた)シェイル(7)に代えてナスリ(22)を投入。2列目の中央にナスリを配置しバルブエナを右WFへ。ジアニを左の守備的中盤へ移動させました。
噂では聞いたことのあるナスリですが、憎たらしいくそガキ程度の選手です。まだまだ、ジダンの足元にも及ばない。多少のテクニックを持っている感じはしましたが、全盛期のジダンのようにピッチ上を支配(コントロール)するだけの存在感であったりプレーはありませんでしたね。ただ、自らのプレーに明確なビジョンであったり意思を持っているような感じはしました。数年後、ただの選手に成り下がるか?ジダン2世となるか?見ものです。
◆ チームとしてまとまりを見せた試合だったが・・・
2-0とリードしたまま試合を進めましたが、リバプールは、とにかくチーム全体として激しい攻撃と守備が光っていました。当然、勝たなければならない“崖っぷち”の状況だったのですが、チームとしてファイティング・スピリットを前面に出して全員が良いプレーを見せていました。
怪我で離脱していたベナユンが復帰しましたが、この試合ではあまり攻撃面では貢献することが出来ませんでしたが、一生懸命走って頑張っていました。また、先日、同じく怪我から復帰したキューエルは、やっと調子が上がって来た感じで、左サイドで起点となり頑張っていました。
ただ、現在のリバプールは、攻撃面ではかなりトーレスへの依存度が高いように思えます。(レディング戦・データ参照)まぁ、トーレス自体が好調ですので、バンバン使えばいいんでしょうけど。また、久し振り?って感じのカイトも攻守において地味ながらも安定したプレーをしていました。
色々と問題視されるローテーション・システムですが、今日のメンバーは、現時点でベストメンバーではないでしょうか?これにバベル、ヴォロニン、シソコ、クラウチ辺りが入れ替わる状態が理想だと思われます。
ところが、そんなシソコが怒りが爆発してしまいました。つまり、「もっと試合に出してくれ、じゃなきゃ移籍をする」ってことらしいです。先日のレディング戦は敗れてしまったものの、非常に良いプレーを見せていました。
以前もローテーションであまり試合に出れないことに対して不満を口にしていました。個人的には、評価している選手ですので、あれなんですけど・・・でも、チームの和を乱すようならば、移籍もやむなしかもしれません。これから、CL決勝T、そして、リーグ戦(週末は大一番のマンチェスターU戦)もありますので、あまりチーム内部で崩壊するのだけは、避けたい所です。そんなこんなで前半終了。
■ 決勝T進出を確信した後半 |
◆ 試合を決めたカイトのゴール
とりあえず、3点差になれば、不測の事態が発生しても勝てるだろうと思っていました。後半のポイントはいつ試合を決める3点目を奪うか?!でした。ところが、これもまた、予想以上に早い時間帯に3点目を決めました。
後半3分。マルセイユのDFのバックパスをGKがクリアするもののキューエルの元へ。トラップが流れるもののダイレクトでゴール前へ放り込むと、トーレスを通過してカイトがゴール前へ走りこんでいました。GKの動きを見てバシッとゴールを決めて3-0としました。
その後、試合はマルセイユが攻め込むもののリバプールの素晴らしいディフェンスの前に成す術なく。一方のリバプールは、きちんと守りを固めて、前線へカウンターという省エネサッカーに徹しました。どんどん時間が経過すると共に勝利への確率が上がっていきました。その間、リバプールは、いつものように選手を3人交代して終了ムードへ。
後半22分 キューウェル → アウレリオ
後半32分 トーレス → バベル
後半41分 カイト → ルカス
◆ ベナユン、4点目
すると、ロスタイム。交代で入ったアウレリオからマルセイユDF陣の裏へ出されたボールをバベルが競争し振り切るとGKとの1対1に・・・右足でチョンとボールを蹴りGKをを交わすと無人のゴールへボールを蹴りこみ4-0とし試合終了。
アウレリオが絶妙なボールを前線へ走るバベルへ。 マルセイユのDFとラアンニング勝負!! 飛び出したGKを交わそうとするバベル。
ちょんとGKの左をボールを出して交わす。 あとは、無人のゴールへ押し込み4-0!!
これで、なんとか2位通過を決めたリバプールですが、週末には、国内リーグ戦、マンチェスターU戦があります。チェルシーはアーセナルと対戦です。プレミアリーグ前半戦、年内の大一番です。これに勝ってリーグ戦でも勝ち点差を縮めたい所です。チェルシーファンの方、いっちょここは共同戦線を組みましょう!アーセナル、マンチェスターU止めないと、マジでヤバイです。でも、アーセナル、マンチェスターUは、2~3月くらいに一度失速する時期が来ると思うので、その時期が首位奪取のポイントかもしれないと予想しておきます。後日、この試合でのリバプールのゾーンディフェンスが良かったので、その辺の記事をUPする予定です。
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■ チャンピオンズ・リーグ07/08シーズン、その他の記事
■ Liverpool - UEFA Champions League 07/08 Group A |
第1節 | 9月18(火) | ポルト 1-1 リバプール | [A] |
第2節 | 10月 3(火) | リバプール 0-1 マルセイユ | [H] |
第3節 | 10月24(水) | ベシクタシュ 2-1 リバプール | [A] |
第4節 | 11月 6(火) | リバプール 8-0 ベシクタシュ | [H] |
第5節 | 11月28(水) | リバプール 4-1 ポルト | [H] |
第6節 | 12月11(火) | マルセイユ - リバプール | [A] |
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トーレスのゴールは見事でした。ベニテスは温存策のことでいろいろ言われましたけど、この試合に勝ったことで沈静化するかな?
こんばんは。
やはり、CL決勝T進出は一つノルマをクリアでしょうけど、今年はどちらかというと国内にプライオリティを置いていると思うので、週末のユナイテッド戦が鬼門でしょうね。