原題: Warm Bodies
監督・脚本: ジョナサン・レヴィン
出演: ニコラス・ホルト 、テリーサ・パーマー 、ジョン・マルコヴィッチ
観賞劇場: 浅草公会堂
映画『ウォーム・ボディーズ』 公式サイトはこちら。 (2013年9月21日公開)

したコメに初参加して、先行上映に行って来ました。
これは特別招待作品です。
終映後、ジョナサン・レヴィン監督のトークショーがありましたがこちらはパス。
第6回したまちコメディ映画祭in台東 『ウォーム・ボディーズ』ページはこちら。
浅草公会堂って初めて行きました。 というか、浅草自体何年ぶりかなあ。 ちゃんと降り立ったのは5~6年ぶりくらいじゃないかな。
公会堂自体は思っていたよりもずっと綺麗で見やすい会場でした。昔よく試写で行った、新宿にあった厚生年金会館によく似た雰囲気。
この上映の1つ前が、園子温監督の『地獄でなぜ悪い』で、このトークショーがかなり延びてて予定時刻よりも30分くらいかな?待ちました。いろいろ待ち合わせもしてて夕飯食べに行きたかったので(笑)
そして行ったのが近くの大黒屋さん。

浅草でちゃんと食事したのなんて本当に久しぶりで、昼間行くといつも大行列なのでいわゆる老舗には行かないんですけど、この日は夜で空いていたのですぐに入れました。
いかにも浅草らしい天丼ですよね。つゆが濃い目でしなっとしてて。たまにはこんな味もいいと思います。私は好きですよ。


近未来。秩序は崩壊し、ゾンビは人間を喰らい、人間は捕食者であるゾンビを敵対視していた。ゾンビのR(ニコラス・ホルト)が仲間たちといつものように人間を食べに出かけたところ、食べ物であるはずの人間の女の子・ジュリー(テリーサ・パーマー)に恋をしてしまう。Rはジュリーを守りながら自分の居住区へ連れて行く。ジュリーは食べられまいと必死に抵抗していたが、Rが不器用ながらも自分に寄せる好意や彼の純粋さに触れ、次第に警戒心を解き心を開いていく。Rもまたジュリーと交流するうちに、生ける屍である自分の中であたたかな気持ちが広がっていくのを感じる。しかし二人の恋はゾンビと人間の関係を覆すものであり、最終型ゾンビの“ガイコツ集団”やジュリーの父親(ジョン・マルコヴィッチ)にとっては到底許せないものだった……。(Movie Walkerより)
ゾンビものと思って観に行くと、かなりのコメディタッチ満載。ゾンビ登場シーンでげんなりすることはありません。むしろRとジュリーのボーイ・ミーツ・ガールが主体。
ゾンビは心臓が動く者を捕食してしまうのに、ジュリーだけ何故しない?ってことが大きなツッコミどころなのですが(笑)、そこは愛の力でクリアしちゃう。ジュリーにまつわる情報を手に入れてインプットしてしまったら彼女に惚れてしまうという、とことんゾンビじゃなくて人間っぽさがいっぱいでいちいち面白い。
「人間とゾンビの交流」って今までのホラー映画にもあまりなく、むしろゾンビは人間と敵対すべきものとして扱われるので、こうして仲良しになってしまうことは劇中の人間たちや、ゾンビの最終形である「骸骨たち」にとってもあり得ないことだし、映画のパターンとしても作りづらい。しかしながらそのタブーを堂々と破ってしまっているところに本作の面白さがある。
人間→ゾンビ→骸骨というヒエラルキーを崩したらどうなるのか。Rとジュリーの絆を見ていて他のゾンビたちも影響を受けて心を取り戻す過程も面白い。「いい人」ならぬ「いいゾンビ」のオンパレードになっていく。
ただしゾンビ→骸骨へと変貌してしまうと、そこはもう帰還不能であり、骸骨たちは究極の悪役として退治される。人間とゾンビが結び付いた結果、悪役がさらに絞り込まれていくのも何だか可哀想な気もしますけどね。
人間にしかわからないロックやポップスを聴くにつれてジュリーへの愛が強くなるとか、もうほとんどギャグなので安心してしまう。ここのあたりはゾンビ映画というよりも『トワイライト』シリーズのような、種類を超えた生物の交流を思わせる。
おまけに主演のニコラス・ホルトくんは色白イケメンくんなので、『トワイライト』シリーズ主演の彼の様な雰囲気にこれからなっていくのかとちょっと期待させたりもする。ニコラスくんと、パパ役のジョン・マルコヴィッチに挟まれて、ジュリー役のテリーサ・パーマーはちょっと埋もれた感じに見えるのが惜しいかな。
そうそう、そういえばこの曲、超懐かしい!
昔、大好きでした。1984年全米チャート1位。
気軽に笑って楽しめる、ちょっと目先の変わったデート・ムービーとして活用できる作品ですね。
★★★☆ 3.5/5点
いろいろな設定のムリとかどうでもよくなるような、ほっこり加減がとってもよかったですね~
それにしても道理で疲れたと思ったら、トークショー30分も伸びていたのですね。
もうぐったりでした・・・
したコメ初だったんですね、そういえばroseさん
コメディ観るイメージがほとんどない^^
>人間とゾンビの交流って今までのホラー映画にもあまりなく
は前に私が2位にした低予算ゾンビホラー
「コリン」とか他にもいくつかあるので珍しくはないんだけど
最近ゾンビものもコメディもやたら増えて来てみる人が増えるのは個人的に嬉しいです 笑
誰でもいい役なのにマルコヴィッチ使う贅沢さが好きです 笑
脳とか食べちゃったり、一応グロもありましたけど、
怖いシーンもほとんどないし、
ゾンビ映画なのにデートムービーになっちゃうってスゴイ!
ニコラス・ホルトくんとロブ・コードリーの親友Mとの会話とか大好きでした♪
ですよねー。
今までそういう視点で考えたことなかったんで新鮮でした。
園さんのトーク、かなり長かったですよね。
私も外で待ってていやに長いなーと。聴いている方々もお疲れさまでした。
今年は思い切って参加。
年に1回くらいなら浅草もいいよね。
そして
>珍しくはないんだけど
さすがはホラー大臣(笑) 何でもmigちゃんに訊けばわかる!
ロブ・コードリーさん!
いい味出し過ぎてて、ちょうどいい枯れ具合なのがツボでしたー。
突っ込みどころ満載すぎてもう笑うしかありませんでした。
こういう軽いノリもたまにはいいかもね(笑)
そしたらこれは肩透かしかもしれないけどーw
こういう方が私は楽しくていいかな。