サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

天皇杯 鹿島優勝

2017-01-01 19:01:39 | 日記
延長戦を制して鹿島が2-1で勝ったが、さほどチャンスも多くなかった鹿島が取るべくところで得点して、守るところでしのいで勝ち切った。これができるから19冠もできるのだろう。

川崎はワンタッチでパスを細かく回して華麗に崩そうとする。見ていて非常に面白いサッカーだが、フィニッシュに難がある。シュートが少ないし、シュートにこだわる選手が小林と大久保だけ。前線にもっと強力なFWがいればあそこまで手数をかけなくてもゴールできる。パス回しにこだわりすぎて詰めが甘い。そんなサッカーである。だから守りが固い相手だと勝ち切れない。たぶんACLでも勝ち切れない。

鹿島はそんなに強いサッカーとは思えないが、少ないチャンスで点を取る。余計なことはしない。そういうサッカーでリーグ戦と天皇杯を取れるのだからやっぱり強いといえる。金崎がいなかったから前線でボーロをキープできなかったし、土居と金崎なんてさほど強力なFWではない。今日の柴崎は目立たなかったが、遠藤と柴崎の両サイドでもちゃんと攻撃を組み立てている。

こう考えると鹿島は攻撃は弱いが守備のチームといえる。鹿島の守備と川崎の攻撃を足して2で割ったようなチームがあれば強いと思う。

柴崎はこの試合のようなプレーではたとえ2部のクラブでもスペイン、ドイツでは通用しないだろう。もっと積極的に自分から仕掛けていくポジションなんだから。