GPX250 Ninja:バイクと猫とサンフランシスコの雑記

Kawasaki GPX250でベイエリアをまったり走る…バイク通勤 in San Francisco

暑さから逃れて箱根へGO。一日目。

2016年08月23日 | 旅行
というわけで、7月に大湧谷の規制が解除になったから大湧谷の黒たまごもゲット出来るかもしれないナーと期待しつつ、恒例の一泊温泉ツアーです。大湧谷の黒たまごはなんせスーパーロングセラーのお土産アイテムだから、規制でこれが手に入らなかった時は寂しかったもんね。子供も頃から親しんだ箱根のテイストNo.1ですがな。

テイストと言っても味は単なるゆで卵で、別に目新しい味では無い。しかしダ!箱根に行って大湧谷まで登って、ヴォルカニック・アクティビティーがヒシヒシと感じられる箱根山火口のド真ん中の卵茶屋で、レトロな紙袋に入った黒たまごを買って「すげー、チョー真っ黒け!!」とかワイワイ言いつつ黒い殻を剥き、これまたレトロな包みに入っている塩をつけて頬張るゆで卵は美味いもんです。黒たまごはその場で食べるべし。一度お持ち帰りを試みた事があるけれど、車の中の暑さで殻の黒い色は脱色してしまいます。長時間ドライブだと「単なる汚れた卵」になってしまうですヨ。

今回は車で移動です。去年バスを使って動いた時はバスの時間やルートに拘束されて思う様に動けず、フラストレーションが溜った(箱根と言えど暑いですからね)ため、今年は便利さと体力を考え車を借りる事にした。小田原のトヨタに予約。超メタボと言う訳でも無い通常体重の大人が2人ならまあ1000ccのヴィッツでええやろ…と言う訳でヴィッツ。

今日のルート。小田原からターンパイクと椿を通って芦ノ湖へ降りて昼食。その後大湧谷と仙石原を見てホテルにチェックインしたらゆっくり温泉。


小田原の混んだ市街を抜け、ターンパイクに上がったら後はワープ。最初のストップは湖畔の箱根ホテルです。昼食を1時半に予約してあったけれど、芦ノ湖に着いたらまだ11時半。ダメモトで12時のランチに変更出来ないか聞いてみたらオKだったので、箱根ホテルへ。ランチは奮発して箱根ホテルの2700円バフェットを予約しておいた。バフェット自体はなかなか良かったけれど、ダイニングに入ってビックリしたのは「ここはSFか!?」と思う程の白人観光客の多さ。どうやらヨーロッパからの団体さんが入っていた様です。


昼食を堪能した後(食べるのに忙しくて写真とり忘れ…泣)湖畔のプライベートビーチに出てみた。芦ノ湖は晴れ。雲が良い感じ。


意図した訳ではないけれど、この写真、湖のほとりの雰囲気が日本じゃないみたい…写っているのも白人さんだし。落ち着ける雰囲気の良いホテルだから団体さんのエネルギーに我慢出来るならここに泊まるのもアリかも知れない…アクセス良いし。


昼食の後、大湧谷へ。通行止めになっていた三叉路は規制解除でオープン。大湧谷方面に上がって行くと硫黄の臭いがしてきます。冠ガ岳が正面に見えたらすぐ駐車場。


うおー2年ぶりの大湧谷。懐かしい火山の香り!火山ヲタじゃないけれど、火山は大好き…てかそうゆうの火山ヲタって言うんだよ、と友人はバッサリ来る。


噴火で出来た冠ガ岳は大湧谷のアイコン。大湧谷は神山の火口なんだけれど、冠ガ岳の姿はインパクトある。たまご茶屋のたまご池キオスクが見えますが、ここに至る散歩道も周囲のハイキングコースも今もって一般人立ち入り禁止。たまご池まで入れるのはスタッフのみ。たまご用ロープウェイは運行してますね。


今回の噴火騒ぎでガス噴出が一番激しかった斜面。ゴオォォォォォォォォ…!という噴出音がすごい。今までこんなに音が出ているのは聞いた事が無かった。確かに火山活動が活発になったのね…考えてみれば活火山の火口だものね。


もう一枚モクモク。近くで見ると迫力ありますヨ。この端を通るロープウェイから見下ろしたらすごい景色なんだろうな。


黒たまご館の前には黒たまごを買いたい観光客の長い行列が…。軟弱かつ並ぶのメンドクサ…な我々はあっさり黒たまごギブアップ。もっともワタシは本気で黒たまごが欲しいなら家から40分で来られる訳で…まあいいか、と今回は断念。


周囲のあちこちから噴気が上がっている大湧谷。


駐車場からもモクモクがよく見えます。


さて、大湧谷から降りて来たら仙石原へ。実は案内したい所があるのよね。真面目かつ一般的にはマイナーな植物園「箱根湿生花園」です。「グレイン」というレストランの隣を入って行くと入り口がある。


仙石原は高地湿原ですから、きれいなお花畑のはず…だけど今やゴルフ場と別荘マンションの所為で湿原はほとんど消えかかっています。元の仙石原の雰囲気を楽しもうと思ったら実際ここからの眺めるしか無いのヨ。去年も来たけれど時間に追われて奥まで行かなかった。


仙石原と箱根に生息しているいろんな植物が集められています。


一番奥まで行くとあたりはスカッと開けて台が岳の斜面が見える。手前はコウホネが群生している池。


台が岳斜面の木が無い箇所が有名なススキが原。斜面のすぐ下に車道があるはずだけどうまい具合に木に隠されて見えません。実はここ、人工物に邪魔されない広々とした箱根高地湿原の眺めを味わえる数少ないスポットの一つなんです。


尾瀬にある様な木の歩道が出来ていて、その上を歩く。絶対に踏み込んではいけませんヨ、下は水と泥だから踏み込んだがさいごヒサンな目に遭うこと確実。


出口近くには食虫植物コーナーがあるので寄って見た。


プレデタープラント集団ですわ…w。不気味だけれどよく見るとやっぱり植物。


ウツボカズラの仲間。結構大きいですヨ。この壷の長さはほぼワタシの前腕の長さと同じだった。


箱根湿生花園はオススメのスポットです。季節ごとに咲いている花も繁っている植物も違うし、季節ごとに違う仙石原の高原の眺めが素晴らしいですヨ。

さて仙石原を後にして芦ノ湖近くまでもどり、ホテルパウエル箱根にチェックイン。山の方を見上げると冠ガ岳がそびえてて、駐車場には硫黄の臭いが漂ってます。あー箱根だ!リゾート的ラグジュリアスは無いけれど、こぢんまりして、アットホームで、食事もそこそこ美味しいし、ロケーションも良いし、静かで気に入った。


窓から見た箱根外輪山の眺め。長尾峠と乙女峠。金時山はちょっと見えないナ…。晴れていれば真っ正面に富士山が見えるはずです。


温泉は残念ながら濁り湯ではなく澄んだお湯。濁り湯の方は大湧谷から引いているんで、例の噴火騒ぎで壊れちゃったんですと。今年中に復旧する予定だから新年からは使えるはず、だそうです。澄んだお湯でもともかく温泉は良いですねー。

温泉で癒されて、おいしい食事とビールでゆったりして、一日目終了。ところで、やっぱり車は楽だー!!!行動半径が去年とまるで違うしクーラーがあるから快適。去年恩賜公園の辺りをバス停まで延々と歩き、さらに炎天下でのバス待ち20分を思い出すと、今年はものすごく楽。レンタカーして正解でした。

※この記事はSFに戻ってからアップしています。アップした日時と記事イベントの日時に多少のズレがあります。
追記:他の日本の夏2016の記事もよろしく。
01:飛行機から降りた瞬間から暑い〜!

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