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詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

メダカにこころが通じた日

2014年03月04日 18時07分36秒 | 日記

            春のポスト コラボレーション展

はるみるく(イラスト)×平岡淳子(ポエム)×小林淳二(アニメ)×UQIYO(ミュージック)

ギャラリー・ハウス マヤ  港区北青山 http://gallery-maya.com    3月17日~22日

 

 昨日撒いた詩の種に水を上げていました。やっと青い実が。まだこれから赤い実になるまで時がかかりそうです。

 季刊『飛ぶ教室』から、おくはらゆめさんのラフスケッチが届きました。まったくわたしが思い描いていた絵と違うところが楽しめました。「なるほど。絵描きさんはこう来るのか」。笑いを誘われました。

 昨日は怖くては入れなかった「ぶたのぶたじろうさん」にこわごわと入りました。「かいじゅうモズラ」でございます。モスラのパクリじゃないかって。いいえ、ちがいます。モグラとモズが、ああなって、こうなって‥‥。

 今日のビッグニュースは、なんとメダカに言葉が通じたことです。わがやのメダカは冬の間は睡蓮鉢ごと部屋に入れてあります。
 まことに小心者たちでわたしの姿を見ると、ぱっと姿を隠します。石の間や、土の陰に。餌をあげるときもさっと逃げて、わたしがいなくなると浮いてきて食べています。

 で、閑話休題。以前の散歩コースに鳩が群れている公園がありました。鳩が見えるとわたしは体中からすっと気を抜きます。これをやると鳩を一羽を飛び立たせないで、その真ん中を歩いて通れます。「わたしはなにもしないもんねぇ~」という感じです。これは犬や猫がいてもします。友情のしるしです。

 ふと、(メダカにも気を抜いて接したらどうなるだろう)と思いました。それで睡蓮鉢の上に顔をを出しながら(メダカが一番怖がる状態です)、優しい声で話しかけました。お母さんがわが子に話しかけているときの、あのやさしい甘い声です。
「元気だねぇ~ よかったねぇ~」「元気だねぇ~ よかったねぇ~」「元気だねぇ~ よかったねぇ~」。すると隠れていたメダカたちが嬉しそうに出てきて、いつまでもわたしの声を聞いていました。同じところを動かないでじっと聞いているんです。

 魚は側線で音を聞いているはずですが、きっとメダカにも生理的にここちよいというのか、こころ?に届くやさしい波長があるんだなぁと思った、3月4日でした。

 

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今日はなんと絵のような (北の町から)
2014-03-04 18:34:08
お久しぶりです。
なんだか絵のようなメールに思わずキーをたたきました。
植物だって声をかけると元気に伸びるのだから、めだかおいておやです。
雰囲気はすっかり春ですねえ。
こちらはなんと、車庫の前で、カチカチの氷のような道路のくぼみにタイヤをとられ、押しても引いても動かなくなってしまった(涙)
お向かいのご主人が出てきて、車を揺らしてくれました。
やっと脱出成功!
彼はわたしが雪かきしやすいように、わざわざ雪投げの場所を家庭用除雪機で広げてくれる優しいご近所さんです。
遠くの親戚より、近くの他人(笑)
つつじの芽が膨らんできました。
こちらの春ももうすぐです。
つつじ (内田麟太郎)
2014-03-04 20:04:58
北の町からさんへ
 久留米ツツジ、霧島ツツジ。いずれも南の国の花ですが、北海道でもツツジが春を呼んでくれるんですねえ。そうなんだと頷いています。
 遠くの親戚より近くの他人はまことに名言ですね。引力の法則にもかなっていますし。
 メダカとおじいさん。そんな絵柄でしょうか。
 春よ 来い~
はじめまして (Im.)
2014-03-04 21:19:20
ひとつ前の記事にメダカにエサを..とあり
我が家はベランダのトロ箱にいるのですが
このごろ少し動きがみえはじめていたので
一緒...とばかりに思い切ってコメントを
残そうと思ったけれど保留しました。
保育園に勤めており、もうすぐ卒園の時期
仲良く5年間を過ごした子が明日も来る?と
別れ際に哀しそうな顔をしたのが
胸の中から消えませんでしたが
こちらに伺うと再びメダカのお話があり
わたしもメダカに話しかけよう
あの子のしあわせも遠くから祈ろうと
気持ちが落ち着いてきました
ありがとうございます
ご無沙汰しております (安芸太田町の斉藤)
2014-03-04 22:00:10
お久しぶりです。今日、移動図書館で「さびしい、さびしくない」という本を借りました。保育所の子どもたちに読んであげると食いついていました。その前に狂言絵本のかみなりを見て大笑いしたあとで、どう受け止めるかなと思いながらの読み聞かせでしたが入り込みが期待どうりでした。とってもわかりやすくて伝わりやすいいいお話ででした。旅立ちの前に自分を理解してくれる人もいるということが本から感じ取れたと思いました。ありがとうございます。
気配を消す。 (ひでちゃん)
2014-03-05 05:42:58
内田麟太郎さま
公園での動き、正に羽村流忍法。すぐに掴まえられるようになるでしょう、鳩。徐徐に仙人の域に達するはずです。マネシテみようっと。
波長 (内田麟太郎)
2014-03-05 06:58:42
Im.さんへ
 メダカに言葉の意味がわかったとは思えませんので、メダカをいとおしく思うこころから生れた音の波長が、生理的に伝わったのでしょうね。
 まして人と人。あなたのおこころは子どもたちにきっと伝わるのではないでしょうか。さびしさもまたたいせつな宝ですよね。

齋藤さんへ
 本当にお久しぶりです。「かみなり」と「さびしいはさびしくない」。まさに凸凹珍道中ですね。その凸凹に、あの自転車の三人も大はしゃぎだったことでしょう。ありがとうございました。まだ、雪は残ってますか。

ひでちゃんへ
 あのねぇ、気を消すのは鳩への思いやりから生れたの。捉まえるなんて邪心を持ってはいけません。でも、キジバトは美味かったよ。こどものころ食べちゃった!




優しいからですね。 (木枯らしモンジャロウ)
2014-03-05 09:15:39
きっと、麟太郎さんがやさしいからなんでしょうね。鳩も、はっとしたんじゃないでしょうか。木馬亭の複座父さんは「めだちけんいち」さんです。キモサベ!
はっと (内田麟太郎)
2014-03-05 13:33:06
木枯らしモンジャロウさんへ
 気を抜くのはだれでも出来るんですよ。指に先からすとんと落とす感じで。
 ハトがはっとする少年詩はただいま絵待ちです。お楽しみに。
 木馬亭、たのしみで~す。

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