長男気質

先日義母の実家のお墓参りに行った時の事です。

立ち寄った実家には義母より８歳年下の長男である叔父が住んでいます。

四方山話をしている時、叔父が突然甥である夫に
「甲斐性が無くてすまんな」と。

何の話かと思ったら、長男であるのに姉の面倒を見る事が出来なくて申し訳ないという事でした。
叔父にとって、義母の身内は夫達子供ではなく、未だに自分が一番なのですね。


その時、友人の愚痴を思い出しました。
夫が未だに弟妹の面倒に深く係わると。
「彼女（彼）には夫（妻）も成人した子供達もいるじゃない」と言っても「長男として力を貸すのが当然だ」としてお金や時間を弟妹にかけるのが納得できないらしい。



そう言えば結婚したての頃、義父が当時未婚だった夫の妹に「お前の結婚式はお兄ちゃんに面倒見て貰いなさい」と言うのを聞いてギョッとした事がありました。
何しろ安月給、おまけに貯金３０万しかない夫と、これからどうやってやりくりして暮らして行こうかと不安だった時なので、内心「冗談じゃないよ～」と思ったものです。


幸い我が家の夫は自分の新しい家族を第一に考えてくれ、義妹達も独立独歩の人達だったので良かったのですが・・・



でもこの間、義妹から息子の就職についての相談の電話があった時、夫ったら
「うん、わかった。　お父さんが調べてみるから。」ですって。

義妹に対して、いつしか兄から父に意識が変わっていたらしい。
これもある意味長男気質かしら。