『借りぐらしのアリエッティ』を劇場へ見に行った。
本来のところ、コレを見に行く予定はなかった。
あくまでも、周りの友人たちの話題に乗るために見に行った。
予想は当たった。
コレを見終わった後、また一段と体調に悪影響。
『踊る』シリーズで受けたダメージが、更に加算されました。
序盤の、屋敷内の探索あたりまではまだ見られたが。
そこから先の脚本が、少なくとも私には支離滅裂。
・「私たちに関わるな」と、わざわざ翔に直に言いに行くアリエッティ。
・仲良くなりたいと言ってる端から、「絶滅」発言でケンカを売ってる翔。
・何ら一切理由なく、小人を偏執的に追い立てる醜悪な家政婦ハル。etc……。
あまりの意味不明さに混乱し、勢い余って原作小説を衝動買いしてしまったほどだ。
そしてやっぱり予想通り。原作小説の方が、遥かに趣がある。
と言いますか、原作の大事な場面を全部切り落として壊してる。
この原作を踏まえるなら、映画にはせめて以下のような描写が必要だろう。
・翔の登場をもっと遅らせる。序盤は小人の生活を中心として描く。
・アリエッティ達の行為が盗みであると翔に言わせ、二人が口論する場面を入れる。
・翔が心臓病という設定を変える。(「病弱で療養中」なら何でもいいから)
・翔と、アリエッティの家族とが交流している場面を入れる。
改築するなら、キチンと挨拶して許可を得てからするのが常識。
・家政婦ハルを、もっと几帳面な性格にする。
・アリエッティと猫が仲良くしている場面を入れる。
個人的には、作者のノートン氏に、この映画の感想を聞いてみたくてならない。
(もう亡くなってるから無理だけど)
それでは。また次回。
本来のところ、コレを見に行く予定はなかった。
あくまでも、周りの友人たちの話題に乗るために見に行った。
予想は当たった。
コレを見終わった後、また一段と体調に悪影響。
『踊る』シリーズで受けたダメージが、更に加算されました。
序盤の、屋敷内の探索あたりまではまだ見られたが。
そこから先の脚本が、少なくとも私には支離滅裂。
・「私たちに関わるな」と、わざわざ翔に直に言いに行くアリエッティ。
・仲良くなりたいと言ってる端から、「絶滅」発言でケンカを売ってる翔。
・何ら一切理由なく、小人を偏執的に追い立てる醜悪な家政婦ハル。etc……。
あまりの意味不明さに混乱し、勢い余って原作小説を衝動買いしてしまったほどだ。
そしてやっぱり予想通り。原作小説の方が、遥かに趣がある。
と言いますか、原作の大事な場面を全部切り落として壊してる。
この原作を踏まえるなら、映画にはせめて以下のような描写が必要だろう。
・翔の登場をもっと遅らせる。序盤は小人の生活を中心として描く。
・アリエッティ達の行為が盗みであると翔に言わせ、二人が口論する場面を入れる。
・翔が心臓病という設定を変える。(「病弱で療養中」なら何でもいいから)
・翔と、アリエッティの家族とが交流している場面を入れる。
改築するなら、キチンと挨拶して許可を得てからするのが常識。
・家政婦ハルを、もっと几帳面な性格にする。
・アリエッティと猫が仲良くしている場面を入れる。
個人的には、作者のノートン氏に、この映画の感想を聞いてみたくてならない。
(もう亡くなってるから無理だけど)
それでは。また次回。
…ま、舞台が現代日本な時点で原作とは別物ですよ。
私も観に行きましたが、映画中に、翔がバーネットの「秘密の花園」を読んでいるシーンがあります。翔の人物像は「秘密の花園」に出てくるコリンをモデルにしているのではないでしょうか。
裕福な家の、孤独で病弱なお坊ちゃま。健康な人間への嫉妬心を持つ、世間知らず。
これが私の翔とコリンに共通する印象です。
コレは好みの問題にもなりますが、
もともと私は原作至上主義のところがありまして。
せっかく映像化するなら、原作の良さを
活かしてほしい……という気持ちが常にあります。
今回は原作が気に入ったので、
尚更そう思ってしまうようで。個人的に残念です。
「秘密の花園」は、かなり昔に読んだきり。
いずれ確認してみようと思います。