『夜歩く』(byジョン・ディクスン・カー)、読了。
再読である。
「バンコラン」シリーズの第1作であり、カー作品の処女作でもある。
1930年作。大勢の集まる夜の社交(パーティ)の場で起こる密室殺人。
店内にホンマモンの剣が飾られてたり、
アメリカで禁酒法が真っ盛りだったりといった点に、時代を感じる。
何より時代がかっているのは、動機ホワイダニット)がほぼ論じられない事。
恐るべき事に、登場人物紹介欄に、「精神異常犯罪者」って肩書きがある。
今で言ったら「サイコパス」辺りになるか。
その、今で言ったらサイコパス男の行方が物語の大きな見せ場。
終盤には、(当時の)最新カガク捜査が駆使され、事実が判明する。
そんな古典作品にも尚、『不思議の国のアリス』と
『黒猫』がフツーに出てくる事が、当然の事と分かっていても驚かされる。
名作ってのは、世に出た最初の時から名作なんだな。
それでは。また次回。
再読である。
「バンコラン」シリーズの第1作であり、カー作品の処女作でもある。
1930年作。大勢の集まる夜の社交(パーティ)の場で起こる密室殺人。
店内にホンマモンの剣が飾られてたり、
アメリカで禁酒法が真っ盛りだったりといった点に、時代を感じる。
何より時代がかっているのは、動機ホワイダニット)がほぼ論じられない事。
恐るべき事に、登場人物紹介欄に、「精神異常犯罪者」って肩書きがある。
今で言ったら「サイコパス」辺りになるか。
その、今で言ったらサイコパス男の行方が物語の大きな見せ場。
終盤には、(当時の)最新カガク捜査が駆使され、事実が判明する。
そんな古典作品にも尚、『不思議の国のアリス』と
『黒猫』がフツーに出てくる事が、当然の事と分かっていても驚かされる。
名作ってのは、世に出た最初の時から名作なんだな。
それでは。また次回。