aspettare

イタリア語で 待つ、、、
どうってことないけど発音が好き、、、

獸木野生

2009-05-14 22:26:12 | 読み物
このタイトルを見て誰なのか分かる方は私と同じカテゴリーに分類される方でしょう。笑

漫画家です。
でも漫画家とひとくくりに出来ない方。
女性です。
以前の名前「伸たまき」。
最初の頃は時々出てくる似顔絵もあってずっと男性だと思っていました。
高校の頃から、最初にこの「パーム」シリーズの第一巻が出版されてからの付き合いです。
イイエ、ウイングというちょっとマニアックなアニメ雑誌が愛読書だったのですが、それに掲載されてからのファンです。

絵柄も独特なのでとっつきにくい人も多いかと思います。
でもそれ以上に内容が深いです。

物語が始まったのは20数年前、ジェイムスとカーター、アンディが中心となっています。
長い長い内容で、今はこの3人が出会う前のお話です。
このお話に入ったらパームは完結すると作者は語っておられました。
このパームシリーズが始まったばかりの頃、いきなり最後の彼らの結末、言わば死んでしまうまで最初に語ってしまいます。
もう完結が分かっていて始まった話でした。

他のアニメと逸脱しているのは内容もそうですが、とにかく映画を観ているみたいなのです。
そしてその章が完結するたびに映画のテロップみたいに流れて終わります。
聞こえてこない音楽がテロップとともに聞こえてきそう。
そんな感無量の終わり方をします。

人間関係はとても複雑でみんな凄い生き方しています。
中でもジェームスは凄い!
そして私はこのジェームスの大ファンです。
本当にこの人が実在していたら間違いなく惚れるでしょう。笑
彼の生い立ちも凄いですが、生まれた時の真実は私にも相当ショックでした。(長い年数がかかってその秘密も分かりましたが・・・笑)
彼はどんな人間でも受け止めてしまう人です。
人並み以上にIQが高く、刑務所にも入っていたし、人も殺したこともある。
一番好きなシリーズは「星の歴史」だったかな?
刑務所で知り合った黒人の男の子がジェームスに向かって叫ぶ台詞がありますが、それがもう涙涙で読んでいました。
なんだかね、自分が駄目人間だってことごとく打ちのめされたことのある人ならそこの台詞読むと涙です。
ジェームスはどんな人でもイイエ、人だけではなく犬も、そして自分を憎んでいる(敵も多いのです)人さえも受け入れてしまいます。
ま、鈍感か?と言うおちゃめなところもあるのですけどね。笑




今始まっているのは「蜘蛛の紋様」。
これも最初から型破りで、長くなるからと最初の数十ページはなんと小説になっています。
それでもまだまだパーム完結には年月がかかるのでしょうね。
今回は3が出ましたので購入しました。
まだ届いていませんが楽しみです。

私も他のファンの方達と同様、最後まで獸木さんに付き合います。


獣木さんのサイトはこちらです。





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