炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

ぶなの森 Fagus crenata

2005-06-22 | My Photo
ブナのオアシス。かろうじて残っている森。






当地では、橅は「 木では無い 」役に立たないとして木として伐採された。
「 橅退治 」という言葉も、存在しました。



実は、楽器メイカーがピアノ建材に使っています。
高級家具建材でもあります。


☆「 橅 」の謎. -- 橅 の文字は、日字?--

当地では,役立たずの木として、「木ではない」とまで学校で教えられたブナ。
おかしいと思って、漢和辞典を引いても載っていません。中国語の辞書にも、「 橅 」の文字は有りませんでした。(略字も)

漢語で、ブナは、「 山毛欅 」「 山青岡 」。
「 橅 」の文字は、漢字ではなく、極最近の捏造文字=日字!?

ぶなの幹を見る.
楓と朴ノ樹の新緑

一ヶ月前の様子.

八月のぶなの森へ


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7 コメント

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ご無沙汰しております (Aki)
2005-06-22 08:23:31
今年の初めごろ、「稲むらの火」でTB、コメントを頂いた者です。

たまに拝見して、美しい写真を楽しませていただいています。ところで、ブナって、役に立たない木だったんですか?「 橅退治 」という言葉まであったんですか? 

ブナは豊かな森の象徴のように思っていました。



(あと、1か月前に標高850mであんなに雪があるのに驚きました)
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製紙工場・・・・ (U-1)
2005-06-22 12:15:26
AKIさん、kaiさん こんにちは。



「 橅退治 」という言葉は、高度経済成長期に、当地で叫ばれた「 標語 」であったようです。

私は、学校の社会科の時間に、「 橅は、用材にならないな」どと習いました。

(実は高級家具、ピアノの用材なのですが。)

当時、西武系の製紙会社が、当地に工場を建てた頃でした。



学校脇の国道では、ぶなのチップを満載した大型トラックが、工場の方向に疾走して行きました。



ぶなを斬り尽くすと、工場は閉鎖されて、今はパン酵母などを創っています。
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AKIさん (U-1)
2005-06-22 12:20:45
ぶな林内に、残雪が多いのは驚きでした。

下の写真は標高1200Mの所から、1400Mの山を撮ったものです。



這松帯の雪が、先に解けている様子です。

http://blog.goo.ne.jp/rgriggs1915/e/4b4880dc8cc916e96c55ebe6e4ede1d7



ちょうど、田植えの頃で、ゆっくり雪をとかして、田畑を潤すんですね(^^)。



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ブナの写真、素晴らしいです♪ ()
2005-06-22 23:41:35


U-1さん♪みなさま♪こんばんは^^





ブナって、いいですね~♪♪♪

どっしりしていて、大らかで。



冬は雪を保ち、夏は葉に水をたたえ、

秋はその落ち葉で山の土をしっかりと守り。

ブナは山の”守り神”という気がします^^





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Unknown ()
2005-06-23 01:11:43
木に無し(橅)ブナですね。

ん~とどこかコノ木が世界遺産と思った気がするが?違っていたらゴメン。

昔は使い道が「無」かった「木」でしょうか?
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鳥のコンサート (U-1)
2005-06-23 20:48:18
夕さん ありがとう(^^)w。



ブナは、まっすぐな長い幹を持ち、枝は上の方に広がりますので、下に低木を従えています。

光を何段にも和らげて、地面の潤いを保っています。いろいろな木の葉のざわめきがとても心地よいです。



ぶなの森は、音もよく響いて、いろんな鳥が、風の音を伴奏に、喉を競う天然のコンサートホールですよ。
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オールマイティ (U-1)
2005-06-23 21:07:19
山の爺さま こんばんは。



>昔は使い道が「無」かった「木」?



いや~、それがまったく逆だそうです。

材は、丈夫で堅いが軽く、水や船虫、腐れに強く、船材として最高だったそうです。



そのほか什器、家具、履物に使われたそうです。戦時中は、その特徴を生かし、航空機のプロペラにもw。。



実も、炒ると香ばしく美味。昔は食用油を絞ったそうです(^^)。

細かくて拾うの大変ですが...。



「 橅 」の偽漢字は、歪んだ教育の産物でしょう。地方大学の地理の大先生方は、こぞってそう教えてたそうですよ。馬鹿ってコワ!
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