No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

メモ:ホームベーカリーで『アター粉100%のパン』、『ベサン粉30%のパン』

2014-01-12 16:08:21 | 自作料理
◎アター粉100%のパン
アター粉とは、インドで使われている全粒粉でナン、チャパティ、といった主食パンの材料ですが、入手後古くなる前に使いたいと思い、半々よりちょっとアター粉が多いくらいで(リスドオル 108g、アター粉 142g)で焼いたことはありました。今回はもっと減らそうと欲をかき、アター粉100%で焼いてみました。アター粉だって強力全粒粉のはずだし、と思ったのです。

小さいサイズです。半々よりちょっと多いアター粉で焼いたときは釜のびもしていたのに、今回は小さくて重い。どっしりしたパンだったので薄く切ろうと切ってみると、生地もしっかりしているのでこんなに薄く切れました。

味は、焼き上がり後粗熱が取れたくらいで食べたところぽそっとした感が強く微妙に失敗かしら・・・と思いました。その後食べたら味が落ち着いていて、ぽそっと感もそれほど気にならなくなりました。
リピートする確率は、70%くらいです。

◎ベサン粉30%のパン

ベサン粉とは、ひよこ豆の粉で、インドや中東でよく使われているそうです。前述のアター粉と一緒にいただいたのですが、パコラでも大量揚げしない限りなかなか使い道が思いつきませんでした。
パンを焼く時にいつも参考にしている『Mart ホームベーカリーBOOK2』を見ていたところ、粉の総量の30%を上限に混ぜ物粉を混ぜても大丈夫との記載があり、突然思い立ちベサン粉を混ぜてみることにしました。

強力粉 196g
ベサン粉 84g
バター 15g
砂糖 7g
塩 5g
冷水 200ml
ドライイースト 4.2g

焼きあがり写真は表紙のものです。

粗熱が取れて切ってみると、豆腐というか、お揚げっぽいにおいでした。豆だからでしょうか?切れ端を食べてみると、お揚げをフライパンであぶったような微妙な味わい。。一日経ち、チーズトーストにしてみたところ、お揚げっぽさは若干軽減されていましたし、食事パンとして不味くはないものの、どこかしら微妙さが拭いきれずといったところです。

リピートする確率は13%くらいです。
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2013全日本フィギュアスケート選手権観戦記、というよりトイレメモ

2014-01-05 22:41:29 | スケート観戦
さいたまスーパーアリーナで開催される試合をテレビでは見たことがあったがその観客数の多さに躊躇して、これまでは見に行こうと思わなかった。関西からさいたまへのアクセスを考えた時、東京よりさらに遠距離になることも足かせだった。しかし今回はソチ五輪代表選考会を兼ねた大会。これは見届けなければ始まらないような気がして、アイスクリスタルでチケットをかけたら第一希望のS席が三日とも取れてきた。S席にしたのは、どうせ遠距離行くなら悪すぎる席では行く意味がないと思ったからだったが、だからといってプレミアム席(一般的にアリーナ席というところ)を連日取るというのも財力的に勇気が出なかった。チケットがアイクリで一発ゲットできたのはよかったが、観客数が多いということで混み合うトイレはどれくらいだろう、とか、2日目の試合終了時刻が遅いが電車の積み残しがあったら終電に間に合うのだろうか、など、行く前にいろいろ考えてしまっていた。

選手にとっては晴れ舞台だからお客さんは多い方がいいし、満席で埋まるならもっとよい。しかし、あの会場・・・。楽しめるのだろうか。そんな不安を感じながら、しかしそこにとにかく、単身、三日間、通うのである。

◎準備

宿泊は、さいたまではどこにしたらよいかピンと来ず悩んでいると、友人より「東京から通えばいいじゃない。上野からなら30分で着くよ。滞在は都会の方が何かと便利だし、それに御徒町には美味しいインド料理屋さんもあるし。」と助言をいただき、さらにその友人は元旅行会社勤務で一般旅行業務取扱主任者の経験を生かして上野駅徒歩5分の宿を数件ピックアップしてくれたので、その中の1件をチケット当選直後におさえた。

準備として、これまでの観戦と違うことをしたとすれば、応援メッセージをしたため、バナータオルを購入したことだった。
私はほぼ全員を大いに応援するのだけど特に今年は、町田樹選手と鈴木明子選手を応援していた。四大陸選手権観戦の時、自分だけバナータオルなど手持ちの応援グッズがなくて悔しい思いがしたことの教訓から、あっこちゃんのバナータオルは邦和スポーツランドから購入した。そして、全日本の一週間前にジェジュンのコンサートに行って、やっぱり応援していることを伝えたほうがいいかな、と吹っ切れて、行く前日に急遽応援メッセージを書こうと思い立ち、手持ちのクリスマスカードを引っ張り出してしたためたものだった。

◎観戦

さて、不安を抱えての一日目、余裕を持って一時間前に「さいたま新都心」駅に到着してみると、「新都心」という名称の割には地味な駅だった。ただ改札を通れば広々した通路で既に多くの人がいた。会場の場所はすぐわかりアイスクリスタルチケット引き換え場所も看板が出ていたし迷わなかった。

一日目、受け取ったチケットでいよいよ会場入りすると、通路は既に「朝のラッシュの御堂筋線」みたいに込み合っていた。まず応援メッセージカードを「プレゼント預かり所」へ託し、席へ行こうとチケットで示されたところへ向かった。場所は、審判台逆側で端だけど五列目。五列目って、これはとても良い席かもと陣取ってみると、思いの外リンクが遠く感じられ足元が見づらい。遠いと感じたのは一段一段の傾斜が少ないからだった。気を取り直して、滑走順の紙とプログラムを買いに出て見ると、プログラム購入の凄まじい列ができていた。それでもプログラムは欲しいと並び、早く到着していたにも拘わらずプログラム購入し慌てて席に戻ってみると試合開始ぎりぎりのところだった。試合が始まると、確かに脚元が見づらい。私はエッジの角度とかで技を見分けるほど精通してはいないが、見づらいのはどこか物足りなかった。それでも、選手の表情、上半身の動き、スピード感は存分に感じられたし、応援にもそこそこ集中できた。アイスダンスの平井絵己さんの手の動きから気迫を感じたし、樹くんが4T-3Tを降りた時はその気持ちの強さが伝わってくるようだった。

二日目はうってかわって端の30列目。通路を挟んだところはカテゴリーが落ちる席、そして200レベルだけで言えば上から数えた方が早い席だった。両隣ともアイクリで一人でチケットを取った人だったので「昨日はもっと前だったのに。」などと少し会話した。審判台側だし、とか、取れなかった人もいるんだからとか、励ましあったりもした。でもここまで上では滑走のスピード感とか臨場感は得られない。それでも、女子ショートプログラムでは準備して行ったAKKOバナータオルを振り、男子フリーでは「樹くんガンバー」と精一杯声を出して応援した。周りも声を出して応援する人が多かった。一列後ろの人は樹くんの応援者だったようで、技一つ一つが決まるごとに「よしっ!」と言い演技終了後は「去年は不調だったので・・・。」と言いながら泣き崩れていたので振り返って連帯したいほどだったが、振り返る勇気が出なかった。悪い席だったがまわりの客のテンションが自分に近かったせいか、応援は一番楽しめた。

三日めは、中央付近18列、と、バランスのとれた席だった。ここならバナータオルが選手から見えるかもしれないし声も届くかもしれない。しかし、周りの人の空気が、どこか違う。片側隣の人は拍手も小さいし声援もしない。脚を組んで斜に構えて座りしきりにガラケーを開いて字がみっしりの何かを読みふけっている。折角いい席なのに、そんなに急いで読まなければならなかったかしら?。。後ろの数人のグループは話の様子から趣味でフィギュアスケートを自らもする人のようで技も普通に見分けていたけれど、「東」が劣勢なことを嘆いていた。西の選手のいい演技を見ながら「あんな選手が東にも欲しいよね~。」とか言っていて、気が散った。全日本なんだしこの際こんなことどうでもいいじゃないの…?なんて雑念がよぎっていたから一番応援にのめりこめなかった。それでも、あっこちゃんの時にはバナータオルを振り、席から精一杯の声援をした。演技があまりにも素晴らしくて夢のようだったし、最後の3Sを降りて小さくガッツポーズをしたときからは自分の顔がほころんできて、スタオベしながらも表情筋が上がりっぱなしだった。

試合が終わり、ソチ代表選考結果発表が長引いていると聞いた時はちょっと気をもんだが、最後の一人まで発表を聞いて、さらに表情筋があがった。「D1SK」バナータオルが揺れる大声援の中、規定通りと言えばそれまでだが、発表があるまでは気が気ではなかったので、「よかった!」と思った。

最後の最後のこと・・・。テレビ放映はソチ五輪代表選手発表の後すぐに終了したと思うが、その後、少し間があって四大陸選手権代表選手、世界選手権代表選手、代表選手登場そしてスピーチと続いた。その後、伊東フィギュア委員長が再び出てきて、一言一句は忘れてしまったのだけど、「ここでお詫びがあります。」みたいなことを言いだした時はまさか、「今、代表と言ったのは間違いでした。」とか言いだすのではないかと、肝が冷えた。伊東委員長は「四大陸選手権のアイスダンスの代表選手を発表し忘れていました。」と続けて「平井絵己 マリオン デ ラ アソンション」が呼ばれた時、代表発表の中で一番の声援をあげていた。一日目に続きその日のフリーダンスでも演技から気迫を感じていて、Reed姉弟カップルと7.89点差まで迫る渾身の演技だった。テレビでは映っていないかもしれないし、それが見れたのは生観戦しに行ってよかった、と思った次第である。

◎電車

心配していた「積み残し」については、私は積み残されることはなかった。会場を出て、とにかく急ぎ足で駅に向かった。早歩きには多少自信があった。駅に向かう途中沢山の人を追い抜いたし、同じ時間に会場を出てきた中では相当早く電車に乗れていると思う。込み合いそうな車両は避けて、進行方向前の方(上野側)の車両に三日とも乗ったら、三日とも座れた。うち1日はボックスシートで、高崎方面から乗ってきた乗客2名のところに、私と、フィギュア観戦帰りの客が座った。元から乗っていた客が「何の帰りかな?」と聞きたそうにしているのを察して、私ではないフィギュア帰りの客が「フィギュアスケートです。」と答えて、そこからその人のフィギュア採点解説が始まった。この方、相当にフィギュアスケートの採点などに詳しいようで、採点にまつわる暗部なども説明し、私はただ聞いていた。 話がそれてしまったが、心配していた積み残しもなく、無事に帰ってこれて、ホテルに戻る際には必ずカット野菜を購入して帰った。きっと空気が乾燥しているからだと思うが、日頃から生野菜など好まないのに、不思議であった。

◎トイレ

問題のトイレは想像を絶する列だった。一日目は要領がわからず、一番近いところに並んだら、そこはもともと男性用で部屋三つ。一グループまるまる見れなかった。次の休憩では学習してもともと女性用のところに並んだがそこさえ部屋八つだからそれでも少ない。並んだ前後の人と少なすぎる部屋数のことなど話したが、ここに並んでいる人全て、今やってる演技を観れてないのだ。

一日目終了後、ホテルで明日の滑走順を睨みながら、一グループは観戦を棄権しトイレと軽食と休憩の時間と割り切ることに決めた。全員観たい私には苦渋の選択だった。

二日目の席から近かったトイレは部屋数14。並ぶ人も昨日よりは少ないので、拍子抜けだった。休憩時間には、エコノミークラス症候群防止も兼ねて会場を歩き回ってみたところトイレの場所によって混み合うところとそうでないところの傾向がつかめてきた。

下記は200レベルのフロアをぐるぐる歩き回って、トイレの列や待ち人の数などを見て、その印象を書いたものである。

・Aゲートから入ってしばらく歩くと右手に231~240扉はこちら、と書かれた通路がありその内側通路沿いにあるトイレは大変混み合っていた。逆側の211~220扉の内側通路沿いのトイレも歩いて見た限り混み合っていたが、231~240扉の内側通路沿いの方が、より流れていないように見えた。
・216扉近くのトイレは、部屋数14あり並ぶ人も比較的少なかったし、流れも早かった。
・220扉近くトイレは部屋数22あり、こちらの方が早いかと思ったが並ぶ人が多いのか、216扉近くのトイレより流れていないように見えた。

結局、2日目以降は216扉近くまでトイレに通っていた。
ただ、一日だけ観戦に来た人ならば、こんな傾向はわからないと思うので、もっとトイレの数を増やして欲しいと強く感じた次第である。
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