このBLOGでも何度か記事にしていますが、Vodafone UKから
Palm社製Windows Mobileスマートフォン、Treoの投入が発表されました。
もともと欧州のVodafoneは昔から、HTCやモトローラのスマートフォンをいくつも出していますが、
日本ではW-ZERO3が登場するまではWindows Mobileスマートフォン動きの無かったですが、
7月下旬にはドコモから法人向けでhTc Zが発売され、
さらに日本のボーダフォン/ソフトバンクからもNokia E60/61や
Windows Mobile搭載スマートフォンの投入がすでに発表されています。
今回はこのボーダフォン初のWndows Mobileスマートフォンについて考えてみます。
ただし最初に断っておきますが、100%Remの欲望に基づくものですのであしからず。
まずはOSについてなんですが、スマートフォンのOSは主にWindows Mobile、PalmOS、SymbianOSの3種類。
このうち日本ではW-ZERO3がWindows Mobile5.0を搭載していて、
ボーダフォンのV702NK/V702NKIIや同じくボーダフォンから発売予定の
Nokia E Series(E60,E61)はSymbianOSを搭載しています。
PalmOS搭載のものは日本には存在せず、欧米で発売されているTreo600/650/700pに搭載されています。
動作が重い、メモリの扱いが気に食わない、インストールエラーとかバグが多いなどなど不満もあり、
Windows Mobile5.0がスマートフォンに最適なOSであるとは言いきれません。
それでも私は6年間Windows MobileおよびWindows CE機を使い続けているので、
その間に得た知識やノウハウ、各種ソフトをケータイにも使えるのは嬉しいのです。
私はスマートフォンと言われている702NKIIを持っていますが、
これはSymbian S60なんでPocketPCと同じことを全て出来るわけじゃないんですよね。
だからWindows Mobileスマートフォンがボーダフォンから出ることは、
私にとっては願っても無いくらい嬉しいことなのです。
さてOSについては軽く流すとして、ボーダフォンのWM機についての具体的な妄想をしてみることにします。
ボーダから出るスマートフォンの形として予想されるのは、
hTc ZやW-ZERO3のようなスライドキーボードのついたタイプと、
Treo700wのように画面の下にQWERTYキーボードをつけたストレートタイプの2種類だと思います。
hTc ZとW-ZERO3ならば、hTc Zが出てくれたほうが私としては嬉しいです。
W-ZERO3が悪いわけではないのですが、私はWM機をメインとして使いたい。
ようするにこれ一本でPocketPCとしてもケータイとしても使える、というデバイスがほしいのです。
現在私は長文作成用のSigmarion3とビュワー用のrx1950と、電話として702NKIIをカバンに入れています。
モバイル機を3つも持ち運ぶのはあまりスマートではないですから、
PocketPCのrx1950とケータイの702NKIIを一つにまとめるためにWMスマートフォンが欲しいのです。
だからW-ZERO3のようにPDAに通信機能をつけたようなものではなく、
hTc Zのように電話としても違和感無く使える大きさであって欲しいんですね。
先日のワイヤレスジャパン2006のレポート記事にも書いたように、
hTc ZはW-ZERO3の持つPocketPCとしての使いやすさとともに、ケータイとして
ちゃんと使えるサイズを両立させています。
CPUはSamsungのものですが400Mhzと動画再生も可能な十分なクロック数をもち、
メモリもRAM64MB、Flash ROM128MBとそれなりに使えるものになっています。
ディスプレイは2.8インチでQVGAと解像度はW-ZERO3以下ですが、おそらく問題ありません。
ExcelなんかはQVGAでは辛いんですが、Sig3でやってしまえば問題無しです。
そしてさらにはスライドキーボードである程度の長文を入力することも出きるし、
3Gだけでなく無線LANもあるので自宅や公衆の無線LANでも通信できます。
拡張スロットがmicroSDというのは少々残念ですが、
Bluetoothを内蔵しているのでカードスロットを潰すことなく様々な機器を接続できます。
hTc Zがボーダフォンから出るとしたら嬉しいですねぇ。
ではhTc ZとTreoだったらどちらが出てくれた方がうれしいか。
ちょっと長くなってしまったのでこれについては次の記事にします。