奥琵琶湖旅情2017(終)
〈氷雨のエンディング〉
予報通り夜半から雨が降り出した。
気温1℃、周囲の雪が溶け始め、シャーベット状になり、方々から白いモヤが湧き上がる。それはそれで美しいんだけど…
むしろ、もっと寒くて雪になった方が露営としては扱い易い。テントで火を起こすと、結露であっという間に室内はびしょ濡れになる。ドライフーズの朝食を摂り、雨天の中、水気を含んで凍り付くテントを撤収。
雨なので今日は直ぐに引き上げるつもりだったが、やはり竹生島への航路は魅力がある。「神の棲む島」という以外に琵琶湖を舟で横断できるので、対岸にデポしてあるビーグル号へも近道だ。
路面の雪は減り、幹線路の轍はほぼ無雪だが、国道を避けて街道を走るので、部分的に深い雪と凍結路が続く。スパイク履いてて良かった。
途中、巻き上げた雨がVブレーキの可動部で氷結し、動作不良を起こした。
まじかよ、こんな所が凍るか?
お寺の軒先き借りて修理。もっと寒い気温でも何ともなかったのに、中途半端な気温と雨のせいで、至極走り難いわ。
竹生島行きの渡し舟乗り場に到着。
運休でもなく、欠航でもない。 冬の奥琵琶湖は何度も走ってるが、この観光船が運行してたのは初めて。これで琵琶湖を横断できれば、ぐるっと奥琵琶湖を回った事になる。けど、チケット売り場に行くと、乗船を断られた。
自転車は乗船可、という事は下調べしてたんだけど「こんなに荷物が付いてる自転車は載せられない」との回答。分解して輪行状態にしたら載せても良いとの事だ。
じゃあどこまでの荷物ならそのまま乗船可なのかハッキリしないけど、まぁダメと言うなら、ダメでいいか。年配の係員が申し訳なさそうに言うので断念。
人間だけならいいよ(当たり前だけど)、と言われたが、この氷雨の中、傘も無く竹生島の寺院や境内を歩いて観光してもなぁ。
琵琶湖横断航路を諦めて、再び雨の中へと漕ぎ出す。このまま南下しても状況は好転しないだろう。スマホのナビで最寄りのJR駅を調べ、行き過ぎていた近江今津へと戻った。
駅駐輪場にMTBをデポし、湖西線で近江塩津まで登り、湖東線に乗り換えて高月駅へ。ビーグル号をピックし、今度はJRで来た道をクルマで逆戻りしてMTBを回収。
ビーグル号にMTBを取り付け、装備を積み込み平服に着替える。旅の終わり、という感じ。明日からまた日常か。R161から湖西道路に入り、名神に乗って吹田に帰着した。
暦の上ではちょうど立春。
でも、この時期が一番寒いので奥琵琶湖にMTBで入ることが多い。最近は温暖化のせいか、ピリッとした寒さや雪を体験できなくなっていたけど、今年はそれなりに雪深くて面白かった。
最終日の氷雨はちょっと厳しかったけど、走行も1日50km前後で、ウインターレジャーのゆるキャンで、いい感じでした。
明日からは現世に戻って、暖房の効いた部屋で仕事に勤しみます。
おつかれさまー
竹生島行きの渡し舟乗り場に到着
Vブレーキの可動部で氷結し、動作不良・・お寺の軒先き借りて修理
ビーグル号にMTBを取り付け、装備を積み込む
・・・琵琶湖汽船のりば。。この写真は何回か見ますね。やっと営業していても乗船できないなんて・・ね
・・・修理しながらの「旅」ですね
・・・自転車をおんぶして走るのね 荷物も多いね。
黄色いのは荷物に雨かっぱを被せてるのだそうです
無事に帰宅をして安心しました。
良く出来ました
お疲れさま。
お天気だと青空に映える景色、素晴らしいです。
3日目は読みながら寒さに震えていました。竹生島はまたの機会ですね。お疲れ様。
今日は夕食に来る日です。
(週に一度帰ってミーちゃんと遊んで帰ります。)
竹生島は残念。
自転車は乗れるけど荷物が多すぎて係員さんが持つことができないのでダメだったそうです。
・・・自転車は係員さんが持つ決まり・・・
さわがにさんのブログにコメントしたいのですが
手続き完了とメールが届きましたが・・・入れません?
出来るように頑張ります。
ブログもいろいろ厄介なことが多いです。
いつも適当にやっていますが・・・
コメントできるようにね、待っています。
ELLは英語表示で読めませんし・・。
日本語に変えてくれると言っておりますが・・・
コメント有り難う。