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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

過剰な節電は人を殺す 東電のでんき予報「本日のピーク時供給力」は低め 電力需給戦線余裕あり

2011年06月29日 | 原発ゼロ社会を目指して

 

今日、事務所にいらした方が、部屋を冷房しているのに驚いて一言。

「この節電、節電と言われているときに。。。。うちではまだ扇風機しか使っていません!」

。。。。頑張りすぎです!(涙)


 

本日、熱中症で4人が亡くなり、21都道府県で300人以上が救急車で搬送されました。


真面目な市民が東電や関電などの、原発維持のための「電力不足キャンペーン」デマに乗せられて、必死で節電している中でこのような事態が生じたのだとしたら、電力会社の人間はどう責任を取るのでしょうか。

原発事故を起こしておいて、まだ二次被害、三次被害を起こしているのではないのか。

電力会社・マスコミの電力不足キャンペーンは大嘘 脱原発抑止のための情報操作 東電次々電力上積み隠し球


みなさん、節電は必要です。全国から電力をかき集め、中部電力、東京電力、東北電力管内に少しでも電力を融通できるように頑張りましょう。

しかし、この夏、福島第1原発が動かないからといって、首都圏の方々が春に何度も計画停電で苦しめられたからといって、この夏、電力不足で停電になることはほとんどありえません。

東電またも情報操作 6月最初の真夏日は去年比1割以上減なのに「想定超える震災後最大の電力需要」


下のSankeibizの記事にあるように

1 でんき予報の本日のピーク時供給力は余裕を持った数字です

2 このピーク時供給力には、夜間の余剰電力を利用して水を揚げて昼間に水力発電する揚水発電力数百万キロワットがほとんど含まれていません

3 だから、電力供給力予備率が0%になり、電力需要が供給力の100%を越えても停電しません

4 ほかにも東電には隠し電力がたくさんあります

このような事情は関西電力なども同じです。


というわけで、みなさん、お身体が資本です。

電力会社に騙されて身体をこわされる前に、電気を使って、身体を冷やしましょう!

 

 

 

 

 

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猛暑:熱中症で4人死亡 21都道県で309人搬送

2011年6月29日 20時56分 更新:6月29日 21時58分

照りつける太陽の下、街は真夏のような暑さに包まれた=名古屋市中区で2011年6月29日午後2時28分、佐々木順一撮影
照りつける太陽の下、街は真夏のような暑さに包まれた=名古屋市中区で2011年6月29日午後2時28分、佐々木順一撮影

 46都道府県で30度以上の真夏日を記録した29日、各地で熱中症による救急搬送が相次いだ。毎日新聞のまとめでは、千葉、長野、愛知、奈良で計4人が死亡。北海道から東海地方の21都道県で少なくとも309人が搬送され、14人が重症と診断された。

 死亡した4人のうち3人は室内で発症していた。長野県飯田市では60代男性が自宅で倒れているのを知人が発見。愛知県小牧市の部品メーカー社員寮では、管理人の男性(65)が倒れているのを妻が見つけた。警察によると、室内の気温は35度あったとみられる。

 気象庁によると、この日の気温は山梨県甲州市で38.5度▽三重県桑名市37.5度▽浜松市37.4度--などを記録。東京都心も35.1度を観測し、被災地でも岩手県大船渡市で今年最高の31.6度を観測した。30日は上空の寒気の影響で東日本では天気が崩れ、激しい暑さは一段落する見込み。【飯田和樹、鈴木泰広、花井武人】

 

 

 

 

電力使用状況が仮に100%を超えても、実はまだ余力がある?!

電力使用状況が仮に100%を超えても、実はまだ余力がある?!

 東京電力は7月1日から、電力の使用状況を数段階に分けて予測する「でんき予報」を始める。電力の供給力に対する使用実績(使用率)をほぼリアルタイムに数値化し、翌日のピーク時供給力を予測するもので、ニュース番組やネットなどを通じて節電を呼びかけるが、どこまで上昇したら“危険水域”なのかは実は判然としない。そもそも100%に達したら、どうなるのか。

 全国的な猛暑日となった24日、国内最高気温記録を持つ埼玉県熊谷市は午後2時すぎに39・8度を観測し、6月の最高気温を更新。埼玉県で70人、群馬県15人、栃木県17人、東京都15人が熱中症で病院に搬送された。

 こうしたなか、東電管内の電力需要は東日本大震災後、4日連続で最大を更新。ピークの午後2時台には4389万キロワットを記録し、東電が公開している最大供給力4790万キロワットに対し、電力使用率は91・6%に到達するなど、緊張が走った。東電は、電力の安定供給には常に8-10%の余力が必要としているからだ。

 これが100%に達した場合、一体どうなるのか。東電は「そうならないよう努力している。大規模停電という以外、具体的なことはわれわれも分からない」(広報部)と話すのみだ。

 そこで、元東京農工大教授(電力システム工学)で日本クリーンエネルギー総合研究所理事長の堀米孝氏に聞いた。堀米氏は「停電の可能性はゼロではない」としつつも、こう話す。

 

 

 「理論上は、需要が供給を上回った時点から電圧、周波数が下がり始め、発電、輸送双方が正常に作動しなくなり、停電のリスクは高まります。ただし、もともと『でんき予報』のピーク時供給量は余裕を持った数値であるうえ、夜間の余剰電力を利用した揚水発電の数値は供給量の中にほとんど含まれておらず、100%で即停電とは極めて考えにくい」

 東電の「供給力」には実は十分な余力があるというのだ。

 「しかも、東電にはまだ『供給力』に含んでいない、いわゆる“隠し電力”もあります」(同)

 これは、東電の最大供給力7769万キロワット(2009年度末実績、他社受電分を含む)から、福島第1、第2原発の出力約900万キロワットを差し引いた6869万キロワットとの差分のこと。東電は、これまでホームページで公開していた電源別の発電実績資料を削除しているが、計算上は供給電力に十分な余裕があるとみられる。

 実際、東電関係者は、「公開している『本日のピーク時供給力』は、東電が決めた目安に過ぎず、本来の供給力とは関係ない。節電意識を促すために恣意的に下げていると指摘されても仕方がない」と内情を明かす。

 経済アナリストの森永卓郎氏は、「東電によると、ピークを迎える8月までに500万キロワット程度上積みできることになっています。従って、先週の猛暑程度であれば、十分に乗り切れるわけです。節電よりも体のほうが大事ですから、暑いと思ったら、迷わずエアコンを使ったほうがいいですよ」と語る。

 


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6 コメント

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例えばですね (スクウォッター)
2011-06-30 23:07:26
何かで読んだんですけども、エアコンを1時間の内、10分間だけ消しても部屋の温度は大して上がらない。それで6分の1の節電が出来る。
庶民はそれで充分なんですよ。貧乏人が無理しちゃいけん。
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うちの事務所は。。。。 (ray)
2011-07-02 00:04:48
除湿で頑張ってます!(冷房よりは節電していると思いたい)
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貧乏人なんで~ (はてな)
2011-07-02 17:44:35
わが家は、冷房ありません。
冷房、私が苦手で。。
この暑さでは、お客さん呼べませんわ~。
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節電もいいが日本の電気代は先進工業国に比べて二倍と高い (educator)
2011-07-02 18:28:18
 昔々の、物語り、いろいろあったなー!
 でも、東電原発被爆の歴史的事故を想定外で、片付ける政治・エネルギー行政の「オトナシイ国民性」が、国際的尊敬とかで片づけられては、たまらない。
 第二次大戦後、大体、毎日停電で過ごした。そう、1973年石油危機の直後にも、やはり停電が一般的だった。
 だから、停電なんで怖くないよーん?
 でも、ちょっと一昔前だが、東京都杉並区で電気料金を払えない、お年寄りがいて、東電は支払えないなら契約違反だと、電気を止めたら、夏の熱暑にやられて亡くなってしまった。
 そこで、東電は反省して、もう電気代を支払わなくても、送電をとめないよ、という決定になった。
 東電の体質は、死亡事故が起きないと、昔から腰を上げない悪習で、困るんだよー、、、
 日本民族は、こんなに我慢強い国民性でした、敬意を表したい。でも、偶には、怒ったほうが良い場合もあるんだ!
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民間電力企業の一社独占による停電前提の節電を止めて事業独占を競合させよ、消費者の立場から (cafe)
2011-07-02 21:24:26
 この節電しなければ、停電だよ!という脅し文句は、どこかで狂っている。
 そもそも、東電の前身は日本発送電の国策会社で、その前には一軒に二社、三社と送電線を、契約できたのだから、今更ながら太平洋戦争時代の国策会社に戻った、計画停電と脅し工作は市場経済の憲法民主主義原理に、反する。
 この一社独占の配電と発送電・原子力部門などを、総て握った企業体が、日本で最大の利権を左右できるのは、一般国民の感覚と利害に反するもので、事業毎と送配電網の地域別細分化を、行わなければならない。
 強力な独占体は、電力だから当然という論理の合理性が、全くないので、この原発危機の被爆体験で、日常の生活と節電事情をする中から、色々と発案して見ましょうではないですか?
返信する
みなさん、おっしゃるとおり ( ray)
2011-07-03 00:01:57


はてなさん、京都でしょ?
・・・・死にますよ!
返信する

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