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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

なぜ安倍総理は辞めたのか、および、ネットウヨクによる安倍自民党総裁押しが気色悪い件

2012年10月07日 | #安倍晋三が諸悪の根源

(「私がいることでマイナス」・・・・それは今でもそうなんだが)

 

次の解散総選挙で必ず打倒自民党政権!

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 安倍晋三氏が自民党の新総裁に就任しましたが、安倍氏は2007年9月11日に内閣総理大臣就任の所信表明演説をしながら、2日後の13日、代表質問の直前1時間ほど前に辞任表明した人です。

 この時には、国民はもとより、代表質問をしようと待ち構えていた野党党首も、国際社会もあ然とするしかありませんでした。

 まあ、安倍氏が普通の神経なら、5年後に自民党総裁選に出馬するなんてとてもできない、あの時国会議員もやめるべきだったという日本の憲政史上最悪の辞任の仕方をした内閣総理大臣です(三つ指事件の宇野総理にも劣る)。

安倍晋三自民党新総裁誕生 暗黒の騎士(岸)再び

 

 

 さて、今回の自民党総裁就任について、朝の情報番組で軒並み安倍氏を揶揄するような発言があったらしいですが、私に言わせれば当然です。

 まず、フジテレビの「とくダネ!」で経営コンサルタントの田中氏と、キャスターの小倉氏のやり取りがあったそうです。テロップには「あの“投げ出し”から5年 “返り咲き”安倍新総裁の不安」というコーナー名が書かれており、二人はこう言ったのだそうです。

田中:1年でお腹痛くなっちゃって辞めちゃったってことで
小倉:ちょっと子供みたいだったもんね
田中:そうなんです、そうなんですよ!

 これを受け、難病の潰瘍性大腸炎の患者を揶揄した!という批判がネット上で巻き起こります。

  最終的には小倉氏が後日番組でお詫びをしたほか、田中氏も自身のHPで 「9月27日放送のフジテレビ『とくダネ!』番組内のコメントにおいて、「一部の方々に対して不快なおもいをさせてしまったことについて、謹んでお詫び申 し上げます。」とのコメントを発表しました。

 実は、この問題については、ネットウヨクの間で安倍総理のネガキャン封じ込め方法なる抗議マニュアルができていたとのことです(もう安倍総理になってるw)。

『お腹が痛くてやめた』←お腹がいたいのは症状であり『病気』
「病気に対する無理解による差別」
これは差別を助長する行為として公共放送として許されません。
病気への差別を助長する報道は完全に放送倫理規定違反になります。
企業もそのような行為に金を払えば同罪とみなされる。
ISO26000規定違反となりスポンサー活動として金銭供与はできない。
これは重要案件となります。

 

 

 

 安倍総裁の側近には、自民党のゲッペルスという異名を持つ札付きの議員もいますから、そういうあたりが後ろで糸を引いているのかもしれません。

 上記の番組も病気で辞めたことを批判しているんじゃなくて、総理を続けられないほどの病気なのに所信表明演説をして、代表質問前に突然辞めたことが「こどもみたい」で責任感ゼロだと非難しているんですがね。ネットウヨクの論理のすり替えもひどいものです。

 さて、スポンサーへの抗議と言う点ではネットウヨクは韓流ドラマ押しだとフジテレビに抗議デモした際に、スポンサーに不買運動をかけたのが成功したのに味を占めたらしいです。

 同じように日本テレビ系の『スッキリ!』でコメンテーターのテリー伊藤氏が

「安倍さんは前回総理を辞めたのは、病気で止めたんじゃないんですよ? 逃げ出しただけなのに、病気のせいにして、それを言い訳にしたんです」

と発言したのに対して、ネットウヨクがスポンサーに「問い合わせ」をかなりやったらしく、堂々と自分が文句を言ったと自慢している人たちもいます。スポンサーが製薬会社だったので、さっきの抗議マニュアルが効いたみたいです。

 

 さらに、ある自民党県議が、総裁選があった2012年9月26日の夜に、安倍氏が首相を辞任した際の潰瘍性大腸炎の病状をからかって、

「安倍総裁さん、今度はいつやめる、いや、何時投げ出すんですか!? 今度の理由は下痢から便秘ですか? そんな夢を見ていました! ひょっとして正夢~!!」

ツイートしました。これに対して、直後からネットウヨクが非難する書き込みをしまくり、一夜明けた27日には、朝から自宅や党徳島県連事務所などにも抗議が殺到し、本格的に“炎上し、県議は27日朝からツイッターで以下のように謝罪を繰り返しました。彼は

「すみません! ツイッターもブログも止めます! 許してください! お願いします!」

「ふんぞり返っているどころか、土下座に近いお辞儀です。もうイジメないでください」

などとつづり、同日午後、ツイッターを削除しましたが、それでも残酷なネットウヨクは許してやらず、27日も28日も電話が鳴りっぱなしで、計100件以上の電話があったのだそうです。

 ほんま、ネットウヨクって気色悪い。

 

戦後日本は戦争をしてきた (角川oneテーマ21) [新書]姜 尚中 (著, 原著)、小森陽一(著)

 

 では、なぜ安倍総理は突然辞任したのか。

 上の本のはしがきにこうあります。

 2007年9月12日、安倍晋三首相は、政権を投げ出すかのように、突然退陣を表明しました。きわめて短い会見の中で、安倍氏は「テロとの戦い」という言葉を5回も使用したのです。この言葉に、突然の辞任劇の深層が、くっきりと浮かび上がってくると同時に、日本という国家の位置も明確に出ていると思います。
 首相を辞任した最大の理由が、11月1日に期限の切れる「テロ対策特別措置法」の延長が不可能になったこと、であることが明白です。国民に対する首相と責任より、アメリカのブッシュ大統領との約束を重視しての、突然の辞任騒動だったのです。
 安倍氏は、9月8日シドニーでブッシュ大統領と日米首脳会談を行い、「テロ対策特別措置法」の延長に全力を尽くすことを約束しました。そして、翌9日の記者会見で、ブッシュ大統領に対して約束したのだから、、「テロ対策特別措置法」延長は「国際的な公約」となったのであり、自分は「職を賭(と)して」この公約を実現する、と表明したのです。
 日本国憲法の規定から言えば、内閣総理大臣は、国民が選挙で選んだ国会議員によって構成される国会で選ばれるのですから、「職責」は、国民に対して果たされるべきものです。けれども安倍氏の頭の中には国民のことはひとかけらも無く、ブッシュ大統領との約束「、「テロ対策特別措置法」の延長しかありませんでした。
 最大野党、他の野党と連携すれば過半数となる民主党の代表小沢一郎は、参議院選挙に勝利した直後から、「テロ対策特別措置法」の延長に反対することを、繰り返し表明していました。シーファー駐日アメリカ大使との直接会談でも、協力を懇願されたにもかかわらず、きっぱりと突っぱねました。
 民主党が協力しなければ、国会の会期から言っても、、「テロ対策特別措置法」の延長は不可能です。ですから、所信表明演説をすでに行い、代表質問がはじまるという日に、安倍氏は突然小沢氏に党首会談を申し込み、それを断られたことを口実にして辞任したわけです。

 

 安倍総理は辞任演説の中で辞任の理由として

「テロ特措法の再延長について議論するため民主党の小沢代表との党首会談を打診したが、事実上断られ、このまま自身が首相を続けるより新たな首相のもとで進めた方が良い局面になると判断した」
「私が総理であることが障害になっている」

などと述べていますが、小沢代表はこの件で記者会見を開き、「打診を受けたことは1回もない」と否定しています。

 はっきり言って、安倍総理は国民なんかそっちのけで、アメリカに顔が立たないから辞任したわけです。その責任を、小沢代表に嘘をついて押し付けたということです。安倍押しのネットウヨクも自分が結局アメリカに踊らされていることに早く気づくといいんですが。

 もし、総理の職を継続することを体調が許さなかったのなら、内閣改造をしたり所信表明演説をしたりすべきではありませんでした。また、辞任表明で病気のことを言わなかったのも良くないし、いろいろ理由をつけるべきでもありませんでした。

 とにかく、病気で辞めたにしても、アメリカのために辞めたにしても、ヘタレだから代表質問が怖くて辞めたにしても(自説)、安倍氏はどちらにしても無責任極まりなく、かつ酷い奴です。

 こんな人をまた総理にしたいですか?

 

追伸1

安倍氏は、週刊現代の相続税3億円脱税疑惑に追い詰められ辞任したという、立花隆氏らの説もある。

安倍晋三首相「相続税3億円脱税」疑惑・・・週刊現代

週刊現代オンライン
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Top > 特集記事 > 政治 > 2007.9.17
緊急ワイド
史上最低の「無責任な官邸」全真相
■本誌が追い詰めた安倍晋三【首相】「相続税3億円脱税」疑惑 ■発売前から永田町は騒然
■節税術をフル活用 ■国税幹部は「脱税」と断言
■9・12官邸「緊迫と絶望」の24時間 ■麻生太郎【幹事長】「新総理誕生」までの“全謀略”
■町村信孝外相が政治資金“私的流用”1000万円  
 突如辞任を発表、翌日には緊急入院――「安倍首相をここまで追い込んだ」と、発売前から永田町、メディアを騒然とさせたのは、本誌のこのスクープだ。
【Scoop 1】このスクープで総理は職を投げ出した! 最大の「政治とカネ」スキャンダルは総理の政治団体に 亡き父・晋太郎の「遺産」6億円と“出資者不明”の巨額献金
本誌が追い詰めた安倍晋三【首相】「相続税3億円脱税」疑惑
高瀬真実(ジャーナリスト)と本誌取材班

発売前から永田町は騒然
「なぜ参議院選挙大敗の責任を取らなかったのに、内閣改造のおわったいま辞任するのか」
「インド洋の給油活動延長に職を賭す、といっていたのに逃げではないのか」 

 

 

追伸2 3500円カツカレー騒動にも、安倍氏自ら2chネット情報ですかさず反撃。批判も反撃も低レベル!

安倍新総裁、高級カツカレーにネット非難

26日、自民党総裁選の出陣式でカツカレーを食べる安倍元首相(共同)
26日、自民党総裁選の出陣式でカツカレーを食べる安倍元首相(共同)

 26日の自民党総裁選直前、都内のホテルで決起集会を行った安倍晋三総裁(58)が、昼食に高級カツカレーを食べていたと一部の情報番組で報道され27日までに、インターネット上で“カツカレー騒動”が勃発している。ツイッターなどでは「(値段が)高すぎる」「既に庶民感覚を失っている」などと安倍氏への非難が出ている。過去にも麻生太郎元首相の都内一流ホテルでの高級バー通いが非難されたことがあり、安倍氏にとっては早速、痛い船出となった。

 安倍氏は26日、東京・ホテルニューオータニで行われた決起集会に出席。支持者を前に、総裁選に「勝つ」ための験担ぎとしてカツカレーを勢いよく 頬張った。この様子をMBSテレビの情報番組の男性リポーターが「通常のカレーだけで3500円、カツを乗せると特別オーダーでもっと高くなるそうです」 などと伝えたことが“カツカレー騒動”の発端となった(後略)。

 

安倍総裁「高級カレー報道」でスパイス効いたマスコミ批判!?

2012.10.5 06:36 安倍晋三] 産経新聞

 「高級カツカレー」報道に“反撃”だ。自民党の安倍晋三総裁(58)は4日の記者会見で、9月26日の総裁選直前に「高級カツカレーを食べた」と一部マスコミが批判的に取り上げたことついて、直接的な批判は避けながらも皮肉っぽく言及した。(サンケイスポーツ

 安倍総裁は若者の間でのネット情報の広がりについて触れたなかで「高級カツカレー問題」を引き合いに出した。

  「(総裁選直前に食べた)カツカレーが3500円する高級品だと批判した新聞社の(ビルに入っているレストランの)カツカレーは5000円を超えていると ネットで流れていた。時代は変わったと感じる」と、マスコミが発信していない情報でも広くネットで流れる現状について、笑いを交えながら話した。

 

 

これでうちも安倍押しネットウヨクの標的に!?

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   自民党の安倍晋三総裁が2007年9月に首相を辞任した経緯について、フジテレビの朝のワイドショー「とくダネ!」の司会を務める小倉智昭氏が「不適切な表現をした」として、番組内で謝罪した。

   コメンテーターの「お腹痛くなっちゃって」という意見に、「子どもみたいだった」と同調したことについて謝罪した形だ。だが、在阪局では、さらに過激な表現で安倍氏の辞任を批判するものもある。

「病気に苦しむ方を傷つけるつもりはありませんでした」と釈明

   問題とされたやり取りがあったのは、総裁選翌日の12年9月27日の放送だ。総裁選の経緯を振り返るVTRの直後に、コメンテーターの田中雅子氏が、

「安倍さんの先程のVTRの通り、辞め方が非常に、まぁ、1年でもう、お腹痛くなっちゃって辞めちゃったっていう事で…」

と辞任の経緯を批判したのに対して、小倉氏が、

「子どもみたいだったもんね」

と同調。田中氏も、

「そうなんですよ、そうなんですよ!我々の国のねー、リーダーですよ!で、そういう人がねそういう辞め方をしたっていう印象は、ほんとにインパクトが大きかったんですよね」

とヒートアップした。安倍氏は難病を患っていたということもやって、このやり取りには批判が相次いだ。

   その結果、10月1日の放送の最後に、小倉氏が

「ここでお詫びをさせていただきたいと思います。先週の木曜日、自民党の安倍新総裁の体調に触れた際、『潰瘍性大腸炎』という難病であるにもかかわらず、不適切な表現をしてしまいました。もちろん、病気に苦しむ方を傷つけるつもりはありませんでした。 お詫びをさせていただきます」

と述べ、頭を下げた。

「また、体の弱い総理大臣がひとり生まれる」

   「とくダネ!」以外にネット上で問題だと指摘されているのが、総裁選当日にあたる9月26日に大阪・MBSラジオで放送されたワイド番組「こんちわコンちゃんお昼ですょ」での発言だ。元同局アナウンサーで司会の近藤光史氏が、国会議員のみで投票が行われる決選投票では、派閥の力学が働きがちなことを批判する中で、

「第2回の投票で、おそらく圧倒的な差で安倍さんが当選して、また、体の弱い総理大臣がひとり生まれるということですよ!」

と語気を強めた。これに対してアシスタントの武川智美アナウンサーが

「でも、あの、新薬も開発されて、元気になりました、言うてましたけどねぇ。あの会見は、ちょっとびっくりしました」

とフォローを試みたが、近藤氏は、

「どこの国でもそうですが、先進国と言われる国のね、リーダーたる者が、大統領だったり首相だったりする人がね、『体弱いねんけど大丈夫』『お薬あるから大丈夫』みたいなね、そんなリーダーをいただく国は無いのだ!」

と批判を続けた。さらに、安倍氏が首相在任時に何ら成果をあげられなかったとして、

「『安倍はホンマに!』と言われている時に、『おなか痛いからやめ~』と言って辞めたんですよ! なんぼ新薬が出てきても、キャラクターまでは変わらんだろう!」

と、仮に体調が回復しても成果はあがらないとの主張を展開した。

   この発言については、

「難病者に対する名誉毀損」
「大阪人として情けない」

といった批判が出ている。なお、米国のフランクリン・ルーズベルト大統領(在任:1933年~1945年)は下半身がほとんど麻痺するという重度の身体障害を抱え、日常生活には車椅子を使用していたことが広く知られており、近藤氏の発言は事実と異なるという見方もできる。

 

 

メディアへの抗議に最有効「スポンサーに電話」の正しい方法

 安倍晋三氏が自民党の新総裁に就任しました。安倍氏は2007年に前回体調不良が原因で総理の職を辞しました。今回の就任について、朝の情報番組で軒並み安倍氏を揶揄するような発言があったのですね。

 一つは「とくダネ!」で経営コンサルタントの田中雅子さんと、キャスターの小倉智昭さんのやり取りがそれです。テロップには「あの“投げ出し”から5年 “返り咲き”安倍新総裁の不安」というコーナー名が書かれており、二人はこう言いました。

田中:1年でお腹痛くなっちゃって辞めちゃったってことで
小倉:ちょっと子供みたいだったもんね
田中:そうなんです、そうなんですよ!

 これを受け、難病の潰瘍性大腸炎の患者を揶揄した!という批判がネット上で巻き起こります。スポンサーや局への電凸もあったようです。さらには、フジテレビが「安倍氏のネガティブキャンペーンをやっている」と考えた人も多く、最終的には小倉氏が後日番組でお詫びをしたほか、田中氏も自身のHPで「9月27日放送のフジテレビ『とくダネ!』番組内のコメントにおいて、一部の方々に対して不快なおもいをさせてしまったことについて、謹んでお詫び申し上げます。」とのコメントを発表しました。

 また、日本テレビ系の『スッキリ!』でコメンテーターのテリー伊藤さんが「安倍さんは前回総理を辞めたのは、病気で止めたんじゃないんですよ? 逃げ出しただけなのに、病気のせいにして、それを言い訳にしたんです」と発言したことが問題視され、スポンサーに問い合わせがかなりいきました。

 ネットでは、メディアに抗議するには、スポンサーに「問い合わせ」をすることが一番効果的だ、というガイドラインが存在します。それに従って電話が多数寄せられたのでしょう。また、今回は「安倍総理へのネガキャンの封じ込め方法」というガイドラインも作られています。これを局やスポンサーに対して言うともはや反論はできない、ということですね。

 こういった文章を読んでいつも思うのは、かなり論理的な文章を書ける人ってすごいな、ということです。以下、ガイドラインです。

“『お腹が痛くてやめた』←お腹がいたいのは症状であり『病気』
「病気に対する無理解による差別」
これは差別を助長する行為として公共放送として許されません。
病気への差別を助長する報道は完全に放送倫理規定違反になります。
企業もそのような行為に金を払えば同罪とみなされる。
ISO26000規定違反となりスポンサー活動として金銭供与はできない。
これは重要案件となります。 ”

 

9月12日、所信表明の2日後に安倍首相が辞任を表明した。

この辞任は、大きく言うと、「自分の運の悪さに愛想が尽きた」のだと思う。

追い詰められた安倍首相

自民党が参議院選挙に惨敗した理由の一つに、社会保険庁の年金の記録が滅茶苦茶であるという問題があるが、この年金記録の問題は安倍さんのせいではない。これは小泉内閣で露呈してもおかしくはない問題だった。もし露呈していたら小泉内閣は大変なことになっていただろう。

また、伊吹文明文部科学大臣、佐田玄一郎行政改革担当大臣、松岡利勝・元農林水産大臣、赤城徳彦・元農林水産大臣、など次々と明らかになる「政治と金」の問題も、今に始まったことではない。前からずっとやっていたことだ。

いずれにしても安倍さん自身の責任ではない。ただ、安倍内閣で問題が露呈したことで、安倍さんは「任命責任」とか「管理能力がない」と言われてしまった。

この「運の悪さ」が今回の辞任に結びついているところがあると思う。

辞任の理由に健康上の問題もあげられているが、それは「心身ともに非常に極限までいっていた」ということで、以前からの持病のある胃腸の問題などでないと思う。

所信表明のわずか2日後に辞めた背景には、やはり相当な覚悟をもって申し込んだ会談を小沢・民主党代表に拒絶されたことが大きいだろう。

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14 コメント

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Unknown (ネの付くウ)
2012-10-08 07:56:19
カレー騒動については流石にマスコミの低俗さに呆れかえってしまいました…。
ただ、私も病気に関しては確かに、謝罪まですることか?とは思います。電話抗議ってどんな調子でオペレーターに話してるんでしょうね…
返信する
マスコミは中立公平ではない (七紙)
2012-10-08 09:21:31
マスコミは正直に、「親韓、親中路線の民主党を応援している番組、新聞です」と表明したらよろしいのではないでしょうか。

私は政権をとったわけでもないのに、一斉にバッシングを始めたマスメディアに大きく疑問を感じています。
麻生さんや安倍さんを一斉に叩き出した政権交代前を思い出しました。
そして思いました。
マスコミは民主党を応援しているんだと。

あくまで公平な立場で発信していると言うのなら、期待できる点や懸念点を幅広く議論していくべきだと思います。

安倍さんがどうのというよりは、意図的に一部の情報のみを発信するマスコミへの嫌悪感が、抗議に繋がっているのでは?

若者のテレビ離れ、新聞離れはインターネットが普及したことにより「マスコミが中立公平ではない」事に気が付いてしまったからでしょう。
返信する
Unknown (安穏)
2012-10-08 11:56:43
ネトウヨは5年前にもたくさんいましたが(何だったら政権交代で数が減ったという説もあるくらい)、ここまでのことは無かったと思います。
結局総理大臣時の安倍氏に対するマスコミの態度をおかしいと思った人が結構いたってことじゃないですかね? 元々の支持者やネトウヨ以外にも。
某芸人もツイッターで疑問を表明していましたし。
それがこの「マスコミ監視」に繋がっているのではないかと。

それに、政治家や有名人がメディアで誰かを批判する場合は然るべき根拠と覚悟を持って行うべきだし、ネットで叩かれたからといってあっさり撤回・謝罪してしまうのはそれらが無かったということだと思います。
ネットが喧しくなってきたとは言え、大マスコミの発信力や信頼性には遠く及びません。
私自身は大マスコミの暴走を少しでも掣肘する効き目があるならネット世論の勃興は歓迎したいですね。
もちろん故意にデマを流したり度を越えたバッシングを行った者には相応のペナルティを課すべきですけれども。
返信する
Unknown (K)
2012-10-08 12:25:57
> 小泉内閣で露呈してもおかしくはない問題だった

小泉さんはうまいことやりましたね(^^;。
引き際が潔い印象まで演出して。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-10-08 15:52:57
日本人のふりして日本の足を引っ張る朝鮮人きもちわるい
返信する
呆れて二の句が継げない (AS)
2012-10-08 17:58:22
自分の気に入らない・意に沿わない相手を片端から在日コリアンと決めつけるのがネットウヨクのネットウヨクたる所以だよ、8日午後4時前の君。
そんなに他人の意見を封じたいなら、自分を元首とする国でも作りなさい。ここは自由主義を是とする日本です。
返信する
Unknown (yanzo7)
2012-10-08 21:47:35
マスコミのあまりの反日的報道姿勢に疑問を持つ人がネットで声を【上げ始めた】ってだけですよ。
自民党が勝って外交が正常化すれば鎮静化するでしょう。
返信する
ヘたれ (kei)
2012-10-09 21:55:06
私も、党首討論に自信が無いから逃げたとしか思えませんでした。

今更難病のせいにされてもねえ。

又、それだけ繊細な神経と身体の持ち主にタフさが要求される首相など務まるのかどうかも疑問。

と、同じく難病持ちを理由にたかがマンション理事長職でさえ譲った私は危惧致します。
返信する
Unknown ()
2012-10-15 08:29:12
マスコミは公平ではない(笑)

では自分はネットは公平だとでもいうのか?

答はノーだ。自分に都合のサイトやブログにばかり行くようになる。


安倍氏はあの辞め方だから厳しく言われても仕方ない。それに対しておこるのもどうかしてる。

安倍氏は日の丸君が代を 強制する勢力のいわばスターだからねー 支持者も騒ぐワケだ
返信する
Unknown (Unknown)
2012-11-26 12:21:05
>自民党のゲッペルス
ゲッ「ベ」ルスでは? 
返信する

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