司法修習の卒業試験、23人が不合格 14人は再び 朝日新聞2009年9月1日19時31分
最高裁は9月1日、主に旧司法試験に合格した司法修習生が法曹資格を得るための卒業試験を8月に実施した結果、377人中23人が不合格になった、と発表した。不合格率は昨年の5.1%を上回る6.1%だった。過去に卒業試験で不合格となり、再度受験した修習生は114人おり、このうち14人が再び不合格となった。
卒業試験は民事裁判や刑事裁判など5科目で実施され、すべての科目で合格する必要がある。不合格になった修習生はいったん身分を失うが、希望して認められれば、11月に予定されている、主に法科大学院修了者を対象とした卒業試験を受けることができる。
この司法研修所の卒業試験を、司法試験から数えて2回目の試験なので、我々は2回試験、と呼んでいます。
私たち、司法試験合格者が500人のころはほとんど2回試験で落ちる人がなく、落ちても次の試験で必ず合格していたのですが、合格者の数が増え、ロースクール卒業生のための新司法試験がはじまると、かなりの割合で2回試験を落ちる人が増えました。
その理由はロースクールの卒業生の質の低下にあると盛んにいわれるのですが、あの難解な新司法試験をクリアしているに、質が低いというのはどうも嘘くさい。
現に、これまた難しい旧司法試験を合格した司法修習生もまたかなりの率で落ちているわけです。
となると、問題は司法修習期間が2年から1年に半減された、司法研修所の教育にあるといって間違いはないと思います。
司法研修所の教官は2回試験のあと、「ごく基本的なことも分かっていない人がいる」というのですが、それはあんたらが教えられなかったわけで、教師なら自分の非をまず問いなさいといいたい。そして、1年間じゃ足りないと最高裁・法務省に運動すべきです。
合格者の数が増えたから予算の関係で勉強期間を減らすなんて、発想の基本がおかしかったのです。おまけに司法修習生の給与制をやめて貸与制にすることになっていて、生活費捻出のため、ますます勉強しにくくなります。
おまけに司法修習生の数はかつての6倍の3000人になろうとしているのに、裁判官、検察官の任官数はかえって抑制して減っているくらいです。だから、弁護士ばかり増えてしまう。裁判官や検察官の人数を増やして一人当たりの持ち事件数を減らさないと、丁寧な審理なんてできっこない。
これでは司法制度改革じゃなくて、司法制度破壊です。
よい法曹を育てたかったら、国がお金と資源を出さないとだめです。
最高裁は9月1日、主に旧司法試験に合格した司法修習生が法曹資格を得るための卒業試験を8月に実施した結果、377人中23人が不合格になった、と発表した。不合格率は昨年の5.1%を上回る6.1%だった。過去に卒業試験で不合格となり、再度受験した修習生は114人おり、このうち14人が再び不合格となった。
卒業試験は民事裁判や刑事裁判など5科目で実施され、すべての科目で合格する必要がある。不合格になった修習生はいったん身分を失うが、希望して認められれば、11月に予定されている、主に法科大学院修了者を対象とした卒業試験を受けることができる。
この司法研修所の卒業試験を、司法試験から数えて2回目の試験なので、我々は2回試験、と呼んでいます。
私たち、司法試験合格者が500人のころはほとんど2回試験で落ちる人がなく、落ちても次の試験で必ず合格していたのですが、合格者の数が増え、ロースクール卒業生のための新司法試験がはじまると、かなりの割合で2回試験を落ちる人が増えました。
その理由はロースクールの卒業生の質の低下にあると盛んにいわれるのですが、あの難解な新司法試験をクリアしているに、質が低いというのはどうも嘘くさい。
現に、これまた難しい旧司法試験を合格した司法修習生もまたかなりの率で落ちているわけです。
となると、問題は司法修習期間が2年から1年に半減された、司法研修所の教育にあるといって間違いはないと思います。
司法研修所の教官は2回試験のあと、「ごく基本的なことも分かっていない人がいる」というのですが、それはあんたらが教えられなかったわけで、教師なら自分の非をまず問いなさいといいたい。そして、1年間じゃ足りないと最高裁・法務省に運動すべきです。
合格者の数が増えたから予算の関係で勉強期間を減らすなんて、発想の基本がおかしかったのです。おまけに司法修習生の給与制をやめて貸与制にすることになっていて、生活費捻出のため、ますます勉強しにくくなります。
おまけに司法修習生の数はかつての6倍の3000人になろうとしているのに、裁判官、検察官の任官数はかえって抑制して減っているくらいです。だから、弁護士ばかり増えてしまう。裁判官や検察官の人数を増やして一人当たりの持ち事件数を減らさないと、丁寧な審理なんてできっこない。
これでは司法制度改革じゃなくて、司法制度破壊です。
よい法曹を育てたかったら、国がお金と資源を出さないとだめです。
ところで、東京に来られるのであれば、連絡ください。多分、終電を逃すことになると思いますが、、、始発には間に合うようにします。
力強い言葉だね!やはりロー卒業生が頑張ってくれるのが最後には一番効くね。
まあ、受け止める側に君らの力を素直に評価する度量も必要なんだけど。
>多分、終電を逃すことになると
こら~~~~。だから実務で頑張れと・・・・
500人時代に2回試験に落ちる人が少なかったというのは最初から落とす気はなくて、確認テストみたいな意味のものだったのではないでしょうか?
既存の弁護士からの「質が低下した」という根拠が明確ではない批判に答えるために厳しくしたのでしょうか。
ところで、民主党政権になったら司法試験合格者数の決定にも影響があるのでしょうか?法曹養成の予算も増やしてくれたらよいですね。
そうです。100日休んだ私でも合格しました。
>既存の弁護士からの「質が低下した」という根拠が明確ではない批判に答えるために厳しくしたのでしょうか。
そのとおりだと思います。もっといえば、室が落ちたという主張をするために、あえてたくさん落としているのではないかとさえ、私は疑っています。
旧来からの弁護士の先生方も商売敵が増えるのを恐れておられるのでしょうか。
ある弁護士の先生のブログをちらっと見たら、「これからは、弁護士を頼む時は、合格年をちゃんと調べて、最近に合格した人だったら頼むのはやめましょう。」というようなことが書いてあって、閉口してしまいました(笑)。
だから,きっと真面目に一生懸命苦労したら大丈夫ですよ。
絶対そう思います。
その代わり,私の知っているロー出身の先生は,ボス弁の代わりに死に物狂いで仕事してますけどね。必死に起案して,怒られて,甘いと言われて。それでも,以外に結構飄々としてます。
そんなところが,実は若くても生き残るか,老齢でもダメになっていくか,過払いや破産しかできない弁護士になるかの差になるんじゃないでしょうか。
見ず知らずの私が生意気なことを言ってしまいましたが,rayファンの方だから,きっといい人ですよね。
応援してますから。あんまし嬉しくないかもしれないけど。ふぁいてぃん!
なべびさんの、おっしゃること、そのとおり、しっかり受け止めさせていただこうと思います。
いい人がどうかは自分ではわかりませんが、少しでも、憧れのray先生のようになれるように顔晴りたいとおもいます。甘いところだらけのわたくしですが。
なべびさんに応援していただけて素直に嬉しくおもいます!
アジャアジャ、ファイティン!
ありがとうございます。
発表前の気分を癒してくれるhttp://blog.goo.ne.jp/raymiyatakeだったら良かったのに、変な人が押し寄せて大変でしたね。
どっちにころんでも忙しいでしょうが、又遊びに来てくださいね!
たしかに、法科大学院でも「ロースクールには珍しいタイプの人ですね」と言われたことがあります。
こちらのブログは癒し系ブログ?なので、「癒しを求めて来たブログ好きな一市民」のつもりでコメントさせていただいておりました。
こちらのブログにたくさん人が来るというのは、やはり、ray先生がいかに偉大な方であるかを物語っていますね。
もし先生が、どうでもよい方であったならば、これだけ人が押し寄せてこないと思います。先生に自分の考え方をわかってほしい、先生ならわかってくれると思っているから皆さんコメントしに来られるのだと思います(笑)。
罵詈雑言は愛の裏返し。みなさん、先生に愛を求めているのだとおもいます(笑)。
私はといえば、あの時、自分の言いたいことを書くだけ書いてその後に来たコメントは一つも読んでいないので、cha-la♪head-chara♪です。見なければないのと同じです(笑)。
先生、また来年の試験まで、ラインマーカーじゃなかった、レインメーカーで非常に有益な情報をよろしくお願いしま~す(笑)。