やはり、松竹の芸人さんは吉本とは一味違いますね。
これまでは呼び捨てにしてたんですが、これからは鶴瓶師匠とお呼びします。
落語家の笑福亭鶴瓶師匠(63)が2015年8月8日放送の『樹木希林 ドキュメンタリーの旅』(東海テレビ)に出演し、憲法解釈を変え集団的自衛権を認めるとする「安保法案」=戦争法案について語りました。
「当たり前ですやん。そんなこと……なんのための戦争なんですか? なんのための……意味わからんな、ほんまに」
「国の言うことを、この歳になって信用したらあかんと思う、60過ぎてね、全部が国の言うことこれ、大丈夫かいなって思うようになるって……」
「いま、法律を変えようとしているあの法律もそうでしょうけど、それも含めて、いまの政府がああいう方向に行ってしまうっていうね、これ、止めないと絶対いけないでしょうね」
「これ、へんな方向に行ってますよ。そら変えなあかん法律はいっぱいあってもね、戦争放棄っていうのはもうこれ謳い文句で、絶対そうなんですが9条はいろたら(いじったら)あかんと思うんですよね」
「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」
「僕なんか微力ですけど、やっぱり違う!っていうのは言いつづけなあかんですよね」
「民主主義で決めるんなら、違憲がこんだけ多かったら、多いほうを取るべきですよ、こんなもん。でないと、おかしいですよね」
「変な解釈して向こうへ行こうとしてるけど、絶対したらあかん」
「だいぶアメリカに乗せられて、後方支援、後方支援と言っているけれど、せんでええねん。なんもせんでええ。したらあかん。したら、したという事実が残りますよ。絶対ダメなんです」
「今の政府があういう方向に行ってしまうのを、止めなくてはダメ」
「俺、なんでこんなこと、テレビで喋ってるんか。いまもわからへん!」
「(こんな話)放送で言おうとは思ったことないです。一回もそんなこと言ったこともないし、そういう仕事じゃないから。そういうプロはそういうのに任しといたらええって言うけど、もう、そういう人に任せてたらあかんと」
「『どたま悪いのにそんなことぬかしやがって』と怒る人もおるやろけど、このまま進んでいったらえらいことになりますよ。僕らは微力ですけど、違うっていうのは言い続けないとあかん。民主主義で決めるんなら、違憲という人がこんなに多いんなら、多い方を取るべき」
「戦後70年の番組を、作れるということもすごいし、戦後70年と言えるということもすごい。戦後80年の番組ができるようにしなくてはいけない」
こんなに戦争法案反対を熱く語れる人、芸人さんじゃなくてもなかなかいないんじゃないでしょうか。
感服しました。
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笑福亭鶴瓶さん安保反対を明言
2015/08/08 中日新聞
「笑いが自分の本分」と考え、政治問題に関わるのは避けてきたが、安倍政権が衆院での強行採決に踏み切ったことで「もう人任せにしてたらあかん」と決意したという。
東海テレビが十五日の終戦記念日に向けて計六回の放送を予定する「戦後七十年 樹木希林ドキュメンタリーの旅」の収録のうち、大阪市内で行われた樹木との対談が、鶴瓶にとって「これまで放送で言おうと思ったことは一度もない」という政治的発言の場となった。
以前に本で読んだ日本への引き揚げ者の逸話を紹介した鶴瓶は「母親が病気で歩けなくなったわが子を、一緒に逃げるほかの人たちの足手まといにならないように『ごめんなー』ゆうて首を絞めたそうです。普通じゃなくなるのが戦争。戦争は絶対にしちゃだめ」と力説した。
その上で、怒りの矛先を安倍政権に転じ「違憲と言う人がこれだけ多いのにもかかわらず、なにをしとんねん」と安保法案の強行採決を批判した。
「民主主義で決めるんなら、多い方を取るべきですよ。変な解釈して向こう(戦争)へ行こうとしているんですけど、絶対あかん」と言い切った。
「『どたま悪いのにそんなことぬかしやがって』と怒る人もおるやろけど…」などと、笑いを仕事とする身を踏まえた言葉もあった。
それでも「このまま進んでいったらえらいことになります。僕らは微力ですけど、違うっていうのは言い続けないとあかんのですよ」と強く訴えた。
対談の様子は八日正午からの初回で、中国残留孤児の苦境を扱った関西テレビ制作「父の国 母の国」とともに放送される。
笑福亭鶴瓶、安保法案を批判「家族で乾杯したいから言ってる」
落語家の笑福亭鶴瓶さん(63)が8月8日放送の『樹木希林 ドキュメンタリーの旅』(東海テレビ)に出演し、憲法解釈を変え集団的自衛権を認めるとする安保法案について「絶対あかん」などと話した。これまで政治的な発言を避けてきたというが、「もう、(政治家などに)まかしてたらあかん」と考えたという。
この日、番組では2009年に関西テレビが制作したドキュメンタリー『父の国 母の国 -ある残留孤児の66年-』を紹介。日本に戻った中国残留孤児がその後、どのような暮らしをしてきたかを追ったものだ。
満州事変の翌年、新たに建国された「満州国」に、助成金も出すという触れ込みで日本政府が開拓移民を募った。自分の土地が持てると考え、政府を信用した人々が大勢、満州へ渡ったが、終戦直前の1945年8月9日にソ連が満州に侵攻。開拓団は引き揚げを余儀なくされる。
しかし、引き揚げは過酷を極め、なかには何とか幼い子供だけは助けようと、現地の中国人に子供を預ける人もいた。残された子供たちは、後に「残留孤児」と呼ばれることになる。
その後、中国では文化大革命が起こり、孤児たちは日本人だという理由で貧しい暮らしを強いられた。孤児たちは日本に戻ったあとも、国からの社会復帰の支援が十分に受けられていないと訴えていることを、ドキュメンタリーは伝えていた。
戦争の恐ろしさについて、鶴瓶さんは以前読んだという日本への引き揚げ者の逸話を紹介。引き上げの際に足手まといになった子供を自らの手で首を絞めて殺害せねばならなかった人もいたことをあげ「普通じゃなくなるのが戦争。戦争は絶対にしちゃダメ」と訴えた。
また、満州への移民を推奨した政府の政策や、残留孤児への対応についても、「60歳をすぎてから、国の言うこと全部が信用できるわけではないと分かった」との考えを示し、番組の進行役を務める樹木希林さん(72)も「この歳になって、国というのは嘘つくんだなと実感してくる」と述べた。
さらに、鶴瓶さんは現在国会で議論されている安保法案について言及し「戦争放棄というのは(憲法の)うたい文句。憲法9条はいごいたら(動かしたら)あかんと思うんです」とコメント。「だいぶアメリカに乗せられて、後方支援、後方支援と言っているけれど、せんでええねん。なんもせんでええ。したらあかん。したら、したという事実が残りますよ。絶対ダメなんです」と述べ、「今の政府があういう方向に行ってしまうのを、止めなくてはダメ」と主張した。
鶴瓶さんは、自身がお笑いの仕事を大事にしていることもあり、本流ではない政治の話は放送の場ではしなかったとの考えを告白。しかし、憲法解釈の変更は「絶対したらあかんと思っている」と明かした。「『どたま悪いのにそんなことぬかしやがって』と怒る人もおるやろけど」としながらも、「このまま進んでいったらえらいことになりますよ。僕らは微力ですけど、違うっていうのは言い続けないとあかん。民主主義で決めるんなら、違憲という人がこんなに多いんなら、多い方を取るべき」と強く訴えた。
樹木さんが「今、これは戦後70年の番組だけど、このままでは戦後80年の番組が作れなくなるかも」と話すと、鶴瓶さんも「戦後70年の番組を、作れるということもすごいし、戦後70年と言えるということもすごい。戦後80年の番組ができるようにしなくてはいけない」と応じた上で、次のように言った。
「家族で乾杯したいがために言ってるんですよ。(このままでは)そんな番組、なくなりますよ」
自身の看板番組『鶴瓶の家族に乾杯』を引き合いに出して、現状を皮肉ったかたちだ。
ついに鶴瓶が安保法制と安倍政権にNOを突きつけた!「お前なにをしとんねん!」「変な解釈絶対したらあかん」
笑福亭鶴瓶公式サイト「つるべ.net」より
「俺、なんでこんなこと、テレビで喋ってるんか。いまもわからへん!」
「(こんな話)放送で言おうとは思ったことないです。一回もそんなこと言ったこともないし、そういう仕事じゃないから。そういうプロはそういうのに任しといたらええって言うけど、もう、そういう人に任せてたらあかんと」
昨日、放送されたテレビ番組で、あの笑福亭鶴瓶がこのように吠えた。鶴瓶が意を決してテレビで口にした話──それは、安保法制へはっきりとNOを叩きつける内容だった。
鶴瓶が出演したのは、東海テレビが制作・放送した『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』でのこと。この番組は、関西テレビが2009年に制作したドキュメンタリー『父の国 母の国─ある残留孤児の66年─』をテーマにして、女優の樹木希林と鶴瓶が対談するというチャレンジングな内容だったが、残念ながらキー局であるフジテレビでは放送されることがなかった。だが、この番組で繰り広げられたトークは、普段、目にしたことがない鶴瓶の一面がよく表れていた。
まず鶴瓶は、残留孤児だった人びとが日本で苦労を強いられている現状に胸を痛め、「戦争って、普通のことが普通じゃないんだっていうね。普通がいいんですよ。普通が」と戦争がもたらす不幸に言及。樹木が「(戦争は)人間の世界で止めることができるはずなのに、そりゃ止めなきゃいけないですよね」と返すと、「当たり前ですやん。そんなこと……なんのための戦争なんですか? なんのための……意味わからんな、ほんまに」と怒りを滲ませた。そして、安保法制の問題に自ら切り込んだのだ。
「国の言うことを、この歳になって信用したらあかんと思う、60過ぎてね、全部が国の言うことこれ、大丈夫かいなって思うようになるって……」
「いま、法律を変えようとしているあの法律もそうでしょうけど、それも含めて、いまの政府がああいう方向に行ってしまうっていうね、これ、止めないと絶対いけないでしょうね」
「これ、へんな方向に行ってますよ。そら変えなあかん法律はいっぱいあってもね、戦争放棄っていうのはもうこれ謳い文句で、絶対そうなんですが9条はいろたら(いじったら)あかんと思うんですよね」
強い語気と、いつにない真剣な表情で語る鶴瓶。じつは鶴瓶は、昨年も「しんぶん赤旗 日曜版」のインタビューで「僕らの世代が戦争に行くことはないでしょうけど、僕の孫の世代が戦争へ行かされるなんて道理に合わない。日本は絶対憲法9条をなくしちゃいかんと思います」と話している。しかし、全国ネットの番組ではないとはいえ、テレビでこのように政治を語る鶴瓶の姿は目にしたことがない。実際、鶴瓶本人も、「ほんまに、こういうところで、こんなこと言ったことないけど。アホなことばっかり言う商売ですから」と、テレビで政治的な発言をすることがはじめてなのだと番組中に何度も言葉にしていた。
自分の本分は笑いにある。笑いという本分をきっちりさせるために、いままで政治的な話は避けてきた──そう話す鶴瓶が、いま、口を開いたのはなぜか。その理由は、きっと“怒り”なのだろう。それくらい、鶴瓶は憤慨していた。
「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」
「僕なんか微力ですけど、やっぱり違う!っていうのは言いつづけなあかんですよね」
「民主主義で決めるんなら、違憲がこんだけ多かったら、多いほうを取るべきですよ、こんなもん。でないと、おかしいですよね」
「変な解釈して向こうへ行こうとしてるけど、絶対したらあかん」
さらに鶴瓶は、安倍首相が言う「後方支援」に対しても、「だいぶアメリカに乗せられてね、後方支援、後方支援言うてるけど、ほんなもん、なんもせんでええねん。全然なんもせんでええねん。したらあかん。したら“した”っていう事実が残ります」と明言。その上、話題が“政治家の顔つき”に移ると、「いま、穏やかな顔やん。菅さんでもそうやし、安倍さんでも……でも、あのままで進んでいったらえらいことなりますよ」と言い、表面に騙されてはいけないと警鐘を鳴らした。
いくら戦後70年をテーマにした番組で、かつホスト役が芸能界の先輩である樹木だったとはいえ、ここまではっきりと政権の批判を繰り出すのは、なかなかできるものではない。この清々しいまでの鶴瓶の態度には、さすがの樹木も「非常にこういう仕事をしている人の、いい意味で、責任の取り方っていうのが、ちゃんとしていらっしゃるような気がする」と鶴瓶を称賛していた。
逆にいえば、自由奔放な樹木にしても、芸能人がテレビで政治的発言を行うことがいかに難しいことなのか、それをよくわかっているからこそ、鶴瓶の態度に感心したのだろう。もちろん鶴瓶も、そんな芸能界における暗黙のルールは織り込み済みだ。現に、鶴瓶はこうも言っている。
「(自分が政治的な発言をして)怒らはる人いても、『お前なに言うてんねん。ド頭も悪いのにそんなことだけぬかしやがって』って言う人もおるやろうけど、しかし、ただ、俺はそう(いまの政治状況はおかしいと)思います」
おかしいものにおかしいと言って、なにが悪い──。この勇気ある発言が全国に流れなかったことはつくづく残念でならないが、鶴瓶と樹木、そして東海テレビには拍手を贈りたい。
ちなみにこの『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』は、箭内道彦やスタジオジブリの鈴木敏夫らをゲストに迎え、10日、12日、13日、14日、15日にも放送される予定だ。樹木は番組内で、「戦後80年って番組はつくれなくなるかもしれない」という危機感を口にしていたが、そうさせないためにも、ぜひ多くの人にこの番組を観てほしいと思う。
(水井多賀子)
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失礼ながら鶴瓶師匠からこうした発言が来るとは想像していませんでした。
後に続く方がぞくぞく現れて欲しいです。
昨日仕事現場への行き帰り共にタクシー運転手さんと安保法案話反対で盛り上がりました。お1人は小林多喜二氏と繋がりの有る方、もう一人はお父様がシベリアに抑留されて大変な苦労をされた方でした。お父様は帰国数年後に靖国神社に行ったそうですが、「あそこに戦死した仲間や身内が居るとは思えない。」と言って二度と行かなかったそうです。
行き当たりばったりの作戦で米軍と戦った安倍首相のお爺様と同様に、米軍艦に民間人を乗せることが出来ないことや後方支援が一番危険だということも知らない安倍政権に戦争を抑止出来る能力など有る訳が無いと、お二人共がおっしゃっていました。
一般人も声を上げていますよ~。
情緒的な誹謗中傷に過ぎません
「民主主義で決めるんなら、違憲という人がこんなに多いんなら、多い方を取るべき」だって?
直接民主制こそ絶対の真理とでも言うのでしょうか?
古代ギリシャの時代に戻りますか?当時の「市民」は兵役の義務を負ってますけど。
また違憲合憲の判断は法的には最高裁が決めることだし、学術的判断には多数決そのものがそぐわないですね。
>そういうプロはそういうのに任しといたらええって言うけど、もう、そういう人に任せてたらあかんと
これは素人の意見を国策(国防)に反映させろと言うことかな!?
米艦護衛が『集団的自衛権』の行使によるものであるかのように話しているのは、政府・与党のごまかしである
圧倒的な軍事力を誇る米国が、他国の侵略攻撃を受けることは考えにくい以上、日本に集団的自衛権の行使を求めることを本当に考えているのか
21世紀の日本の安保政策に相応しいのは、集団的自衛権ではなく、米軍が核となる諸国連合による集団安全保障の概念であるが、安倍首相は、少なくとも現時点では違う。2014年5月15日の記者会見で、安倍首相は集団的自衛権の行使容認に意欲を示す一方で、国連の集団安全保障措置への参加の検討を行わない旨を表明しているため、このままでは大問題になる。
安保法案には、原発や新幹線、高層ビルへの各種攻撃への緊急対応の要素が盛り込まれておらず、これこそが、警察だけでは対応できない(今どきの)『グレーゾーン問題』である。
以上「自衛隊を活かす会」にて。
こういうプロになら任せても良いけれど、アメリカに抱き着きたいだけの安倍首相のようなド素人には任せられません。
安倍総理の「総理大臣の私が言うのだから ・・・・・・・・」
非論理的なのは安倍・中谷をらの安倍内閣でしょう。。。。。。
では
プロでも立派な人がいると「笑福亭鶴瓶」に伝えるべきでは。
私はプロを否定していませんので。
元幕僚長の話は自衛隊に関心のある人であれば、みんな知ってるから、知らない笑福亭鶴瓶などの人に教えてあげた方が良いと思われますね。
冨澤氏のコメントをちゃんとお読みくださいね。
現在の案については批判しているのですよ。
このような軍事のプロの意見さえ肝腎な部分は無視して取り上げず、何故か問題が拡大するのが自明の集団的自衛権だけをつまみ食いして強行に推し進めようとしているのが「政治屋」安倍政権です。
まるで自衛隊員や国民の危険性をわざと増大させようとしているかのごとくです。
この安倍政権の「政治屋的手法」についての批判意見が軍事のプロも素人も一致しているのですよ。
鶴瓶は↑こんなことは言ってません。
内容に基づいて書いて下さいな。
自分の想像が正しいとは限りませんから。
何しろ後方支援すれば即戦争に参加していることになりますから。
見知らぬ土地に行って見知らぬ人たちと殺し合いをするということが集団的自衛権行使の避けられない面であるならば、それに反対という意見が出ることも充分に理由のあることですね。
政府は、そこのところをごまかしています。
政府がごまかすものだから、国民の中にも何となく平和が保たれる法案だと思い込む人も出て来るわけです。
>「民主主義で決めるんなら、違憲という人がこんなに多いんなら、多い方を取るべき」だって?
>直接民主制こそ絶対の真理とでも言うのでしょうか?
初めまして。あなたの主張も論理的だとは思えませんけどね。鶴瓶さんの主張は間接民主制のもとでも成り立つ主張です。新国立競技場の白紙撤回がいい例です。