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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

橋下徹市長に並ぶ当ブログの天敵w 百田尚樹に倍返しだ!1 他人の最期で一山当てるベストセラー作家

2014年12月25日 | 天敵 百田・田母神・石原・籾井

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橋下徹市長に匹敵する、極右・人権無視・下品と三拍子揃った百田尚樹氏は、とみにのしてきた、私が大っ嫌いな当ブログ天敵の新人さんです。

この分野には、ザ・人権蹂躙石原慎太郎氏や、蘇るファシスト安倍首相、最低無責任男橋下徹市長がいるのですが、こと、人品骨柄の卑しさで百田尚樹氏にかなう人物はいないのではないでしようか。

わたくし、寡聞にして、というか幸いなことに、この百田尚樹なる人物をついこの前の2013年11月にNHKの経営委員になると大騒ぎまで全然知らなかったのですが、いやはや知れば知るほど、聞けば聞くほど、どうしようもない人権軽視の暴言男です。



こういう人物を経営委員にしてしまう安倍政権と籾井NHK新会長の問題は、じっくりとまたこのシリーズでおいおいと触れていくことにして、今日は彼に関する連載にふさわしく、もっと下世話な話題から。
そう、当面、百田尚樹氏に関して話題になっているのが、故やしきたかじん氏の死に際とさくら夫人の姿を描いたという「殉愛」です。

殉愛
2014年1月3日、ひとりの歌手が食道がんで亡くなった。「関西の視聴率王」やしきたかじん。ベールに包まれた2年間の闘病生活には、その看病に人生のすべてを捧げた、かけがえのない女性がいた。この物語は、愛を知らなかった男が、本当の愛を知る物語である。『永遠の0』『海賊とよばれた男』の著者が、故人の遺志を継いで記す、かつてない純愛ノンフィクション。誰も知らなかった、やしきたかじん、最後の741日。


表題からして、作者のキャラクターとかけ離れたこの作品ですが、刊行にあわせて、中居君の金スマや宮根誠司氏のMr. サンデーなどテレビ各局で取り上げられ、爆発的に売れています。

せっかくテレビに出させてもらっても、取り上げ方に文句を言う百田センセイ。


ちなみに、やしきたかじんさんを描いたノンフィクション作品としては、彼が在日韓国人2世であることにまで踏み込んだ渾身の一作、「ゆめいらんかね」の方がはるかに上質な作品なのですが。
良いものが売れるとは限りません。
悪貨は良貨を駆逐する。

「ゆめいらんかね」
2014年1月3日、歌手でタレントのやしきたかじん氏が食道ガンで死去した。関西を中心に活動してきた、いわば"ローカルタレント"である。 しかし、翌日の全国紙はその死を大きく報じた。死後2か月後にとりおこなわれた偲ぶ会の発起人には、安倍晋三首相、建築家・安藤忠雄氏など各界の大物が名を連ねるなど存在感の大きさを示した。
ただし、数多の追悼番組が組まれ、芸能人との交遊録も語られたたかじんだが、素顔はあまり知られていない。
なぜ東京進出に失敗し、その後、東京の番組出演を避け、さらには東京への番組配信すら禁じたのか。晩年、なぜ政治に接近し、政治家を生む原動力となっていったのか――。
取材で明らかになっていったのは、ある作詞家が「小心者で、優しくて、気の弱いおじさん。あの人は、やしきたかじんを演じていたと思う」と評したように、一見、剛胆にみえるたかじんのあまりに一本気で繊細すぎる一面だった。本書は内なる葛藤を抱えながら、自らに求められた役割を「演じ続ける」たかじんの「心奥」を、たしかな取材で描いていく。




さて、「殉愛」については、発刊当初から、さくら夫人からしか取材していない、思い込みで書かれていてさくら夫人以外の人物を一方的すぎるという批判があったのですが、なにしろベストセラー作家ですから、テレビも新聞も腫れ物を触るようにして、そのあたりは全く報じません。

それどころか、普段は意地悪い記事ばかり載せている週刊文春や新潮でさえ、出版社としては自分のところに書いてもらえなくなったら困るということで
提灯持ち記事を書くほどです。

しかし、殉愛、とさえ百田尚樹氏が持ち上げたさくら夫人に数々の疑惑が持ち上がり、やしきたかじんさんの遺族が訴訟を提起されるなど、大変な騒ぎになってきています。

そのあたりについて、様々なタブーに挑戦しており、わたしも愛読しているオピニオンサイトリテラから、このさくら夫人疑惑の発端となったひとつ記事をご紹介したいと思います。
さくら夫人より、百田尚樹という人の人間性がよく表れていると思いますので。

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以下、かなり下世話な印象になりますが、これはわたくしやライターさんの責任ではなく、ひとえに題材のキャラクターゆえと思ってくださいませ

 



二股発覚! たかじん未亡人は人妻だった! 百田尚樹『殉愛』の嘘

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「本当の愛を知る物語」を上梓した百田尚樹氏(「やしきたかじんメモリアルサイト」より)

 賛否両論の百田尚樹の『殉愛』(幻冬舎)に、新たな疑惑が浮上した。今度は、感動の愛の物語の主人公であるやしきたかじんの妻・さくらさんが、なんと同時期に別の男性と結婚していたというものだ。

 きっかけは、たかじんと30年来の付き合いがあるという一般男性のブログのコメント欄に、「イタリア在住」と称する人物が〈彼女は年下のイタリア人と結婚していました。今は削除されていますが、 都会っ子イタリアに嫁ぐというような名前のブログをやっていました。〉と投稿。これを受けて「2ちゃんねる」では情報収集が行われ、“さくらさんと思しき人物”のブログを発掘したのだ。

 そのブログとは、NOAHなる人物が開設していた「都会っ子、イタリア・カントリーサイドに嫁ぐ」(すでに削除済み)というもの。ブログ上の説明によれば、以下のような内容のブログである。

〈シャネルとバーキンをこよなく愛し、高層マンション、タクシーの完全都会っ子生活から一転、恋した相手はイタリア・田舎っ子の彼・・・。 慣れないカントリーサイドで国際結婚ブログ。〉
〈完全都会育ちのOLが、惚れてしまった弱み・・・愛犬さーちゃんと共にはるばるイタリアの田舎町までやってきてしまいました。日本での快適な都会生活から離れ、毎日慣れないイタリア語、初めての“田舎生活”、ハニーのおかしな両親と弟との同居、近所の親戚など大家族に囲まれ、一喜一憂・奮闘しながら生活しています〉



 たしかに、『殉愛』でも、さくら夫人がイタリアに残してきた愛犬のミニチュア・ダックスフンドの名前は「さーちゃん」と記載されている。しかも、『殉愛』では、たかじんとさくらさんは互いを「ハニー」と呼び合っているが、このブログ主もイタリア人の夫を「ハニー」と呼んでいる。そして、ブログやリンク先で掲載されているブログ主の顔は、さくらさんとそっくりである。

 編集部でもいろいろと検証してみたが、ネット上の指摘はつくりでも思い込みでもなく、このブログ主はさくらさんと考えて間違いないだろう。

 また、彼女がイタリア人男性と結婚していたというのも事実のようだ。2010年4月14日のブログにはこうある。

〈さてさて、あたしたちはカトリック教徒として、結婚前に「フィアンセコース」なるものを他のカップルたちと受けたんです。「離婚」が良しとされていないので、事実婚が多いのもイタリア。それでも結婚するのだから、失敗がないように・・・結婚とは何ぞや?っていう勉強をドン(牧師)とします。〉

 また、同年8月13日のブログには〈9月の式の前に、ドレスの丈の調整をしなくてはいけないので必要なシューズ。。。〉というくだりがあるし、家族紹介の欄には、「Honey 日本・お好み焼・たこやきが大好き、(中略)アニメ・コンピュータ・フットボール(ACミラン)オタクのイケメンイタリア人」と夫のことが紹介されている。

 百田尚樹の『殉愛』には、当時、さくらさんにはイタリア人の親しい男性がいたとは書かれていたが、その関係は「恋人未満」「(恋人とは)違います」と記述。ところが、実際は既婚者だったというわけである。



 こうした指摘に対して、百田は早速、11月12日のツイッターでこう反論した。

「ネット上で、たかじんさんの妻の経歴をほじくりかえして、鬼の首を取ったようにわめいているヤカラが大勢いるが、過去がどうだと言うのだ。いたって普通の経歴にすぎない。犯罪を犯したわけでもない私人の経歴を暴き立てて非難するのは実に低俗な行為だと思う。」

 たしかに結婚歴があるというそれ自体は普通のことだ。しかしだとしたら、なぜそれを隠し、独身を装っていたのか。百田は『殉愛』のあとがきで「この物語はすべて事実である」と大見得をきったのではなかったか。そもそも、商売丸出しの大々的なプロモーションを仕掛けておきながら、いまさら「私人の経歴を暴き立てるな」といわれても、何の説得力もない。

 しかも、さくらさんはただ結婚歴があるだけではない。たかじんからのプロポーズを受け、つきあっていた時点でも、まだ結婚をしたままだった可能性がある。

『殉愛』の記述によると、ふたりが最初に会ったのは、2011年12月25日。独身で、イタリアでネイルサロンを経営していたさくらさんは、妹の出産に合わせて日本に帰国しており、梅田のヒルトン大阪で友人のイタリア人女性と食事をし、その後、Facebookで知り合った「家鋪隆仁」という素性不明のおじさんのパーティにしぶしぶ参加。その後、30日にたかじんと2人で鉄板焼き店に行き、その日の夜、たかじんの自宅にてプロポーズを受けている。



 だが、問題のブログをみると、同年12月に妹の出産のためイタリアから日本へ帰国しているのだが、たかじんと会う前日の24日にはイタリア人の夫も合流。「結婚2周年イヴ」を過ごしたことを報告しているのだ。そして、たかじんからプロポーズを受ける前々日の28日には、夫ともにヒルトン大阪と思しきホテルに滞在中であることを写真とともに伝えている。

 その後、明けて12年1月2日に夫がイタリアへ帰国。『殉愛』によると、当初はさくらさんも1月20日にイタリアに戻る予定だったが、16日にたかじんの食道ガンが発覚。さくらさんはイタリア行きのチケットを破り捨て、たかじんと生きていくことを決意する。

 だが、この後、『殉愛』を読んでも、疑惑のブログをチェックしても、イタリア人の夫と離婚したという記述はない。
 
 それだけではない。実は、2ちゃんねるでは、そのイタリア人の夫のTwitterも発掘されているのだが、さくらさんがチケットを破り捨てた1週間後の12年1月22日には、「2 days: longest period without talking with my wife :()」(2日間、こんなに妻と話せてないなんてはじめてだ)とツイート。

 そこから2か月経った3月15日の時点でも、「far from my wife and I am going crazy. Maybe it's time to think how to get out this situation. Move to Japan?」(妻と離ればなれで気が狂いそう。この状況をなんとか考えないと。日本に引っ越しするかな)とつぶやくなど、離婚どころか、日本で起きていることに気がついていない様子なのだ。

 しかも、『殉愛』を読む限りでは、その後、彼女がたかじんと入籍するまで、イタリアに渡った形跡はない。そんなところからネットでは「重婚じゃないか」という疑惑まで噴出しているのだ。



 ただ、これだけで重婚とするのは難しいだろう。イタリアには行っていなくても代理人を立てたのかもしれないし、イタリアは事実婚も多いため、法律上は籍を入れていなかった可能性もある。

 しかし、少なくともたかじんとさくらさんが一時、不倫関係にあったということはいえそうだ。しかも、『殉愛』の記述が事実なら、さくらさんは結婚の事実をたかじんにも伏せ、騙していたことになる。『殉愛』から、たかじんとさくらさんがはじめて二人きりで会った11年12月30日の会話を引用しよう。

〈「イタリアには彼がいるの?」
 「親しい男性はいます」
 「恋人じゃないの?」
 「違います」とさくらは答えた。
 「でも、父は彼と結婚したらいいと言いました」
  たかじんは少し驚いた顔をした。一年前、さくらの父がイタリアに来たときに、その彼を見ていたく気に入ったのは事実だ。また彼からはプロポーズもされていた。もっとも彼と結婚するイメージは湧いていなかった。〉
 
 だが、不倫だったとしても、また仮に重婚だったとしても、筆者はそれが問題だとは思わない。問題なのは『殉愛』で、百田とさくら夫人がその事実を伏せていたことだ。ほんとうの愛を描いた“ノンフィクション”だというなら、イタリアで結婚していた彼女がたかじんに迫られ、そのことを打ち明けることができないままたかじんの食道ガンが発覚して、夫を捨てて彼を支えようと決意した事実をきちんと描けばよかったではないか。そのほうが、もっと読者の心を揺さぶることができただろう。



 逆にいえば、それをしなかった、ということが、この本の真の目的を物語っているのではないか。娘や元マネージャーに対しては一方的な中傷を浴びせながら、もう一方の当事者であるさくらさんの都合の悪いことは事実をねじ曲げ、一切書かない。これは結局、遺産や利権争いで一方の当事者を利する目的で書かれたものだからではないのか。だとしたら、ノンフィクションでなく、謀略本だ。

 以前、百田は、本サイトでも紹介したように、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した際、こう話したことがある。

「ノンフィクション作家は、うまいことウソ入れる。わたしも、ノンフィクション書くとき、平気でいっぱいウソ入れてます。ほんまにそのまま書いたら、おもろない」

 今回もいっぱいウソが入ってるみたいだけど、全然おもろないよ、百田センセイ。
(酒井まど)

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1 コメント

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悲しい現実 (百田氏作品読む人たち観る人たち売る人たち皆様知的とは言えない)
2015-05-05 11:50:49
百田氏作品読む人たち観る人たち売る人たち皆様知的とは言えない
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