印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

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八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

印鑑の外枠のみ補正

2018年02月23日 | 印鑑リフォーム
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、山口県のお客様から「印鑑のフチ(外枠)を細くしたいけれど」というお問い合わせをいただきました。印鑑リフォームのホームページをご覧になってご相談なさっと思います。初めに作成依頼をされたはんこ屋さんでは「太さはそのくらいのものですよ。」と言われたとのことでした。メールの添付で印影を拝見しましたが、確かに必要以上に太い外枠でした。

外枠を細く仕上げる工賃で1080円のお見積りをお出ししたら、2本の印材の外枠を細くする仕事になりました。他に、別の印材を一度平面にして新規に文字を彫る仕事、新しい印材に彫る仕事、合計4つの仕事になりました。

印鑑の外枠は、基本形は細く仕上げます。荒彫りで太く彫っておき、仕上げの作業時に細くします。印面(紙に当たる部分)は細くても下の部分は太くて丈夫な印鑑、になります。断面図だと、川の土手のように作ります。ほとんどの書体は細枠ですが、唯一、中輪(ちゅうわ)の細字篆書という作風があり、これだけは外枠は太く作ります。現在では正方形の角印にその作風を残しています。戦前から昭和の30年代くらいまでは、丸い印鑑、実印、銀行印なども中輪の細字が主流でした。

下記に細輪の中字篆書、中輪の細字篆書の作品例を出してみます。中輪の細字篆書は文字自体を小さく書くので、明るくさっぱりとした作風になります。



             

39が細輪の中字篆書、44が中輪の細字篆書です。
右から読んで、青木、島田です。


外枠の補正、文字の補正など、ご相談にのります。お見積りは1080円からで適宜ご希望により変わります。
相談だけは無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

通常の印鑑リフォーム料金表です http://inkan-reform.com/price/




八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html


楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

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