印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

4.5ミリ直径の訂正印

2016年05月27日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、訂正印で小判型(楕円形)でなく正円(まん丸)の形の訂正印を作りたい、というお客様が見えました。直径のご指定もあり、4.5ミリがよい、とのご希望でした。問屋に発注して、直径4.5ミリのつげ印材を作成しました。

通常、訂正印は縦長の小判型(縦6ミリ×横5ミリ)で受けていますが、このお客様の場合はご苗字が1文字の方でした。2文字、3文字のご苗字なら小判型に文字を入れてバランスよく収まります。
正円の場合だと、2文字のご苗字でも1つの文字を扁平に書き、しかも左右の余白を作ってバランスをとります。お客様は、1文字の苗字だから正円に収まるとお考えになったと思われます。書体は「草書で」というご指示でした。

楷書、行書、草書は、他の書体に比べて小さめに字を入れます。ただ、今回のように小さな訂正印なので、文字の起筆、終筆が少し外枠に付く位の文字の大きさにしました。


▲訂正印の印影見本です。タイトルにあるボキ印、というのは簿記印のことで、
帳簿、簿記で金額の訂正に使用したので、この名前があります。現在は経理の
ソフトがあるので、簿記で訂正印を使うこともなくなりました。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html


楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo
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ポーランドからのお客様、ご来店

2016年05月21日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今月の上旬、ポーランドからのお客様がご来店になりました。外国人のお客様はホームページから受注、またはメールのやり取り後に受注、そして国際郵便で発送、でしたが、電車で八王子まで見えてご来店なさった方は初めてでした。事前にメールでご注文をいただいて印鑑は作成済み、ご来店時にお渡ししました。わざわざご来店いただいたので、印鑑ケースを入れる西陣織の布の袋をサービスさせていただきました。

ご夫婦でお見えになり、ご注文主は奥様、ご主人に写真を撮っていただきました。ポーランドに帰国後にブログに写真を掲載してよいかのメールをしたら「光栄です。お望みならば名前も出してよいですよ(I will be honoured! You can also share my name if you wish)」と書いてくれました。IT EVERYWHERE という会社の女性社長で、IT専門職の人材発掘、人材派遣の仕事をなさっています。

3月のアイルランドからのご注文、4月にウィーンからご注文のあと、ヨーロッパのお客様は3件目でしたが、遥か遠いポーランドの地で、楽善堂の印鑑が役に立っていることを祈ります。彫った文字は個人名でなく、会社のお名前の省略形でした。



▲店内で店名篆額(てんがく)お前で撮ってもらいました。
私よりも背が高い。(国際基準からだと私が低いのか)
手に持っているのは印鑑(お客様)と印鑑ケース(私)です。
女性社長のお名前はM rs. Nadja Brandys さんです。

お客様の会社のホームページアドレスを掲載させていただきます。
IT EVERYWHERE http://it-everywhere.com.pl/





八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

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毛筆宛名の御礼状

2016年05月07日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先月の下旬、東京都板橋区のお客様から印鑑リフォームのご注文をいただきました。お母様の形見の印材(印鑑)をお預かりして、リフォームさせていただきました。輪郭の外枠が切れていたので、一度平面にして再彫刻しました。書体は草書で彫ってあり、やはり草書で彫って下さい、というご希望でした。

発送後にお客様からご丁寧な礼状が届きました。宛名は毛筆で書かれていて、裏面の文章も綺麗なペン字で書かれていました。お客様からブログに掲載のご許可がいただけたので、文章の一部をご紹介させていただきます。

「長い年月を経て捨て難かった母の形見を又私が利用出来ます幸せに深謝致します。又知識拙い私の我儘なお願いにも心よくご親切なるご対応をいただき迅速かつご丁寧な御仕事に感じ入りました。(中略) 印鑑ケースもありがとうございました。」

お葉書をいただいて、取り急ぎお電話を致しましたが、筆耕(例、結婚式場の席札書きなど)のお仕事をなさっている方でした。その方から「以前のものより太くしっかりしていて大きく感じます。」とお褒めいただきました。まさに職人冥利を感じることのできた仕事でした。





▲綺麗な毛筆宛名です。手慣れている筆跡です。





▲裏面の文章も綺麗なペン字でした。




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楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html


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