懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

白鳥の湖~その2 第二幕

2017-08-14 00:48:29 | バレエ
「白鳥の湖」の件。今回は、本題に入る前に、誰もが認める成功部分の話を少々。

第2幕(or 1幕2場)、「湖のほとり」の場面の、バレエブラン。レフ・イワーノフ振付の部分。

超長持ち振付で、時代の変化による価値観の変化などもろともせず、ず~っと基本的には骨子は変わらず、生き残り続け、高評価を保ち続けてるのは、物凄い。

自分がバレエ見始めたころは、ここの振付は「マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ」等の記載で、後年になって、プティパより弟子のイワーノフの振付、と明記されるようになった。そういう上下関係もあるのか(?)これほどの振付でありながら、イワーノフの名って、あまり出ないような気が・・・なんでかな。

自分が、バレエ見始めたのは数十年前なのだけど、その頃から「ほとんど手を加えられていない」と評価されていた。

そして今でも、その頃と変わらない。時代の風雪に耐えた。この振付だけは、「白鳥の湖」の大半の振付に採用され、(よほど捻ったコンテ系とか、原型をとどめてないような例外的な版を除き)、やっぱり、未だに、誰も手を加えることができない、それほど完成度が高い、例外的な成功作。他にここまでのものは、なかなかないような気が。

これほどのものを作ったわりには、あまり取り上げられないイワーノフ。振付が皆を幸せにするだけでなく、当の本人も、もっと評価されていいような気もするのだけど?。といっても、当時の振付家たちの世界の状況に、私も詳しいわけじゃないので、ちょっと呟き。


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