今朝9:30~映画を観てきました。
鎌仲 ひとみ監督の最新作『みつばちの羽音と地球の回転』です。
鎌仲監督の作品は以前『六ヶ所村ラプソディー』を2008年頃ごろ観て原子力産業って一体なんだろう???
自分の知らないところで大変な事が推し進められている事を知るきっかけの作品でした。
3.11後の今、本当にこのまま原発を使用し続けるべきなのか?
を改めて考えさせられる作品が今回の『みつばちの羽音と地球の回転』でした。
舞台は山口県上関町で新たな原子力発電所の建設計画が進められている向いに面する祝島です。
この原発は瀬戸内海の入り口にある美しい湾を埋め立てて建設されます。
電力会社や国は『海を汚さずに建設が100%可能』(すぐに100%に限りなく近い状態で可能と言い直していましたが。。)
本当にそうなのでしょうか?
私達は3.11後、そうではないと体感したのではないでしょうか?
祝島の人々は美しい海を守る為、そして生活を守る為に島民が一致団結して建設に26年間、反対してきました。
しかし、島民の思いとはうらはらに計画は進んでいます。
映画の途中ではスウェーデンも登場します。
スウェーデンは脱原発を国民投票で決め、2020年までに石油にも依存しない社会づくりをめざしています。
実際その動きは着実に前進し、地域に根差した様々な発展をしています。
スウェーデンはCO2を削減しながらゆるやかながらも経済成長を続け、質の高い福祉を実現しているそうです。
ただ自分の中にも矛盾をみつけた。
映画を観て、やはり原発は作りたくない!
地球をこれ以上人間の勝手なエゴで汚したくない!という考えは変わりません。
でも自分の日々の生活はどうだろう?
今だってブログを書いている間もPCを使用し、1日の生活の中で色々な所で電気を使い続けている。
震災後の計画停電で自分がどれだけ電気に依存しているかと痛感した。
停電中でつくはずもないのに、トイレに行った際無意識に電気のスイッチを押す自分。
寒くてついつい暖房のスイッチを押す自分。
この生活全てを変えることはかなり難しい。
震災から7か月が過ぎ、残念ながら自分の中でその意識が日常生活の中で少し麻痺していた気がする。
もう一度意識を変えて、少しでも節電する。食器を洗う時も最低限のお水で。ゴミをなるべく出さないような工夫などなど。
自分の出来る事から始めてみようと改めて思う。
風、火、水・・・などなど自然は私達に電気の源を提供し続けてくれている。
その自然の力をお借りしてこの地球に私達、その先の子供たち、そしてずっと未来の人々が暮らしていけたらいいな。
自然に沿って生きることを大切にしたい。
それにはまず行動を起こそう!
◎みつばちの羽音と地球の回転オフィシャルサイト◎
http://888earth.net/index.html