４年ぶりのゆずライブ

行ってきました。
ゆずアリーナツアー2008「WONDERFUL WORLD」福岡追加公演。
私にとって、約４年ぶりのゆずのライブでした。

レポを書くにあたって、さあ、何からどう書こう・・と悩んでしまって。
いつもと同じようなレポは書けない気がします。
曲順なども覚えていないし、いいことばかりも書けないかなぁと・・・。
なので、普通のレポが読みたい方は、ここで引き返してくださいね。（笑）
ここから先は、私個人の過去のゆずへの想い、今のゆずへの想いが交錯した、ややこしいものになってしまうので。（たぶん）

1999年から2004年まで、ファンクラブに所属し、かなり熱いゆずファンでした。
「でした」と言ったのは、その後、熱が冷めてしまったからで・・・。
それでも、物心ついた頃から、童謡の代わりにゆずの曲を聴かされて育った三女は、知らないうちにゆずっことなり、
今回のライブは三女の希望で行くことになりました。

４年のブランクはあったけれど、三女の影響でその間のアルバムは聴いていたので、知らない曲はなかったです。
そして、思った以上に楽しめました。
席はアリーナの後方と、最悪だったのですが、運よく？通路わきだったのと、スクリーンの位置が2003年の
「すみれツアー」のときより高い位置にあったために、あの時みたいにスクリーンすら上半分しか見えないような
ことはなく、しっかり全部見えました。
まあ、ゆずの姿は、人の頭と頭の間から、時々小さく見える程度でしたが。

１番びっくりしたのは、「陽はまた昇る」でのタオル投げ。
みんな一斉に、タオル回してると思ったら、上に放り上げてるしっ！（笑）
４年のブランクとはすごいものです。
幸い、私と三女は、すみれツアーと夢地図ツアーのタオルを首に巻いていたので、慌ててやりましたよ。
なんだなんだ、これは。楽しいじゃないか。（笑）

開演前のラジオ体操も、「センチメンタル」「呼吸」「夏色」「少年」などの曲も、すごく懐かしくて。
夏色テープは、後ろの方からも飛び出してきて、あと少しで取れるところだったのに～と、三女と悔しがりました。（笑）
「夏色」の「もう１回！」は、昔ほどしつこくなくて、正直よかった～と思いました。（笑）

新しいアルバムの曲は、派手な演出＆変装（？）の曲あり、シンプルに聴かせる曲ありで、楽しめました。
悠仁が鍵盤ハーモニカで演奏していた曲、なんだったっけな～？
すごく懐かしい感じがして、ああ、こういうゆずが大好きだったよなぁ～って、思い出してしまいました。

アンコールで登場したときは、ちょっとだけ引きました。（ごめんなさいっ。）
アンコールって、ほんとにシンプルでいいと思うんですよね。
２人で出てきて、「ありがとう。もうちょっと歌います。」程度で。
でも、これがゆずのサービス精神なんだなぁ～って。
そこまでやるか・・・？って思うほど、やってくれる。これがゆずなんですよね。
実際、喜んでいるファンの人、大勢でしたし。
いいんじゃないでしょうか。（笑）

最後の「ストーリー」はよかった！
最後にふさわしいいい曲ですよね。　会場が一体になっていました。
私も、本当に気持ちよく体を動かすことができて。
静かな曲以外、ずっと踊っていたかも。（笑）
退場前の、手を繋いでお辞儀も、「気をつけ！礼！」も昔のままで。　懐かしかったなぁ。

全体的に、派手な演出が盛りだくさんなステージ。
スクリーンには、あらかじめ撮られた笑いを誘うような映像が幾度も流れ、
本人たちも何度も衣装を着替えて登場する「見せる」ステージ。
チケット代が高いのも分かります。（笑）
もちろん、じっくり聴かせるところは聴かせてくれます。
「みんなで歌おう」というのが多いのも、ゆずの特徴かなぁ。
スクリーンに歌詞のテロップが流れ、悠仁が、「さあ、みんな歌おう。」「もっと来い。」と煽ってくる。
そういうのを、特に嫌とは思わず、楽しめている昨日の私でした。

この辺はとっても複雑な感じなのですが・・・。
ここから先は、ゆずから心が離れていった当時の私の気持ちです。
もしも不愉快にさせてしまったら、ごめんなさい。

ゆずをすごく好きな頃、ゆずの歌が心から好きで、一生懸命歌うゆずが好きで、
ただその姿を見れればいい、２人のハーモニーを聴ければいいと思っていました。
派手な演出や変装などは、ない方がいいのに・・と思っていました。
人気が出るにつれて、そういう「見せる」要素がどんどん濃くなってくる気がして、
これは、私が見たいゆずとは、違う方向へ向かおうとしているのかな・・と感じてしまいました。

「みんなで歌おう。」「もっと、もっと、もっと。」と強く煽られるたびに、テンション下がっていく私がいました。
そんなに必死に煽らなくても、ファンはちゃんと楽しんでるよ。
ライブって、もっと自由でいいんじゃないかなぁ・・なんて、思ってしまいました。

ファンクラブに入っているのに、アリーナ後方の席しか当たらないと、「なんで？」って思いました。
親子限定ライブや、学生限定ライブのようなものが行われると、「必要あるの？」と思いました。
ファンってわがままなものですね。
結局、いつも近くで顔を見たいし、どんなライブにも参加したいし、自分の好みのスタイルでライブをやってほしいんですね。

でも、そんなことをアーティストさんに要求するのは、本当に愚かなことです。
アーティストさんは、自分のやりたいようにやっていいし、好きな方向に進んでいいんですよね。
それにちゃんとついて来るファンの人だってたくさんいるんです。
昔も今も、変わらずゆずを応援している人、たくさんいます。
そして、初めてゆずのライブに来たという人も、たくさんいました。（三女を含め）
そういう人たちが、本当に楽しそうな表情で参加されているのを見て、ああ、これからのゆずを
支えていく人たちなんだなぁ・・と。
なんかすごく客観的な目で見てしまう私でした。（笑）

ゆずのサービス精神は、きっと昔から変わらず、みんなを楽しませようと一生懸命で。
変わったのはどちらかというと私の方。
もっとシンプルなライブを求めるようになってしまった、それで離れた、そういうことなんだなぁと、
昨日のライブを見ながら感じていました。

昨日の私はというと、以前のような熱い気持ちがない分、席が遠くて姿が見れなくても嫌じゃないし、
煽られても歌いたくなければ歌わずに聴いていたし、静かな曲のときはみんな立っていても座っちゃったし。（笑）
派手な演出や変装にも、声出して笑っちゃったし。
気持ちが熱すぎないということは、非常に楽なもので、思う存分好きなように楽しんでしまいました。

三女もすごく楽しかったみたいで、終演後は「楽しかったー。」を連発していました。
「ライブってこんなものなんだね！」って言う三女に、「うん～ゆずのは特にすごいんだよ。」と言っておきました。（笑）

三女と一緒に、また参加するのもありかな～と思います。
ただ、やっぱり私は、どの曲も、普通に歌って演奏してくれたらどんなにいいか・・と思ってしまうところはあって。
こんなことを言う私は、やっぱり昔のファンでしかないんでしょうね。（笑）


三女が買ったスポーツタオルと、私が買ったトートバッグ。
グッズはしっかり買ってしまいました。　だってかわいかったんだもん～。