5月13日(水)
子どもたちが元気に遊ぶ、昼休みの運動場。
ん?
だれかな?
子どもではない人たちの姿がありますよ?
内町消防団のお父さんたちでした。
今日は、火災避難訓練が行われます。
この訓練を見ていただいた後に、ポンプ車を使った放水訓練の様子を、実演していただくことになっているのです。
昼休みの時間を利用しての練習。
嬉しくなった子どもたちも、消防団員のお父さんたちの周りを、ついつい走り回ってしまいます。
服装点検をして、練習は終わりです。
避難訓練が始まりました。
今日の訓練の目的は、避難経路を確認すること。
出火場所は、3階調理室です。
調理室なので、非常階段は使えません。
1階の子どもたちはテラス側から、2・3階の子どもたちは児童玄関から避難します。
火災で避難の際の集合場所は、運動場東側(唐津神社側)と決まっています。
訓練を終えて、内町分団長の松尾さんから、講評をいただきました。
避難訓練が終了し、いよいよ内町分団の放水訓練の実演開始です。
一糸乱れぬ機敏な動作で、1分もたたずに1線目のホースから放水が始まりました。
続けて、2線目の延長です。
二重巻にされているホースがシュッと伸びたかと思うと、すかさず2本のホースが連結されていきます。
2線目のホースからも放水が始まり、子どもたちから大きな拍手が起こりました。
ふだんはそれぞれの仕事をされながら、いざという時に備えての訓練を月に何度も集まってされている消防団のお父さんたちの姿は、まさにボランティア精神そのものです。
こうした姿を実際に目にして、きっと子どもたちは、
「消防団って、かっこいいな!」
と、感じてくれたことでしょう。
このような訓練を実際に見ることで、消防団活動の存在が身近になり、地域のボランティア精神は、次の世代へと受け継がれていくのだと思います。