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学校や子どもたちの活動の様子を日々更新していきます。お楽しみに!!

平成27年をふり返って

2015-12-31 | 日記

12月31日(木)

 

今年も残すところ1時間あまりとなりました。

私の印象深い月別のワンショットを紹介しながら、今年4月から12月をふり返ります。

 

4月、始業式終了後の6年生。

最上級生になり少しうきうきしていた気分の子どもたちに、最上級生としての心構えを説いている場面です。

初日のこの厳しさが、その後のピリッと引き締まった6年生の姿につながったのです。

 

 

5月、新入生を迎える会。

この1年間の中で、最も笑顔の素晴らしい1枚です。

勝ち負けにこだわらず、みんなで心から楽しみあえたひとときでした。

 

 

6月、算数の授業時間。

ホワイトボードを使って、グループの考えを発表し、学級のみんなで考え合っている場面です。

1時間の授業を、子どもたちがしっかり学び深める45分間にするために、「ひとりで」「グループで」「みんなで」という学びのステージを設定して、各学級で取り組みを進めていった時期でした。

 

 

7月、休み時間。

体積の勉強をした2年生の子どもたちが、100ml(ミリリットル)や1 l(リットル)などの水の量を、廊下に置かれた体験コーナーで実際に量っている場面です。

単位は体で感じとることが大事。

それを、授業の発展として、好きなだけ繰り返し体験できる場を設けているところが素晴らしいですね。

 

 

8月、平和集会。

今年から、運動会が9月に移ったことで、6年生の長崎修学旅行が6月になりました。

そのおかげで、平和をテーマにした学習の成果を発表する場を、この平和集会に合わせることができるようになったのです。

プレゼンの作成から発表まで全て、自分たちの力でやり遂げた6年生でした。

 

 

9月、虫とりに夢中になる1年生。

9月と言えばもちろん運動会なのですが、ここではあえて、このワンショットを選びました。

町の中に住んでいる大志小の子どもたちが決定的に不足していることが「自然体験」です。

それだけに、学校で行っている、生活科や理科の授業、飼育や園芸の委員会、一人一鉢などは、これからも大事にしていきたいと考えている授業や活動のひとつです。

 

 

10月、佐小国研。

大志小学校に県内各地区代表の授業者が集まり、全ての教室を公開した研究大会が行われました。

本校の先生たちにとって、優れた授業者との交流は大きな刺激になるとともに、大志小が頑張っていることを多くの方々から認めていただいたことで、自信にもつながった大会となりました。

 

 

11月、唐津市児童生徒音楽祭出場。

大志小では、2年に一度出場の機会が回ってくるこの音楽祭に、3,4年生全員で出場することを決めています。

つまり、子どもたちは必ず一度この舞台を踏む、これも大きな経験となるのです。

「これまで歌を歌うところを見たことのなかったわが子が、『♪ゆか~いに~ある~け~ば~』と口ずさんで帰ってきたんですよ」

という、あるお母さんの話を聞いて、山下都代子先生をお招きして3年間続けてきたこの合唱指導の取り組みは間違えていなかった、と本当に嬉しくなりました。

 

 

12月、西の浜クリーン大作戦。

毎月1回の清掃活動を続けてこられている「西の浜をきれいにしゅう会」の皆さんと合同で、冷たい小雨まじりの朝にもかかわらず、30名以上が参加して行われました。

私は、教育とは、子どもが社会の中で人とかかわりながら生きていく力を身に付けること、そして、人のため、社会のためになる生き方をしようという心を育てることのためにあると思っています。

それだけに、学校の授業や行事ばかりでなく、学校教育の外側にあるこうしたボランティア活動や、地域の行事などに積極的に参加することは子どもの成長にとってとても大事だし、そのことをこれからも強く呼びかけていくつもりです。

 

 

こうやって今年1年をふり返ることで、また来年やりたいこと、やらなければならないことがいろいろと見えてきて、新しい年が訪れることが楽しみになってました。

皆さんは、どのように今年1年をふり返られましたか。

そして、新しい年にどのような希望を抱かれるでしょうか。

まもなく訪れる新しい年が、皆さんにとって、そして大志小学校の全ての子どもたちにとって、よい1年となりますように。

 

 

 


まつら荘訪問

2015-12-28 | 日記

12月28日(月)

 

11月の大志小フェスティバルで初演をしたかんね劇クラブ。

今日は、江川町の介護老人施設まつら荘を訪問しました。

 

 

第一幕は「日本一ン山」。

日本一高い山は、富士山だという町の若いもんに、かんねは、

「鏡山はかがんでいるから低いけど、立ち上がったら日本一ばい」

ととんちで返して、賭けていた中町の竹屋のうなぎを食べることができたというお話です。

 

 

第二幕は「かざり鯛」。

 

 

浜崎くんちに大きな鯛をかついで出かけて行ったかんねが、その鯛をみやげに来たと思わせて、くんち料理を食べるだけ食べて、鯛はかついで次の家に行くというお話です。

 

 

さすが、おじいちゃんおばあちゃんたち。

かんねさんの話を知っている人が多くて、ツボのところでちゃんと笑っていただきました。

 

上演終了後、サプライズがありました。

まつら荘の皆さんから、プレゼントを子どもたち一人一人にいただいたのです。

 

 

演技も上々のできで、プレゼントまでいただいて、大満足の子どもたち。

最後は、それぞれの部屋に戻るおじいちゃんおばあちゃんたちを、

「ありがとうございました!」

「よいお年をお迎えください!」

と、笑顔でお見送りしました。

 

 

学校だけでなく、地域に出て劇を上演するということが一つの目標だったかんね劇クラブ。

その目標を果たすことができました。

来年は、もう1つ上演する機会がありそうです。

そして、来年度も、このかんね劇クラブを続けることができればいいなと思っています。 

 


冬チャレ

2015-12-25 | 日記

12月25日(金)

 

2学期の終業式も終わり、子どもたちは、2週間の冬休みに入りました。

 

その冬休み初日。

100名ほどの子どもたちが、午前中学校に集まり、「冬のチャレンジ教室」と呼んでいる勉強会に参加しました。

 

 

低・中・高学年ごとに分かれた教室で、2時間みっちり勉強です。

 

 

先生たちのほか、大志小を卒業した中学生や大学生約10名も、ボランティア・ティーチャーとして参加してくれました。

 

 

できるだけひとりで頑張りますが、相談したい時には、先生やボランティアのお兄さんお姉さんにたずねながら進めました。

 

 

そして、11時から30分間、交流レクをしました。

 

 

中学生も、まるで小学生の頃に戻ったように、楽しんでくれました。

 

 

「冬休みの宿題、だいぶん進んだよ!」

「楽しかった!あと1日あってもよかった」

など、喜んで帰ることができた子どもたち。

ゆとりのできた時間は、きっと掃除やお手伝いなど、家族のために使ってくれることでしょう。

 


2年光のプレゼント

2015-12-23 | 日記

12月23日(水)

 

2週間前の授業です。

2年生の子どもたちが、ステンドグラスのような作品を持って、運動場に出てきました。

 

 

図画工作「光のプレゼント」の授業でした。

 

 

「ここが白かけん、よううつるっちゃなか?」

 

 

「うわあ、きれいにうつった!」

 

 

「校長先生、見てください!」

 

 

カラーセロハンを通った太陽の光が、地面や壁に当たってきれいな色を映し出していました。

 

 

図画工作の学習では、スケッチ会のようにしっかりと作品を完成させる授業ばかりでなく、このような「造形あそび」と言われる時間も大切にしています。

作品を環境の中に生かしたり、自然と作品との一体感を味わったりして楽しめることも、子どもたちの感性を養う大事な学びです。

 


3年能楽教室

2015-12-20 | 日記

12月20日(日)

 

10日前のことになります。

3年生の子どもたちが、能楽師多久島法子さんの稽古場を訪れました。

 

 

これは、「唐津・能の里づくり実行委員会」の皆さんによるまちづくり事業として、大志小学校の子どもたちのために行われた授業です。

 

多久島さんから、能楽についての話を聞きました。

能楽は日本の伝統芸能で、600年以上も歌い踊り継がれている世界でも最も古い芸能だそうです。

また、能楽で使われている楽器は、ひな人形の五人囃子が持っているものだということも知りました。

 

能面についても話を聞きました。

これは女面の「小面(こおもて)」。

 

 

これは、鬼神面の中の「しかみ(顰、歯噛)面」。

「しかめる」とか「しかめっ面(つら)」という言葉は、ここからきたとも言われているそうです。

 

 

続いて、実際に、子どもたちが能面を作ることになりました。

 

 

色鉛筆などできれいに色を塗り、オリジナルの能面が出来上がりました。

 

 

能面が出来上がったら、次は烏帽子(えぼし)も作りました。

これは、「冠り物」と言われ、頭にかぶります。

 

 

出来上がったものをかぶると、こんな感じになりました。

 

 

何人かの子どもたちが舞台に上がり、基本姿勢「カマエ」を習いました。

 

 

その「カマエ」で、すり足をして進みます。

基本動作「ハコビ」です。

 

 

ちなみに、すり足のまま踊ることを「舞う」と言い、足を自由に使って跳んだり跳ねたりできる「踊る」とは区別します。

だから、能は「舞う」なのです。

 

能楽を授業で取り入れて行うことは、とても珍しいということで、テレビ局や新聞社の取材もありました。

 

 

ぴーぷる放送アーカイブスは、こちらからご覧になれます。

http://wpub.people-i.ne.jp/sys/general_broadcast_archives/view/2482

 

最後に、多久島先生やお世話になった方々と一緒に、記念撮影をしました。

 

 

「唐津・能の里づくり」事業では、次のような教室を予定しています。

 

 

大志校区の親子(おじいちゃんおばあちゃんでもOK)にとてもお得になっています。

3年生はもちろん、何年生でも構いません。

普通だったら5千円出しても高くないと言われる能が、無料で見られるのは今だけです。

ぜひ、このチャンスを生かして、

②親子能楽教室(1/16)

④能「松浦佐用姫」上演(2/20)

に申し込んでください!

(大志小:吉田先生まで)