月の瓶詰~ブログ版~

こぼれゆく時の欠片を瓶詰に。

九博特別展「古代日本と百済の交流 -大宰府・飛鳥そして公州・扶餘-」をゆく。

2015-02-08 22:20:43 | 旅行記


左は宝満宮竈門神社「むすびの糸」。
再会(サイカチ)の木になる豆を模してつくられたお守りです。彫られた花はさくら。
"いつか笑ってまた再会 そう絶対"、ということで…(^^;
もちろん、こちらの神様はお仕事の縁も結んで下さいますよ!(^^)
あ、どうやら天満宮内の授与所ではいただけないお守りが数種類あるようです。
「むすびの糸」然り、「てるてる山守り」然り。
ええと、「てるてる~」は山のお守りです。櫻柄のてるてる坊主。

山…。

気を取り直しまして、右は太宰府天満宮「叶糸(かないと)」。こちらは梅です。
春を告げる梅花のように、いつか努力が花開きますよう…。

赤と青。どこか似ていて、でも違う。(←どうやら"山"の話らしい。


…そろそろ本題に入りませう。
ようやく出かけた九博特別展、「古代日本と百済の交流 -大宰府・飛鳥そして公州・扶餘-」。
あの七支刀(本物)が九州初上陸。しかも期間限定公開!
きっと大行列だろうな…とドキドキしておりました。
現地着は開館時刻ちょうど。出遅れたっ!と駆けつけたところ…
拍子ぬけするほどのんびり、至近距離にて見ることができました。
"肉形石"(「台北 國立故宮博物院 -神品至宝-」)の大行列が嘘のような…(^^;
マニアックな内容だからでしょうか。地味といえばそうかな。
でも、特別な知識がなくとも楽しめる内容でしたよ(^^) 小さい子も多かったです。

出土地を見ないと、一体どちらのものなのか分からないくらい似ていて。
だけど、まったく違う部分もあって。
深く深くつながっているけれど、どこか遠いおとなりさん。


さて、今回は「日本発掘 -発掘された日本列島2014-」も同時開催。
成果とともに野帳の現物を見られたのが、とても興味深かったです。
昨年は"実験ノート"が話題になりましたけど、
克明な記録が重要なのは理系に限ったことでなく…。
キトラ古墳の四神を見られたのも嬉しかったです(^^) 朱雀は想像していたより鮮やか。

こつこつと積み上げられていく調査・保存活動に感銘を受けつつ。

あ、これは余談ですけど。
展示されていた年表が、「イイクニつくろう鎌倉幕府」状態でして…(^^;
(物好きなワタシ以外)誰も見ていないからあれなんですが。なかなか古いですね(^^;;


常設展(文化交流展)もひととおり拝見!
(あまり混んでいなかったので、展示を楽しむポイントも教えていただいたり。)
もう内容は覚えているのに、「かね♪すず♪たいこ」は毎度しっかり見てしまいます。


今回は博物館グッズでなく、参道の案内所で太宰府みやげを買いました(^^)
中川政七商店の干支にちなんだ小物が可愛いです。
(いつの間にやら随分と洒落た空間に…。)

九博開館から10年。参道は一年中にぎやかです。耳をすませば外国語もいっぱい!




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