無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

マスコミは悪魔だ

2016年12月26日 | Weblog
前回の「今日本に住むあなたがまず一番最初に考えなければいけない事は?」で、大本営発表を伝えるだけのマスコミ報道について気付いて下さい、と書いた。

ネットでは大分「マスコミが悪い」と言った意見が多く見かけられる様になってきましたが、その肝心のマスコミが自分たちは悪いことをしているなどと一言も言いませんから、大多数の国民がそれに気が付きません。

上のタイトルは、直近のブログと、それに付いていたコメントから借用しました。

ブログタイトル:
🔲日本を破壊しようとする「悪魔」ではないか!

ブログ内容:
近ごろ私は、安倍晋三という人は、どこかから送り込まれ日本と日本人を破壊しようとする「悪魔」ではないか、と真剣に思っています。(年金の運用損・年金支給額減額・社会保障費の削減・海外へのバラマキ・原発の賠償金ねん出のための電気料金値上げ(40年にわたり、国民が負担)・原発の再稼働・等々の悪魔の所業は略)
国はガタガタ。国民はヘトヘト。このままでは私たちの国は自壊し、滅びます。

このブログについたコメント:

安倍もそうだが、彼は単なる俳優の一人。
一番の悪魔はテレビ

オレオレ詐欺みたいなもので、テレビの前のバカ国民が欺されている。
政治への無関心を醸成し、政権批判へのごまかし、を監督しているプロデューサーはテレビだ。

つけないと寂しいし、ドラマや歌番組・バラエティーなどを主に見ているうちに、上記のことを知らず知らずに刷り込まれている。



といった「本当のこと」を国民に知らせず、「オレオレ詐欺」を続けるテレビ・大新聞は悪魔であることをあなたに知ってもらうために、これからは、政府マスコミによって日本国民が間違った考えを持たされている例を一つ一つ挙げていきたいとおもう。

今日は≪テロ≫について。

≪テロ≫

小林よしのり氏は「戦争論」で次の様な映画を見て「卑怯な」と思った場面を描いている。

それは、中国を進軍する日本兵の前から荷車を押した農民たちが通りかかり、通り過ぎた途端、日本兵の背後から荷台に隠してた銃を取り出し乱射し日本兵を皆殺しにした場面である。

小林よしのり氏が卑怯と感じたのは、当時の戦争では「敵の兵隊を殺しても良いが、一般市民は殺してはならない」(「軍事施設は襲撃しても良いが赤十字や病院・学校等民間施設を襲ってはならない」)との戦争の規則?があったからで、人民解放軍が正々堂々と戦わず、民間人に化けて日本兵を殺したことに対してだ。(便衣兵は国際法違反であり、捕まっても捕虜として扱われず裁判で死刑にできる。日本軍は南京でこれを適用した。)

小林よしのり氏への批判はさておき、日中戦争が泥沼化していった背景には、このような当時「便衣兵」(農民に化けた兵士)と呼ばれたゲリラ戦法があったのだ。

さて、時代は変わって、「北からの共産主義の侵略から南ベトナムの自由と民主主義を守る」として南ベトナムに駐留したアメリカ軍を取材した従軍記者が「南ベトナムの村々には婦女子と老人しか居らず、若者を見かけるとベトコンと見做し捕まえて拷問にかけ射殺した」と述べている。

ベトナムに行くと今でも当時ベトナムの人がゲリラ戦に使った洞窟(地下通路)が観光ルートになっているが、小柄のベトナム人だと通れる通路も体格のデカイ・背の高いアメリカ兵がその通路を通るのに苦労するように出来ている。

今では公になっている「アメリカがでっち上げたトンキン湾事件」によって「北爆」まで行なったがべトコンが北ベトナムの兵士でなかったためにアメリカは撤退せざるを得なくなった。

アメリカは決して「世界の警察国家」ではない。

それこそ岡林信康の替え歌ではないが「頼まれもしないのに南ベトナムに平和を作るといって爆弾を落とし地獄をつくった」のである。

結果、アメリカ軍は南ベトナム人300万人を殺害、そのうち100万人が子供たちで占められた。

余談になるが、日本国はこのアメリカのベトナム戦争を全面的に支持し、横田基地から北爆に向かう米軍機を「後方支援」した。

さて、ここまでで何が言いたいかというと、如何に強大な軍事力を誇って、他国に戦争を仕掛けても今は戦争の形態がゲリラ➡テロと変わってきているので勝てはしない、という事。

軍事力増強・同盟強化では、ゲリラやテロに対抗できない、抑止力にはならない、ということだ。

(再々掲)


ここからが本題だが、

今の「イスラム国」と「アメリカ・有志国連合」との戦争について。

前に書いたことを要約して書いておく。

①今の世界にはキリスト教徒20億人、イスラム教徒16億人が存在する。

②アメリカの9・11同時多発テロは、その虐げられたイスラム教徒によるもの、と考えられている。
 (もっとも、今ではアメリカの自作自演説が世界の通説となっているが・・・)

③アメリカは中東のイスラム教徒の国々を「新世界秩序」に組み込むべく陰で戦争を仕掛け続けた。(湾岸戦争、イランイラク戦争等)
 (これは長くなるので説明略)

④かなり飛ばして、アメリカは「イラクが大量破壊兵器を隠し持っている」として「我々は座してその大量破壊兵器による攻撃を待つようなことはしない」とイラクに宣戦布告しイラク空爆を開始した。(大量破壊兵器が存在しなかった話も略す)

⑤このアメリカの圧倒的軍事力の前にイラク軍将校等は「イスラム国」を組織しシリア等に散らばった。

 ブレア・イギリス元首相は「過激派テロ組織『イスラム国』台頭はアメリカの『間違ったイラク戦争』が原因」と明言した。

⑥このイスラム国を支援する国々(民)も多く、アメリカがいくらイラクやシリアを空爆しても壊滅させることは出来ていない。

(参考)アメリカ側の発表資料なので少なめな勢力範囲なのであろうが、2015年暮れ頃のイスラム国勢力図


⑦それもそのはず、日本の日中戦争の便衣兵(ゲリラ)やベトナム戦争の人民解放戦線(べトコン)にみられる様に、その国の民衆が味方に付いているからだ。

(参考)日本では小さなテロ組織を「イスラム国」と呼ぶのは止めようと政府マスコミが言い出し、やれ「IS」だ「ISIL」だ「ISIS]だと訳が分からない名前で呼ばれているが、上のイスラム国統治範囲を見たら「イスラム国」と呼んでもいいのではないか。その方がピンとくる。


テロとは軍事力のガチンコ勝負では絶対勝てない強大国に対し弱小国がその相手に戦争を挑むやり方であり、先に述べたようにテロは「イスラム国」と「アメリカ・有志連合」との戦争である。

(参考)フランスで起きた無差別テロ、これは空爆してくるフランスに対し軍事力では対抗できない弱小国が強大敵国に戦いを挑むやり方で、観光立国のフランスで無差別テロが発生すると観光客は激減する、観光客の落とす金が激減すればフランスの経済に深刻な影響を及ぼす。
こうして弱小国が仕掛けるテロにより軍事大国が疲弊して弱ってしまう。テロとは敵国に対するそういう「戦争」のやり方なのだ。

ここからが重要なので、よく聞いてほしい。何回も言うが、

今のテロや空爆はイスラム国(イスラム教国)とアメリカ・有志連合国(キリスト教国)との戦争なのだ。

それに対し、日本の安倍首相はベトナム戦争のときと同じくアメリカのイラク空爆・シリア空爆を全面的に支持し、「イスラム国の壊滅を期待する」と世界に向かって発表し、その後、決定的となったイスラム国と戦う国々に資金援助(220億円~230億円)を宣言した。


これに怒った「イスラム国」はその時人質に取っていた邦人2名に対し、敵国に出すのと同じ220億円から230億円を人質に出せと安倍首相に迫った。

「日本政府と日本国民へのメッセージ」

日本の首相へ

日本はイスラム国から8500キロも離れていながら、自発的に十字軍(キリスト教国=アメリカを基軸とする有志国連合)に参加した。

日本国民に告ぐ。あなたたちの政府は『イスラム国』と戦うのに2億ドル支払う、という愚かな決定をした。

(従って、我々も)邦人人質2名に同額の2億ドル支払うように要求する。


これから後藤健二氏殺害に至るまでの日本政府の対応も大問題なのだが、長くなるのでじっと我慢して先を続ける。

海外から「安倍首相が後藤健二氏を見殺しにした」と書かれるほど日本政府は「何もしなかった」

あなたはこの間、「人命第一」を唱えた政府がどんな手を打ったのか、イスラム国とどんな交渉をしたのか、を言えますか?

それは分かるはずがありません。これには「秘密保護法」を適用したのですから。(下記の政府検証発表後)



それにしても「イスラム国と一度も直接交渉はしなかった」日本政府に対し、イスラム国は、

アベ(安倍首相)よ、勝ち目のない戦争に参加するというお前の無謀な決断のためにこのナイフがケンジ(後藤健二氏)を殺すことになった。

そして、お前の国の国民が世界のどこにいても、我々はこれから虐殺を続けて行く。


と声明を発表。

これは「イスラム国」の日本に対する「宣戦布告」なのだ。

ちなみに、後藤氏殺害に対して「テロを断じて許さない。その罪を償わせる。」と言った安倍首相の言葉が「イスラム国」に対する日本の正式な宣戦布告と言える。(2億ドル出す、が非公式の宣戦布告として)

そして、今年(2016年)7月2日バングラデシュの首都ダッカの高級レストランが「イスラム国」に襲撃され店の客が人質に取られたとき、イスラム教国の客は丁重に送り出されたが敵国であるアメリカと有志国連合に属する国の人々は射殺された。
その中にイスラム国が宣戦布告した敵国の日本人が7人含まれていた。

その襲撃時の目撃談:
40代の男性が店先で「私は日本人だ」と英語で3回叫び「どうか撃たないでくれ」と言ったが、実行犯に店内に連れ込まれて射殺された。

かって日本人は中東諸国から尊敬され、日本人と分かれば危害を加えられない、と言われてきた。(後藤氏や中村医師の談)

今では、日本人が殺害の対象となってしまった。

安倍首相の日本人に対して犯した罪は計り知れない。

ところが、日本のマスコミからあなたに伝わってくるのは、

「国際テロの時代だから、日本も狙われて当たり前」

この様なマスコミ報道により、安倍首相は相変わらず55%~61%の国民の支持を集めている。

最後に最初のブログをもう一度書いて今日は終わらせる。

※本当に安倍晋三は日本と日本人を破壊させる悪魔ではないか。

※一番の悪魔はテレビです。



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