私的感想:本/映画

映画や本の感想の個人的備忘録。ネタばれあり。

「ターネーション」

2005-11-29 21:54:38 | 映画(た行)
かつてはモデルとして美しさを誇った母が精神病に苦しむ現状、家を捨てた父、幼い頃に受けた虐待の記憶、自らも蝕まれていく【離人症】という病による精神と肉体の分裂、ゲイであるセクシャリティ、アメリカの家族のあり方-。
そして今なお安らぐことのないアメリカの魂の、未来への希望を描いたドキュメンタリー。


ドキュメンタリー映画である。上にも書いてある通り、監督であるジョナサン・カウエットの家族史が描かれているわけだが、これがなかなか激しく、愛憎に満ちている。
個人的には精神に異常をきたした母親の様子や、そんな実の娘を前にしての祖父の態度に恐ろしいものを感じた。作り物とはちがう、ドキュメンタリーゆえの迫真性は見ていて胸に迫るものがあった。
題材が刺激的ということも大きいのかもしれない。

しかし編集の仕方のせいか見づらい面もあり、映画としての盛り上がりには欠ける。そのため、刺激的な題材の割に若干退屈でさえあった。

評価:★★(満点は★★★★★)

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1 コメント

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Unknown (みんなのプロフィール)
2005-11-30 11:33:33
ブログ開設おめでとうございます!!

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