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2006年度作品。イギリス=アメリカ映画。
ジャーナリスト志望の学生サンドラは、マジックショーに参加しているとき、敏腕ジャーナリストの幽霊と遭遇。彼からロンドンで発生している連続殺人の犯人を聞かされる。サンドラは事件の真相を解き明かそうとする。
監督、出演は「アニー・ホール」のウディ・アレン
出演は「ロスト・イン・トランスレーション」のスカーレット・ヨハンソン、「X-MEN」のヒュー・ジャックマン ら。
設定に難のある映画だ。
死神や死者が現世に現れて犯人を教えるという設定はともかくとしても、スカーレット・ヨハンソンがウディ・アレンと組む過程はいかにも強引だし、タロットカードを見つけて犯人だ、と思う部分も証拠としてはいささか弱い。
それはプロットを進めるためのご都合主義にしか見えず、いささか引いてしまう。
しかし作中にただようとぼけた雰囲気は楽しく、ところどころでくすりとさせられる。ラストで、映画のお約束に対する皮肉が効いているのも悪くはない。
それに説得性がなくとも、構成がいいのかなんだかんだで、プロットに興味をかきたてられる。そのためもあり退屈することはなかった。さすがはウディ・アレンといったところだろう。
積極的にすばらしいとは思わないが、優れた作品であることはまちがいないだろう。
評価:★★★★(満点は★★★★★)
制作者・出演者の関連作品感想:
・ウディ・アレン監督作
「マッチポイント」
・出演作
「ブラック・ダリア」
「プレステージ」
「マッチポイント」
「理想の女」
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「プレステージ」
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