私的感想:本/映画

映画や本の感想の個人的備忘録。ネタばれあり。

「惑星ソラリス」

2006-04-04 21:07:01 | 映画(ら・わ行)


1972年作品。
先日亡くなったスタニスワフ・レムの原作を映画化。人間の思念を読み取り、それを物質化する惑星ソラリスで起こる哲学的な物語。
監督はソ連の巨匠、アンドレイ・タルコフスキー。


それほど好みの作品ではない。それなりに楽しむことができるが、いま一つ心に響かないのだ。
とはいえ、不安定な感覚を映像化しているあたりはなかなかのものである。そのためもあり、いくつか映像的にすばらしい面もある。
でも長いと感じたことは否定できない。ここまで長くする必要はないだろう、という気もする。幸い、眠たくはならなかったが、見ている最中、集中力が切れてしまった。
死んだ妻との出会いに対する罪悪感、ラストシーンでの意味深い出会いなど、考えさせられる部分もあるけれど、それ以上ではない。
ここまで来たら趣味の問題だろう。

評価:★★(満点は★★★★★)


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