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2007年度作品。アメリカ映画。
人々が皆、ダイモンという守護精霊を連れている世界。12歳の少女ライラの周りで、ある日、子供たちが次々に行方不明になる事件が勃発。ライラは持ち前の好奇心で捜索に乗り出す。やがて明らかになる彼女の不思議な力。ライラは、誰も読むことができないと言われる、真実を指し示す「黄金の羅針盤」を読み解くことができるのだ。ライラの旅は、恐るべき北の地へと続いていく。
監督は「アバウト・ア・ボーイ」のクリス・ワイツ
出演はダコタ・ブルー・リチャーズ。「ムーラン・ルージュ」のニコール・キッドマン ら。
原作を読んだことはないが、それが上下二巻本であることを知っている。その長さのゆえだろうか。ずいぶんとエピソードを盛り込んでいるな、と見ている最中何度も思った。
展開が速いと言えば聞こえがいいが、その速さのためにひとつひとつのエピソードがなおざりになっており、どれも描写が薄い。もう少し腰をすえて描いても良かったのに、と個人的には思う。
また厚みのないエピソードのために、いくつかの部分でご都合主義だな、と感じる面が見られた。飛行船のおっさんがついてくる部分や、切り離しの少年が見つかる部分、ラストのバトルで魔女が現れる部分などは、個人的には腑に落ちない。
また敵対関係の構図もつめこみすぎのため、わかりにくくなっていたのがマイナス印象だ。まあおまえがバカだからと言われたら否定はしないが。
けなしてばかりも何なので良かった点も上げよう。
目を引くのはCGの美しさだ。白熊の毛並みの流れるような美しさや、ダストが散らばる描写は素直にきれいだ、と思う。金をかけて技術をつぎ込んでいるだけはある。
またエピソードのつめ込み過ぎはあるものの、おもしろくしようと努力していた姿勢は感じられ、好印象だった。
だがこの作品は個人的には可もなく不可もなくで、積極的に見たい映画ではない。続編があるようだが、いまの段階では次を見るかは保留である。
しかしてっきり一話完結タイプと思っていたが、謎を残したまま終わりとは思わなかった。
そのあたりの説明を事前に徹底してすべきでは、と映画の宣伝部に苦言を呈したい。
評価:★★(満点は★★★★★)
出演者の関連作品感想:
・ダニエル・クレイグ出演作
「007 カジノ・ロワイヤル」
「ミュンヘン」
・サム・エリオット出演作
「サンキュー・スモーキング」
一緒にまた観よう!」と言ってましたが、待てど暮らせど
続編作りませんね…
友達には赤ちゃんがいるのでしばらく、映画館無理ですが、また一緒に映画館行けるといいなと思います
色々な原因についての憶測がネットで書かれていますが、
楽しみにしてたんでションボリします…(涙)
続篇もここまで時間が経つと、さすがにつくらないのでしょうね。僕はともかく、気に入った人には残念なのだろうなって思います。
奇跡を待つしかなさそうですよね。