シンデレラのドイツ語版だ、と思って読んでみたら、
結婚式の準備
の話だった。副題は「Meine Traumhochzeit(私の夢の結婚式)」。ドイツ語は易しいので辞書なしで読める。
女の子向けの本なので、シンデレラが主人公で結婚式の準備をするのはわかるけれど、私が年を取ったせいか、自分では何もしないシンデレラにイライラした。
準備を手伝ってくれるお付きの人がアクシデントで退場した後、シンデレラは『あぁ、あの魔法使い(gute Fee、よい妖精)がいてくれればいいのに』と言ったら、魔法使いが出てきて『結婚式はいつなの?』と聞いたら
明日
という。
で、魔法使いが豪華なドレスやケーキなどを用意してくれたけれど、シンデレラは『もっとシンプルなのがいい』と思うけれど、自分では魔法使いに伝えられず、友達のねずみが伝える。魔法使いはシンデレラのためにいろいろとしてくれているのだから、自分で伝えればいいのに。
衝撃的だったのが
招待状も魔法使いのヘルプのもと発送
したこと。仮にも一国の王子が結婚するというのに、招待状の発送が結婚式の前日はないでしょう…
今までシンデレラは何をしていたんだろう、と思う(こういうことを考えること自体、おとぎ話の世界からは外れていると思うけど)。
そして王子が出てきたのは
最後のページ
のみ。結婚式は女の子の夢で、女の子が好きなようにできる、ということなのか。
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