徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

今年の冬

2014-01-23 00:30:30 | 勉強
今年の冬はびっくりするくらい暖かい。天気がいいと7度から10度くらいになる。雪も、11月くらいに1度、少し降った(街中では積もらないくらい)程度で、その後は雪は降っていない。きっと、

日本のほうが寒い

と思う。ソクチくんも、『こんなに暖かい冬は初めて』と言う。私も、一番暖かいコートはまだ使っていない。去年は大活躍したのに。

何年か前も、暖かい12月だったけれど、年が明けたら大雪になったこともあるので、まだどうなるか分からない(今週は寒くて、標高600m位までは雪が降る予報が出ている)けれど、『雪が降らないかしら』と思っている自分にびっくり。

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人手不足

2011-07-12 00:14:53 | 勉強
夏セメスターが終わりに近づき、試験シーズンが近づいてきた。私の研究室もいくつか講義をしているので、当然その講義の数だけ試験をしなくてはいけない。

いつもは、研究室ミーティングで試験監督や採点が出来る人を募り(多くても1回に付き5人程度)、ささっと決まってしまい、私は試験監督すらしたことがない。

今回、3つの講義の試験について話し合われた。3つとも、学生の数は

150人~250人

で、試験会場も3~5つ。試験監督は1つの会場に付き2人、大講義室の場合は3、4人必要、という。今、私たちの研究室は全部で20人程度のスタッフがいる。そのうち、研究者とカウントされるのは半数と少し(試験監督、採点する人)。
つまり、

ドイツ語が出来ないから、といって試験監督免除はできない

状況で、今回初めて『あおはいつが参加できる?』と聞かれた。まだ確定してはいないけれど、とりあえず『その日は試験監督できるように空けておいてね』と言われた。試験監督くらいはいくらでもするけれど、採点する人は大変だな、と思う。
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プレゼンをする

2011-06-27 00:16:59 | 勉強
去年の年末くらいから教授に『セミナーをしてよ。』と言われていた。
が、特に持ちネタのなかった私は特に何もせずに過ごしてきたけれど、5月、教授が動いた。

Ph.Dの学生全員がセミナーをすることになった

Ph.Dの学生としてどうかと思うけれど、私は研究室でのセミナーは初めてだった。

私は先日参加した学会で発表したポスターの結果と、その学会でいろいろとアドバイスをいただいたのでそれを反映させたものをプレゼンすることにした。

プレゼンの日まであと3週間となった日、教授が、『あおのプレゼンの前にミーティングをしよう。アポを入れておいて』と言われた。

そのミーティングで、大まかな傾向としてはあっているけれど

結構致命的なこと

を言われた(要は、作業やり直し)。
当然プレゼンには間に合わないので、今後の課題に盛り込んだ。

プレゼン自体は20分ほどで終わったけれど、プレゼン後のディスカッションが結構長かった。質問というよりはコメントや、教授やポスドク同士のディスカッションだったけれど。


機会があったので、他のPh.Dの学生に『プレゼン前にミーティングをしたか』聞いてみた。
私の前にプレゼンをした3人はポスドクとはしたけれど、

教授とはしていない

と言う。
教授は私の研究内容がよほど心配だったのだろうか…


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学会に参加する-学会編

2011-06-07 00:30:14 | 勉強


イギリスの地方都市で開催された学会に参加してきた。いつものように

ある日突然

ポスドクとミーティングをし、参加することになった。前回の学会には、研究室から7人エントリーしたので、今回も大勢行くのかな、と思ったけれど、今回は、同時期に他のプロジェクトの会議やワークショップが開催されたため、

ポスドクと2人

での参加となった。

前回の学会には学生やアジア人の留学生が多く参加していたけれど、今回はかなり少なかった。想像するに、アジア人はイギリス入国にビザが必要なことと、

学会参加費に学生料金がなかった

ことが原因ではないかと思う(学会参加費+ホテル+学会ディナー+エクスカーション参加費で1,000ユーロを超えた…)。
おかげで、口頭発表の持ち時間は20分、基調講演みたいな人の持ち時間は30分、休憩時間は午前午後それぞれ30分以上、半日はエクスカーション、という、とてもゆったりとした学会となった。

学会の会場は、いくつかのホテルや会議場が1つの場所に集まった場所で、いわゆる

リゾート地

だった。ショッピングモールも映画館もプールもあって、さらに少し離れたところでゴルフもできる場所だった。

写真は学会会場近くの駅。

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新しいカラープリンター

2010-12-05 00:02:18 | 勉強
研究室に新しいカラープリンターが入った。もともと使っていたカラープリンターが半年以上前に壊れ、その後はそれ以前に使っていた古いカラープリンターを使っていたけれど、それも2ヶ月くらい前に壊れ、私たちの研究室からカラープリンターが消えた。

そして少し前にカラープリンターが届いた。そのカラープリンターはコピー、ファックスとさらに、

スキャナー

を兼ねている(というか、コピー機にプリンター機能が付いている感じ)。

私の研究室には、スキャナーは秘書さんのところにしかなく、とても不便だな、と思っていたけれど、今後はちょっと便利になるかも。コピー機で読み取ったものをPDFにし、メール送信する。早速使う用があったので、使ってみたけれど、簡単だし、とても便利。

さらにこのカラープリンター(コピー機)、いくつかの言語を選べるのだけれど、その中に

日本語

があるのもポイントが高い。しかも、その日本語も、不自然な日本語ではなく、ちゃんとした日本語になっている(全部チェックしたわけではないけれど)。

たくさん機能がありそうだから、全部使いこなす日は来ないと思うけれど、徐々に慣れていかねば。

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契約変更後

2010-07-31 00:11:24 | 勉強
6月から契約が変わった。5月にポスドクと話をしたときは、私の給料の出所のプロジェクトのために働いてもらうけれど、基本的に、今までやってきたことと変わらない、と言われていた。

5月下旬、私のPh.Dのトピックのアイディアを教授にメールで送信した。案の定、

1ヶ月音沙汰なし

でも、とりあえず進めよう、と思い、作業していたある日、教授が、『来週、Ph.Dのトピックについてミーティングをしよう』と、言ってきた。
では、アポイントメントを、と思い、秘書さんのところに行き、『来週のアポイントメントを取りたいんですけど』と言ったら、

何のために?

と聞かれた。何のためって…『私のPh.Dのトピックについて、ですけど』と言ったら、今度は、

それは、教授は知っているのかしら?

と。
教授のアポイントメントを取るのに、教授の許可がいるのか?


ミーティング当日、私と教授は、私が5月に送信したトピックのアイディアを見ながら話をした。が、その後、いつの間にか、話題は

8月末に教授が出席する学会

の話に。そして教授は、『あれやって、これやって』と言い出した。そうか、これが

今回のミーティングのメインテーマ

だったわけか。まぁ、Give & Take、と言ったところでしょうか。

ミーティングから1週間後、教授からメールが届いた。『契約が変わったので、

そのプロジェクトの目的に沿うようにあおのトピックをシフトさせるように

』と。
若干予想はしていたけれど、話が違うではないか。なんだか、やっぱりはめられた気がする…
Ph.D修了の道のりは果てしなく長い。

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契約変更

2010-05-29 00:20:24 | 勉強
ある日、秘書さんが私のオフィスにやってきて、『あおさん、私ね、今、あなたの契約の書類を作っているんだけど、契約が変更になることは知ってる?』と言い出した。

寝耳に水でとても驚いた。研究室の予算は少ないし、ここ2ヶ月くらいの私の仕事ぶりからして

減給か?

と不安になった。
が、そうではなく、今のバイト契約から普通のPh.D契約に変更する、という。

通常ドイツでは、研究室がプロジェクトを取ってきて、そこにPh.Dの学生を配置し、学生は給料をもらって研究する。私の場合、そういうプロジェクトはなく、なんとなく研究室に居ついて、バイト扱いで研究させてもらっている(教授も、『こういうケースは初めてだ』と言っていた)ので、給料は通常のPh.D契約よりも少ない。

私のためにプロジェクトのプロポーザルを書いている、という話は聞いたことがなかったので、とても驚き、ポスドクに話を聞きに行った。

どうやら、昨年、そのプロジェクトから給料をもらっていたポスドクが、パーマネント契約になり、大学から給料をもらうことになったので、

プロジェクトの人件費が余った

ので、返金するのももったいないので、この際、私に、ということになったらしい。

給料が上がるのはうれしいけれど、そのプロジェクトは私の研究とは違うことをしているので、ポスドクに、『でも、そのプロジェクトに貢献しないといけないんですよね?』と聞いてみた。

どっちにしろ、そのプロジェクトに関して働いてもらうよ

とあっさり言われ、契約をすることになった。

ついでに、有休の確認もしておいた。Ph.D契約は、『ハーフポジション』なので、1日に4時間の労働で、年間(私の場合)29日間の有休がある。

友達とランチをしたりするのは、ちゃんと有休を使わないといけないのだろうか。でも、1ヶ月くらいは帰国もしたい(有休、足りなくなるのでは?)。例えば、月曜日に8時間働いて、火曜は有休を使わずに休む、ということをしていいのだろうか。
と、こういうことも聞いてみた。

あおが何時間働こうと、自分も教授も気にしないよ

と、言われた。『研究さえしていれば、家で仕事をしてもかまわないし(ただし、秘書さんにはその旨伝えてね)』と。

先週、履歴書みたいなものを提出し、今年12月までだったバイト契約を5月末でキャンセルする書類にサインをしたが、

新しい契約書にはまだサインをしていない

事務手続きに時間がかかる、と言われているけれど、6月分の給料をもらえなかったらどうしよう。

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出戻った人(ポスドク)

2010-04-22 00:02:12 | 勉強
3月にディフェンスをした人の2人目の人が戻ってくることになった。と言っても、お金の出所が、半分は別の大学からだから、半分はその大学で、残りの半分は私の研究室で働くことになるらしい。その別の大学は、近くの街だけれど、電車で1時間くらいかかるから、ちょっと大変だな、と人ごとながら思う。

彼のポジションは、

1年くらい前から募集

され続けていて、本来なら、この4月から正式に働きだすことになっていたけれど、応募者がいなかったのか、適任者がいなかったのか、ようやく今週、彼に決定した。少しはマンパワー不足が解消されるかしら。

問題は、彼のオフィス。彼はモデリングチーム所属。モデリングチームは、私がいるフロア(上階)を使っていて、ライダーチームは主に下のフロア(下階)を使っている。上階は、何気に混んでいる。私のオフィスも、4月からディプロマの学生が来たので、非常勤の人と合わせて3人で使用している。

下階のオフィスは1人1部屋だし、退職する人もいるので、相当余裕がある。私は、現実的には、モデリングチームにも、ライダーチームにも属していないけれど、形式上はライダーチーム。

ということは、私が下階に移動なのかなぁ?下階のオフィスは日当たりがいいけれど、プリンターまで遠いのがいまいち。

どうオフィスわけがされるのか、楽しみ。

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ミーティング三昧の日々

2009-11-28 08:28:31 | 勉強
12月締め切りの雑誌に教授が論文を投稿する、ということで、11月初めのある日、ミーティングが行われた。出席者は、教授、ドイツ人ポスドク、インド人ポスドク、私、の4人。

このうち、実際にデータを扱っているのはインド人ポスドクと私。いろいろなデータが私のところに降りてきて、いっぱいいっぱいの日々を過ごしている。

最初の週のミーティングは水曜だった。翌週は火曜、翌々週は月曜、と1日ずつ間隔が少なくなっていたので、そのうち1週間に2回ミーティングをする日が来るんじゃないか、と思っていたけれど、

その週は予想外に早くやってきた

その週は、月曜の午後、ミーティングをし、次のミーティングが同じ週の金曜の午前に組まれた。

中3日

で一体何をしろ、というのか。

ミーティングでは、『あれもできるといいよね』ということも話し合われる。締め切りまでにまだ何カ月かある時期ならともかく、締め切りまであと1ヶ月の時にこういうことを話し合うのは何か間違っているような気がしないでもない。

そんな中、ドイツ人ポスドクが、『これを知りたいよね。この計算式で求められるはずだけど』と言い出した。私は、『誰がするの…?

本命:私
対抗:インド人ポスドク
大穴:ドイツ人ポスドク

』と予想して見た。結果は、言うまでもなく私だった。現状でいっぱいいっぱいなのに。計算式も複雑だし、インプットするパラメータも不明だったので、次のミーティングで『今の状況では計算はできません』と言ってみたところ、みんなで知恵を出し合い、今あるパラメータで何とか求めたいものが求まる計算式ができた。

教授が、『誰か、この計算式が正しいかどうか、確認してほしいんだけど』と言ったけれど、

立候補者は無く、教授自身が精査

することとなった。

とりあえず、私の仕事もほぼ終了したので、次のステップへ、と思ったある日、『あおの教授がほしいと言っていたデータの準備ができたよ』と、

データが到着

した。全く寝耳に水のデータで、驚いた。他にもまだ、私の知らないデータが届くのだろうか。

この論文を教授が書く、と決めた時、教授が

This keeps you busy.

と言っていたけれど、全くその通り。
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学会へ行く-その2

2009-10-26 00:16:58 | 勉強



学会では、この前DLRに行ったとき知り合った、ドイツ人ポスドクが来ていた。彼は、今回の学会では発表しないけれど、近々開催される、プロジェクトのワークショップで口頭発表をする、という。

私たちは一部、同じデータを使い、同じ日のケーススタディをしているので、彼の作った図を見ながらディスカッションをしたり、と有意義な時間を過ごせた。その彼が、『あおも次のワークショップ、行くよね?』と聞いてきた。『行かないよ』と答えたら、

でも、リストに名前が載ってたよ

という。確かに、今月に入り、誰がそのワークショップに行くのか、を話し合った際(申し込みの締め切りは先月半ばだったのに)、教授が、『あおは行く必要はないけれど、ポスターを出したら?』と言っていたけれど、その後、何も言われなかったので、放置していた。

でも、『リストに名前?』と思い、ちょうど、そのワークショップをオーガナイズしている人が学会に来ていたので、捕まえて聞いてみた。『私、要約とか出していないんだけど、今からでもポスター発表の申し込みってできるのかしら?』と。

え?もう、申し込みされているし、タイトルも届いているよ

どうやら教授が勝手にタイトルを決め、申し込みをしたらしい。どうせなら、そのメールをccで私にも送ってほしかった。

これは、ポスターを作らないといけない、と思い、タイトルをメモした。そんな様子をみて、私を気の毒に思ったのか、

タイトル、変えても大丈夫よ

と言ってくれたけれど、まぁ、これならいけそうかな、と思い、学会中、ポスターの構成を練ることにした。おかげで、学会の楽しさが半減した。

写真は市庁舎の中のホール。
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