2010年 日本作品 149分 GAGA配給
STAFF
監督:深川栄洋
脚本:深川栄洋 入江信吾 山本あかり 原作:東野圭吾『白夜行』
CAST
堀北真希 高良健吾 姜暢雄 緑友利恵 今井悠貴 福本史織 戸田恵子 船越英一郎
この映画を観るために、四年前に一度読んだ原作を再読して復習したばかりです。
何だか、スケールの小さな話になってしまったなぁー、というのが第一印象。
それは、原作では舞台が東京と大阪が交互に出てくるのに対して映画は東京、、、とは特定されてないんだけど、標準語だったので東京かな?とにかく一箇所に限定されているという空間的な問題。
そしてまぁ、あれだけ分厚い原作なので、149分という映画としては長い方の尺でも収まりきらないだろうとは予想つくけど、登場人物のかなりの削減。
ここまではイイとして…。
一番腑に落ちないのが笹垣演じる船越英一郎のキャスティングと設定。
笹垣が息子を亡くしているという原作にはない設定と、船越英一郎=2時間ドラマによく出てる人というイメージが組み合わさって、なんかこれまた2時間ドラマのニオイが漂ってしまうんだなぁ( ̄▽ ̄;)!!
ラストの彼の独擅場は何なのよ…。
笹垣は刑事バカだったんだよ。こんな2時間ドラマのクライマックス仕立てにしないでよ、、、とガッカリです。
あと、原作では主役二人の一人称では絶対に描かれることなく、他の人々の目線から見たイメージや評価でしか描かれていないため、事件の動機、真相ですら断定はされていない。けどこの映画版ではすべてタネ明かしをしている上に動機も十分に明かしてしまい、主役二人に対して赤裸々に同情すら求めるような描写でこれもガッカリ。
なぁんて不満たらたらの鑑賞だったのですが、観終わった後パンフレットを読んでニヤリ。
原作者の東野圭吾氏が、オブラートに包んで、私の言いたかったことをズバリと書いてくれてるじゃありませんか。
私のイメージ通りのキャストは、戸田恵子さんだけでした。
主役二人も合ってたんだけど、堀北真希ちゃんがもう少し年を重ねたとき、また雪穂役を見たいなぁと思いました。
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